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太陽が牡牛座へ:3分割傾向と神話ご紹介/お誕生月おめでとう

今年は4月20日11時25分
太陽が牡羊座から牡牛座へと移動します。
牡牛座生まれのみなさん
お誕生月おめでとうございます。

ということで今日は
この月の星座特集 今月は牡牛座さんです。
牡牛座さんもそうでない方も
よかったらおつきあいください。

牡牛座は2つの星団を持つ唯一の星座

牡牛座は 黄道12星座のうちの2つめ
地のエレメント。
牡羊座から少し成長して
個人としての自分を感じはじめる星座です。

元々、占星術が生まれたころは
春分点はこの牡牛座にありました。
だからとても重要な星座でした。

さらに、そして日本ではスバルが有名ですが
この星が含まれるプレアデス星団と、
大きなアルデバランという一等星を中心ししたヒアデス星団、
この2つの星団を含む星座が牡牛座です。

実際には、この2つの星団には距離があるそうですが
何にせよ、2つの星団を含む星座は他にないのです。
そのためだけではないですが
所有の星座 キーワードも I have の牡牛座です。

牡牛座は牡だけど女性的イメージ?!

牡牛座は、牡牛だからオスなんですが
守護星は金星ですし
その守護神はアフロディーテですし、
例えばエジプトでも
女神イシスの冠に牡牛の角がつけられていていたり
(それは月の形だから、多分三日月とかのカーブだと思いますが)
タロットカードでいえば、牡牛座に対応するのは女帝、
皆を愛する母なる存在、非常に女性的で
おっとりしていたり、いつくしむ愛に溢れる
やわらかいイメージです。

なので、牡牛座というとこちらの
イメージを持たれる方も多いかもしれません。

でも、神話の方はなかなか男性的。
ギリシャローマ神話では
牡牛座ですから、主役はやっぱり牡牛です。
牡牛座を知るためには
イメージがつかみやすいと思いますので
今日も 先に、神話からご紹介します。

牡牛座の神話には2つの説があります。

牡牛座の神話その1 ゼウス編

まずひとつめ、現れたのは、全能の神ゼウスです。

いつも女性にちょっかいを出しては
妻のヘラに叱られますが、
このゼウス、今回もまた
きれいな女性に心をうばわれております。

そのお相手はフェニキア(テュロス)王の娘 
王女エウロペ
エウローパと書かれたりもしますけど
今日はエウロペといっていきます。

それは彼女が海岸にいた時のこと。
ゼウスは、またヘラに浮気をとがめられないように
美しい、真っ白な牡牛に姿を変えて
彼女に近づきます。

エウロペはその牛の美しさに
思わず近寄って遊んでしまいました。
ゼウスが上手に引き寄せたんでしょうけれど、
警戒をといて、そしてついにその牛に
またがってみてしまったのです。
これはまずい!ですね。

案の定、そのとたん、ゼウスである
美しい真っ白な牛は海へ走りだしました。

エウロペは落ちないようにと
角にしがみついて必死です。

そしてゼウスである牡牛は、
走って走って
クレタ島につきました

…というか、クレタ島に拉致です。

またか、ゼウス!と思ってしまう私ですが、
ともあれ、この時ゼウスが変身した牡牛の姿、
これを星にしたのが牡牛座という話です。

んん。。。なんだかなあと思ってしまいました。

牡牛座の神話その2 ミノタウロスの父の牛

でもまだ続きがあります。
そしてこっちは、この後に出てくる別の牛が
星座になったお話。

さてクレタ島に渡ったゼウスとエウロペですが、
何やかんやで二人はそこで3人の子どもを設けます。
ミノス、サルぺドン、ラダマンテュスです。

でもその後、彼らの母であるエウロペは
クレタ島の王様アステリオスと結婚します。

そして3人は成長して、王位継承問題が出てきます。

元々のクレタ島の王さまの子でもないのですが
ゼウスの子だからだったのか、
クレタ王に男子がいなかったのか解りませんが、
ともかく、このうちの誰かが
クレタ島の跡継ぎ、王位継承者ということになったそうです。

そして3人の息子は争います。

その時ミノスは、自分こそが継承者である、
なぜなら、自分の望みは神々よってかなえられるからだ 
と言います。

全能の神の長子だからですか、よくわかりませんが、
ともかくミノスは「生贄にする牛を一頭ください」と、
海の神ポセイドンに祈ります。

すると願いはかなえられ、
とても美しい牛がやってきました。

ほらごらんと、ミノスはクレタ島の王になりました。

でも!ミノスはこの牛があまりに美しくて
生贄にするのが惜しくなりました。
そこで、他の牛を生贄にしました。
つまり、生贄にするからっていわれたから贈ってくれた
ポセイドンを裏切ることになります。

怒ったポセイドンは、ミノスではなく
ミノスの妻に呪いをかけました。

何と妻は、そのポセイドンが贈った牛に
恋い焦がれることになるのです。
そしてあれこれ作戦をたて
交わってしまいます。
人とウシなので、なかなかの展開ですけど。

この愛の逢瀬にも実は
ひとエピソードありますが、今日は省略します。
また別の機会にでも。

話を戻しますと、結局ミノスの妻は
牡牛の子どもを身ごもり、そして産みました。

その子は人の体にウシの頭、
この名前は有名かもしれません
ミノタウロスと呼ばれるようになります。

牡牛座になったのは、このポセイドンが贈った方の牛
つまりミノタウロスの父と言うのがもう一つの神話です。

といわれても、これもなんだかなあと思います。
それよりも、ミノタウロスの方が気になる
と思う方も多いかもしれません。

その末路をかいつまんで話しますと、
ミノタウロスはとても狂暴で、人を食べる牛だったので
王様は迷宮に閉じ込めて生贄を与えるんですが
ある時ついに退治されます。

退治したのは、最近漫画、ドラマで
名前が有名になりました
かの英雄「テセウス」です。
まさにテセウスの船。
それはまたいつかお話できたらと思います。

牡牛座の多面性

さてこの神話ですが、
牡牛座が意外と激しい気質を持っているという
一般にはあまり持たれないイメージが
私はこの中に含まれているような気がするのです。

豊穣の大地、花咲く平和な野原のような牡牛座、
その奥には沸々としたエネルギー。
なかなか頑固だったり負けず嫌い
強い気質があります。

そして美意識は高いですし
審美眼にも優れる芸術の星座でもありますが、
同時に快楽の星座、享楽的なことに流されやすいとも言われます。
また、飲食をつかさどったりもします。

これは、ミノスの妻が、
この牛に恋い焦がれて想いを遂げるために
押しまくる積極性、
情念のような激しさや衝動性、
牡牛座の恋愛もなかなか激しいものがあったりします。
それに元々ゼウスの神話にしても
想いを遂げるために拉致していきますから、
こちらもかなり積極的で強引ですね。

そんなところから、
あんなにおっとりしている人が、
こんな大胆なに!とか、大恋愛をなどと、
驚かれるようなケースも珍しくはありません。

牡牛座についてのまとめ

牡羊座で誕生して、
牡牛座はいわばそのまま
まだ母の腕の中で護られて
その腕の中で、母乳をもらう幸せな時、
そこにそのままいたいというイメージです。

でもだからといって、それだけだと思ったら大間違い。
芯も強く、やる時ややるし、
ひとつの目標がさだまると徹底的に掘り下げ、
粘り強く、エキスパートになることもあります。

快楽主義者でもありますが
現実主義者でもあるから、
両方のいい所をとっていく星座でもあります。

守護星は金星。
美しさや美的感覚、五感もすぐれていて
声の美しさや特徴があり魅力的な人も多いようです。

30度の星座を3分割した傾向

といってもまたいつものように
これらはあくまでも太陽が牡牛座にあるというだけのこと。
星読みはその人の出生時の星、
少なくても10個以上を全部みて話ますから
これだけではあてにはなりません。

でも太陽だけでちょっとでも近づくために、
今回も3分割した傾向を付け加えておきます。
こちらは音声でお聞きください。

ということで、今日は牡牛座さんのお話でした。
牡牛座のみなさま、また一年、
どうぞ健やかに笑顔でいっぱいで過ごせますように
心から願っております。

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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