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本好きさんおすすめ。素敵な言葉が多数登場する、韓国ドラマ「ロマンスは別冊付録」

M氏よりおすすめされた韓国ドラマ「ロマンスは別冊付録」を見終わった。


いやぁ、名シーン&名台詞だらけのストーリーでした!
何度も見たいドラマをあげるとしたら、コレ!って言うほど、温かい気持ちになれる素敵なドラマでした。

ラブコメ色が強いと見ないんですが、見た目とは裏腹にヒューマンものです。


韓国ドラマあるあるのドン底から這い上がって夢のあるストーリー×恋愛×コメディ×ヒューマンもので、ヒットの法則が詰め込まれたかのようなドラマ。
韓国でも人気だったそう。


メインは、作家・出版社の編集長・教授の三足の草鞋をはくチャ・ウノ(イ・ジョンソク)&高学歴で仕事がデキる・美人なカン・ダニ(イ・ナヨン)の二人のムズキュンドラマですっ。笑

舞台は文芸本の出版社なので、企画出しやマーケティング施策など仕事術の参考にもなる。ファッション・インテリアも可愛い、仕事のデキる・頑張る女子が登場するので、見ていて楽しい!
韓国ドラマって人物の描き方、見せ方がとっても丁寧で、人物に共感できるし本当にハマりますね。(愛の不時着以来ハマっている)


本をテーマにしているだけあって、セリフの言葉が一つ一つが美しい。人を本で例えているところが素敵。まるで詩集を開いてるような言葉が多数登場するんです!


印象に残る名シーン&名台詞を紹介します。


1.チャ・ウノがカン・ダニに愛の告白をするセリフ。

月がきれいですね

夏目漱石が「I love you」を訳すときに、この言葉と逸話があるそう。
「月がきれいですね」「雪がきれいですね」ってシーンが出てくるのですが、日本人が好むような情緒を感じました。

2.カン・ダニがチャ・ウノの変化に戸惑い、ブックデザイナーのチ・ソジュン(ウィ・ハジュン)に打ち明ける場面。

古い本を再び開く 私の好きな本で
何度読み返しても下線を引いてしまう本
毎日新たな発見をさせてくれる本
私の一番古い本(「チャ・ウノ」っていう本)
.
.
.
つらい時も楽しい時もいつも気軽に読んでた
内容を暗記できるほど読んだ
でも最近はその本が少し変なの
なぜこんなところにー
私は下線を引いたのかなって思うの
読み慣れた本なのにー
このところ新しい文章も見える
いつも読み飛ばしてたのね
初めて読む本みたい

この時のチ・ソジュンの返しも素敵なんです!

読み手のダニさんが変わったせいかも
いい本って時を経て読み返すと印象が変わるでしょ?
大人になるから
本は変わってないと思う
ダニさんが変わったんだ
その本を読むダニさんの心が

読み返すと印象が変わる本かぁ。。立場が変わったときにもう一度名著を読むと、意味がわかったり、新しい発見はありますよね。

3.カン・ダニがチ・ソジュンにお試しお付き合い期間の解消を伝えたときのチ・ソジュンの返し。

ページに折り目をつける
読書と同じだよ
途中で読むのをやめても再開するときの目印にー折り目をつけておくよね
ページに折り目をつけてー
また読みたくなったらいつでもページをひらいて
それまでは友達として一緒に食事もしよう

こんなこと言ってくる男は正直キザすぎるw
イケメンでも自分に酔ってるわってなるレベルw
著名なブックデザイナー、チ・ソジュン氏だから許されるの。笑

4.大作家カン・ギョンジュ先生がチャ・ウノに残した言葉

つらい時お前も本の文章の中に隠れたように
そして私が晩年にお前という本に出会い
温かく癒してもらったように
誰かの本になれるような人生を送れ
本のように温かく包んでくれる人が
お前にも現れることを

本には誰か著者がいて、誰かの人生までは変えなくても足跡ぐらいはつけるってドラマでも言ってたかな。


このストーリー自体がロマンス小説なんだ、と思った。
うん、だいぶ夢が詰まってる。
こんな世界があったらいいな、がある。


・和気あいあいとした職場
・知性・理性・感性を兼ね備えた王子様が彼氏で、自分を守ってくれる
・友達以上、彼氏未満のイケメンの家に居候できる。料理も作ってくれる。
・かわいいインテリアに囲まれて暮らす
・職場に戻って大歓迎される&お祭り騒ぎ
・好きな男をとっても恨まれないw 
・新人の企画が採用されても妬まれないw

下三行はこんな世界あるの?!みたいな感じになりました。笑

でも、こうあったらいいよね、って夢を見れるドラマは本当に最高だと思う。人の心が少しでも幸せになれるなら。

本が好きな人たち、誇りをもって仕事してる人たちが出る話、好きだなぁ。

このドラマの中の言葉を引用するなら、下線をたくさん引きたくなる。言葉をもっと大切にしたくなる。そして詩集を読みたくなるドラマでした。

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