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Dog Is Deadの思い出

今回のブログは日記ではありません。
10年前、イギリス留学中に出会って大好きになったインディーズバンド、Dog Is Deadにまつわる私の思い出話です。(後に改名してD.I.D)

日本での彼らの知名度は低く、「Dog Is Dead バンド」で検索しても、日本語の情報は多くありません。
詳しく書いてくださってるのはこちらのブログくらい。↓

私のブログは何の新情報も提供出来ません。
ですが、このブログを目にした人がDog Is Deadを聴いて新しいファンになってくれることを願って、完全に自己満足ですが書きます。書かせてください!長くなります!

私が彼らを初めて知ったのはYouTubeで観たTeenage DaughterのMVでした。
このMVは当時バズっていたので、もしかしたら観たことがある方もいるかもしれません。
映像も音楽もかっこよくて衝撃を受け、この曲が収録されたアルバムAll Our Favourite Storiesを近所のHMVで購入して何度も繰り返し聴きました。
彼らの曲の特徴としてはコーラスが入っていることで、それが神聖さのある良い違和感を生んでいると感じます。

(↓私は普段iTunesで音楽を聴いているのですが、日本のiTunesではこのアルバムを探せないのでYouTubeのリンクを貼っておきます。)

彼らは当時注目の若手だったのではないかと思います。
確かBBCのRussell Howard's Good Newsという番組の宣伝に使われていた記憶があり、(動画が探せなかったので私の勘違いかも…。)それがどのくらい凄いことなのかはわかりませんが、当時の私は「この人たちは絶対に売れる!もっと世界的に成功する!」(何様)と思っていました。

そんなある日、Dog Is Deadが私のフラット近くの小さなライブハウス53 Degreesでライブをすることになったのです。
友人を誘ってもちろん行きました。
お客さんはそこそこ入っていて、キャピキャピした女の子たちも多く、もしかしたらアイドル的な人気もあったのかもしれません。
メンバーがライブハウスに入るのを見て、興奮して泣いている女の子も居ました。
 
Dog Is Deadの前座は2組で、最初の一組は酒を飲みながらカッコつけて演奏していた下手なオルタナっぽいバンド。
二組目はTo Kill a Kingというバンド。
私はこのバンドを気に入って聴いていたのですが、前列の女の子たちが彼らに背中を向けてペチャクチャおしゃべりをしていて…。優しいしっとりした曲の最中もその子たちの声が聞こえるし、他の客も全然乗ってなくて。
ボーカルの人が「Dog Is Deadが出てきたらもう少し盛り上がってね」的なことを悲しそうに言っていた記憶があります…。
結局彼らの出番は盛り上がらないまま終わったものの、私は後日彼らのアルバムを買いました。(Cannibals With Cutleryというアルバム)

 で、やっとお待ちかねのDog Is Deadが出てきて。
プレイしてくれた曲はどの曲も聴きこんでいたので、生演奏で聴けてとても嬉しくて。
当時スマホを持っていなくてデジカメを持って行って、撮影しながら観ました。(その動画を載せたかったのですが、あまりにも画質と音質がひどいので止めておきます…。)
 
ライブ後にはグッズのTシャツとトートバッグを買い、メンバー全員からアルバムにサインをもらって写真も撮ってもらいました。
 
その後も帰国するまでずっとアルバムAll Our Favourite Storiesを聴き続けていたので、これを聴くとイギリスの街並みが思い浮かぶようになっていましたが、日本ではあまり聴かないようにしていました。
何度も聴いてしまうと、この時間を巻き戻せる感覚を失ってしまいそうで怖かったからです。ある日、思い切ってバスの中で聞いてみたらやはり留学当時の空気が鮮明に思い出されて鳥肌が立ったことを覚えています。
 
社会人になってからも彼らのレコードを買ったり、ネットで情報を集めていました。しかし、2016年以降、新曲の発表はありません。
注目を浴びたAll Our Favourite Stories以降の曲も、D.I.Dに改名した後の曲も良い曲が多いだけに残念です。

公式のTwitterは今でも年に一度くらい音楽に関係ないことをつぶやいたりしています。
Twitterに投稿がされるたびに「戻って来て!」というファンのコメントが付いていて、活動再開を待っているのは私だけではなさそうです。
メンバーは今何をしているのかな。
万が一、Dog Is Deadの知り合いの方が居たら「お願いだから活動再開してくれ」とお伝えください!(笑)
私は今でもDog Is Deadがいつか再評価される日が来ると信じています。

私のとりとめのない思い出語りになってしまい申し訳ないですが、これを読んでDog Is Deadに興味を持ってくれる人が居ますように!


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