相手を正論で追い詰めてしまう理由は「恐れ」
湘南に暮らす心理カウンセラー
渡辺サヤです
９月の募集は８月中旬から公式ラインでスタートします！
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さて、本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。
ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。
『主人に責任感で一緒にいると言われました。』
相談者：パンさん
主人に愛情は半分以下、責任があるので一緒にいる。死ぬまで一緒にいるけれど、ゴールがわからない事が辛い。と言われました。
結婚して21年目です。原因は、私のきつい性格と、人の意見を聞かない事、何事も白黒つけたい事が主です。きつい性格とは、主人とケンカ(一方的に私が主人に対する直して欲しいところを伝えている)の時に正論で追い詰めてしまうところ、人の意見を聞かないとは、主人の考えを聞いて分かろうとするのではなく、私と考えが違うと主人が無理やり納得するまで私の意見を押し付けてしまうところです。
そして白黒つけたい正確なので、悪いのはあなたですと認めさせようと追い詰めてしまうところです。
主人に私の気持ちを分かって欲しいと必死で主人がどう思うか考えていませんでした。こんな事を繰り返しているうちに、主人は5年ほど前から私に気持ちが無くなってしまったそうです。主人の気持ちを知ったのは、やはり私の辛い気持ちを分かって欲しいと話をした時です。
今までは全く主人の気持ちに気が付かず、仲のいい夫婦だと思っていました。主人も外出した時は手を繋いでくれたり、家にいる時もずっと側にいてくれていたので主人の気持ちを聞いた今はショックでパニックになっています。主人にも泣いてすがってしまいました。
主人の事が大好きで、嫌われたくない、分かって欲しいと思ってしていたことで主人を追い詰め愛情を減らしてしまった事に後悔ばかりが募っています。
私の性格を必ず直して、主人の気持ちが少しでも楽になり夫婦生活が続いていくように努力すると主人に約束しました。
私の嫌な部分を直し、執着を捨て、私の楽しんでいる姿を見せれば主人が楽になると理解しています。
でも、主人からその話を聞いた時から主人の態度がよそよそしくなり、寂しく涙いてしまいます。泣くことでまた主人を追い詰めている事もわかっています。楽しむ事と考えても今まで主人と一緒に居ることが楽しい事だったので、どうやって楽しんでいいのかも分からず、ただ寂しさと気持ちがもっと離れてしまうことの不安しかありません。
どのように気持ちを整理したらいいのかわかりません。
どうかアドバイスを頂きたいです。よろしくお願いします。
パンさん
ご相談いただきましてありがとうございます。
＞私のきつい性格と、人の意見を聞かない事、何事も白黒つけたい事が主です。きつい性格とは、主人とケンカ(一方的に私が主人に対する直して欲しいところを伝えている)の時に正論で追い詰めてしまうところ
パンさんはご自分で分かっているけれどやめられない。
変わることが出来ない。とのことですよね。
そういった場合には、実はパンさんご自身がご主人から、
「批判されるかも？」
「私が間違っているのかもしれない」
「私が間違っていると指摘されるかもしれない」
と恐れを抱ていている可能性があります。
攻撃は最大の防御という言葉通り、恐れを感じたくない気持ちから、身構えて相手をついつい追い詰めてしまう・・・ということを辞められなかったのだと思うのですよね。
心が怖れを感じると、この怖れをかき消すために攻撃的になる人もいます。
まず最初に、その恐れに焦点を当ててお話していきたいと思います。
・衝動的に感じる恐れの正体
「批判されるかも？」「私が間違っているのかもしれない」と感じる恐れとは、いったいいつから感じている感情でしょうか？
この感情を依存時代であった小さい頃に、お父さんやお母さんに常に感じていたことはありましたか？
少しの失敗で激しく怒られる、とか、いつも私ばかりいけないことにされて𠮟られてきた、とか・・・
そんな経験がもしあれば、「もうあんな風な思いをしたくない！」と、防衛的な気持ちから、相手を正論で追い詰めてしまうようになることがあるかもしれません。
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そして二番目には、
・自分がされて嫌だったことを人にしてしまう
ここで根本師匠のブログも参考にどうぞ！
私たちは「自分がされて嫌だったことを人にしてはいけない」と道徳的にはわかっているのですが、それがついつい・・・
「自分がされて嫌だったことを人にしてしまう」ものです。（みんなやってしまうものです。）
その理由としては、「自分がされて嫌だったことを、大切な人に共感してもらうために、同じことをしてしまう」という理由。
そして、「それしかやり方を知らない」という理由もあります。
しかも、他人の嫌だなあってところって意識してしまいますから、必要以上に嫌な部分に反応してしまいます。
それが今度は気が付いたら自分の癖やパターンになってる。なんてことも良くあるものです。
＞主人の事が大好きで、嫌われたくない、分かって欲しいと思ってしていたことで主人を追い詰め愛情を減らしてしまった事に後悔ばかりが募っています。
＞私の性格を必ず直して、主人の気持ちが少しでも楽になり夫婦生活が続いていくように努力すると主人に約束しました。
＞私の嫌な部分を直し、執着を捨て、私の楽しんでいる姿を見せれば主人が楽になると理解しています。
ここで大切なのは、ご主人を追い込んでしまうご自分のことを必要以上に嫌わないことです。
それが変わっていける秘訣です。
自分の中にある、そんな部分を受け入れ、認めること。
そして、恐れを抱くことになった理由を依存時代のパンさんに聞いてみましょう。
その時に、もし、批判されるのを恐れる自分がいて「間違いではなく、自分と相手の意見が違うだけ」と思い直すことが出来るようになれば、衝動的に防衛から相手を攻撃してしまうこともだいぶ減ってくると思いますよ。
自分が嫌だと思っている部分って、その存在している理由があるはずなんですよね。そこにたどり着ければ、きっとパンさんは無理なく変わっていけると思いますよ。
パートナーシップでは、愛情と一緒に依存心が出てくるものですから、ご主人の前では、依存の出方が、恐れ→怒り となって表れていたのだと思います。
しかし、これだと相手も受け止めるのがしんどいですから、怒りに変わる前の一番最初に感じていた感情をご主人に表すことが出来ると良いと思います(#^^#)
そして、パートナーシップで大事なことは、コントロールしないことです。
相手の気持ちまでは操作できませんから、ここはコントロールを手放すことです。
パンさんがご主人のことをそこまで大好き！とのことでしたら、きっと仲が良いご夫婦でしょうから、ご主人にとっても、パンさんは大切な存在なんだと思うんですよね。
今はご主人に少し時間をあげるなどして、パンさんは自分のことに専念されてみてはいかがでしょうか？
信頼回復するのには多少時間がかかるものですが、パンさんがご自身と向き合う姿を見ていれば、ご主人の気持ちも変わってくるかと思いますよ。
更に詳しくお話聞きたい場合には公式ラインからご連絡ください！
私で良ければ、伴走させていただきます！
応援していますね！
渡辺サヤ
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