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主体性の正のループに乗るために

こんにちは。笠岡です。

当時の社長の言葉を受け売りしただけの昔のツイート(↑)がプチバズしましたが、今回はこれに関連する話です。

ランク王(昔のCandle)では、「未経験のインターンが学ぶべき17つ心得」のようなものがありましたが、その一つに「主体性」があります。
※ 他の心得も順次紹介しますが、過去のnoteもそれらの一つです。
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気を取り直して、今回の記事は、こんな人向けです。
・自分には無限の可能性があると感じる
・今所属しているチームに不満や違和感がある
・世の中に対して怒りの感情を覚える
・星野源さんには正直がっかりしている
 ※ 「7つの習慣」の第1章とかなりかぶります

本当のことを言うと、
リーダー職の人はもちろん、チームに属する一メンバーが必ず意識すべきと僕が教えていることを書きます。

結論:主体性の定義

主体性とは、自分の影響が及ぶと認識している範囲(影響の輪)のことで、主体性を上げる(影響の輪を広げる)ことで、幸せになろうと言う話です。

<図解>主体性が低いとき

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<図解>主体性が高いとき

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とはいっても、そんなに単純なことではないので、詳しく説明します。

1. 人間のデフォルト脳は枠内での解釈である

なぜかはわかりませんが、
人間はみんな「枠内での解釈」をするよう脳みそが育ちます。

例えば、英語などの「現在完了形」について。

現在完了とは、述語で表現される事象が現在の時点で完了しており、過去の状態が現在と関連していることを表す時制で、完了・継続・経験・結果の4つの意味がある。(参考:wikipedia)

英語を話す方はこのように覚えておらず、過去から現在に向かうイメージとして無意識に世界を捉えているはずです。
ところが、その世界の見方を知らない人は、これを解釈的に理解しようと試み、匙を投げます。

いずれにせよ、人間の脳みそが通常状態では、入ってきた情報を現在の脳の枠組みで捉えようとします(現在完了の"気持ち悪さ")。

2. 枠内の解釈時に、「受け入れる」か「蹴り返す」を決める

スライド3

さらに、外界の情報が脳に入るとき、人間の脳は解釈の中で「受け入れる」と「蹴り返す」を選択しています。

この姿勢が成長の妨げになることは以下のnoteで詳しく書いていますが、今回は、人間がデフォルトで自分の経験や思考の枠組みから解釈的に物事を捉え、解釈できないものは無意識のうちに蹴り返す態度を取ることを念頭に置きます。
※ 以下のnoteでは「受け止め」て飲み込むことを推奨しております

3. 枠外のことには一切所有感を持たない人間

上の例で蹴り返された「現在完了」は、今後心理的にout of control(制御の範囲外)な状態になります。わかりやすくいうと、心のどこかで諦めている(with 負の感情)状態です。この範囲外を「関心の輪(←→影響の輪)」と呼びます。

コーチングなどでは、「〜〜の数値が低い」を「どのようにすれば、〜〜の数値を上げられるだろうか?」と問題を疑問文に変換する手法が取られますが、これは関心の輪(影響の輪の外)にある問題を影響の輪の中に入れるための手法です。
※ 実際に上にあげた例も「すごい会議」というコーチングで学んだことを応用して書いています。

少し例がわかりづらいので別の例を出します。あまり仲良くない(なんなら嫌いな)知人を思い浮かべてください。その人と共同で何かをなそうとして、うまくいかなかった。心の中では「だってあいつが〜」などと思ったりします。その状態はすでに主体性が低い状態で、高い主体性のもとでは、「そんな嫌いなあいつと仲良くなる/ことをなすためにはどうすればいいのか?」「できないのはあいつのせいじゃなくて全部自分のせいだ」と思うべきであるという話です。デフォルトでは、嫌いなアイツを無意識に自分の影響範囲の外に出してしまっている状態ですね。

ここまでをまとめると、
・人間の脳は自分の枠の中で物事を解釈しようとする
・解釈の際、すべての事象は「受け入れる」または「蹴り返す」に無意識に仕分けられる
・蹴り返された事象に対して、人間は驚くほど所有感を放棄し、何か問題が起きたときに外部のせいにする

まず、この脳みその使われ方を認識することが重要です。
ここまでであまりピンときていない方は、根っからのスーパー主体性人間なのでこのnoteを読む必要はありません。

受け止めることで影響の輪を認知し、広げる

スライド4

じゃあどうすればいいの?というと、受け止めてください。

もちろん全ての事象に自分が影響を与えられるわけはないので、影響の輪の外に追い出すことも必要なのですが、重要なのは自覚的に輪の外に追い出すことです。

その中で、今までは無意識に影響の輪の外に出していたけど、それ本当は自分によって解決できるんじゃないの?というのが結構出てきて、・・・というかなんなら、うちでは「自分の目標に達するかどうかはもちろん、会社が伸びるか、他の人の数値が伸びるかもすべてが自分の責任だと思え」と言っています。それくらいに思っていると以下のような会話も解決します。

・「〜は...さん待ちです」→「...さんのはいつできるの?」→「わかりません」
・「...さんが遅れたので〜が遅れました」
・「新垣結衣さんがご結婚されたショックで作業が手につきません」
(↑このような会話はすべて当人の主体性が低いことにより起きるロス)

このツイートもそうで、陰口は何も解決しない。ただ陰口を言いたくなるのって、自分がその人を変えられるとか、その人の起こす問題を解決できるとかの可能性を無意識に潰しながら、その遣瀬ない思いを吐かなければやっていられないからだと思います。
自分がその人の悪いところを改善しようとか、本当に会社を大きくしようと思っているんだったら、直接指摘すべきです。(弊社では直接の指摘はok)

5. 正のループに乗る

主体性を上げることで、つまり、自分の影響範囲を広げ、周囲に正の影響をもたらすことで、自分にさらに影響力がつき、影響範囲が広がるという正のループを実現できます。

ただし、自責思考が強すぎると、逆に抱え込んで精神的に追い込まれる、みたいな負のループもあります。経営者はお腹痛くなりがちです。冗談のようですが、塞ぎ込みそうになったら無理はしないように注意しましょう。

まとめ

久しぶりに文章を書いたので読み返したらわかりにくい上に、厳密には間違ってたりすることばかりで申し訳ない気持ちです。

今回言いたかったことは、主体性とは、自分の影響が及ぶと認識している範囲(影響の輪)のことで、その輪をメタ的に認知した上で、もう少し今までよりも輪を広げていきましょう、という話です。

社内でこの文化を徹底するためには、トップや各メンバーがこれを認識して、主体性が低い言動を働いたときにちゃんと指摘することが重要です。うちでも、「その言葉使ってる時点で主体性低いよね」などの会話がよく交わされています。

さらに、生活のどんなところでも、「〜のせいで」と思ったり、イラッとしたタイミングで、ふとこのnoteを思い出して、何が影響の輪の外にいて、どうすればその問題を解決できるか?と考えられるようになれれば、主体性思考法はマスターです。

※ あまりに自責や主体性が強いと心理的に参ってしまったり、モラハラになってしまいます。あくまで一つの考え方として受け入れるようにしましょう。


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