男らしさに囚われすぎてしまうのは、主導権争いをしてしまうから。
湘南に暮らす心理カウンセラー
ニュートラルに美しく生きたい女性のメンタルコーチ
渡辺サヤです。
本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。
ココロノマルシェとは
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『付き合う男性の「男性らしさ」に囚われすぎてしまう』
相談者：しほさん
アラサーです。付き合う男性の見せてくる「男性らしさ」、または「男性らしさがないこと」のどちらもが気になってしまいます。
去年付き合っていた元彼は、
・デートでも食事でも全額払ってくれる
・いつもリードしてくれる
といったような感じで、「彼女に対して全額おごる」ことに対して、それができる自分自身に対して誇りを持っている感じでした。俺はこんなに経済力があるんだ！彼女に対してこれだけできるんだ！みたいな。
おごってくれることやリードしてくれることを、最初はありがたく思っていたのですが、だんだん「こんなに毎度おごってもらって、自分は何もしていない……」と、申し訳なさや無力感を感じるようになってしまいました。
また、彼の過剰な「男らしさ」が気になりました。彼には気の強いお父さんとお兄さんがおり、彼はその父と兄に張り合っている感じがしました。付き合っているうちに、「彼は父と兄という『強い男性』に張り合うために、『僕にだって彼女がいるんだ！』と主張し、男らしさの証明として自慢したいのではないか？」と思うことがあり、「私は男をよりよく見せるための付属品や賞品ではないのに」と思うようになりました。
その後、この彼とは数か月でお別れしました。
今年に入り、いまは職場の同僚と付き合っています。彼はジェンダーの話やフェミニズムの話ができ、何でも話しやすい人です。
ですが、今度は今の彼が「男らしくないこと」にひっかかりを覚えています。
彼はとても年収が低く、実家暮らしですが、収入をあげたり実家を出ようという気がほぼありません。
デートも割り勘で、ちょっとケチだなと思うこともあります。
私は現在自分の年収を上げようと頑張っているので、「なんで私は頑張ってるのに、彼はもっと稼ごうとか思わないんだろう」とモヤモヤします。
「男らしい」元彼のことは嫌悪し、逆に「男らしさがない」今彼にもイライラしてしまう。矛盾しています。自分のことを変だと思います。
私は一体何を求めているのでしょうか。どうしてこのような気持ちになるのでしょうか。
気持ちに折り合いをつける方法を、教えていただきたいです。
しほさん
ご相談いただきましてありがとうございます。
元カレと今彼は、男性性と女性性といったところから見ると、両極端ですね。
元カレの男らしさが原因で、しほさんが嫌な思いをしたから、極端な方に行ったのかなあと考えました。
相談文と順不同になってしまいますが、お話していきますね。
元カレには父と兄が居るんですね。
次男ということもあって競争心が強いということはあるんだと思います。 しかし、競争心が強いということ自体が決して悪いことではないですね。
競争心が強い、負けず嫌いだと、スポーツで秀でている人が多いですし（プロスポーツ選手は長男ではなく、次男が多いというのは有名な話ですね）「頑張れる」というところから見ても、長所と捉えることもできます。
しかし、競争心が強いタイプの男性とお付き合いしていると、女性側としてはいつも「負けてあげなくてはいけない」「折れてあげなくてはいけない」「相手をたててあげないといけない」
そんな役割がまわってきて窮屈に感じるものです。
＞私は現在自分の年収を上げようと頑張っているので
頑張っている、しほさんのような自立した女性ならなおさら、そんな風に思うと思います。
そして、そんなことを意識しているうちに窮屈と感じるような感情から、相手の競争心の強さが気になりだし、優劣を気になりだし、競争の罠にはまってしまいます。
自立同士のパートナーシップは、主導権争いをします。
依存の立場に落とされまいと、女性側も競争心が強くなってしまいますね。すると、関係がぎくしゃくしてきます。
お互いに相手の好意を受け取れないので愛が循環していかないんです。
ここで女性側がリーダーシップをとり、少しだけ大人になって依存の側に回ったり、負けてあげられれば良いのだと思いますが、それだと、自分本来の姿ではないのでやっぱり無理することになって窮屈そうです。。
なので、私からの提案は「自分軸を強化しましょう」というもの。
しほさんにとって「男らしさが気になる」って「主導権争いに意識が向いてしまう」ってことなんだと思います。
主導権争いが自立同士の競争だということは先ほどお話ししましたが、思いっきり他人軸になっているのお分かりになりますでしょうか？
もちろん、パートナーシップは相手のことを気遣う、ということも大事ですが、どうやら彼軸（他人軸）になりすぎて、自分を忘れてしまうと、彼の言動が必要以上に気になってしまいます。
大事なことは「自分軸」をしっかりと持つことです。
自分軸をしっかりと持つことによって、相手の望むものを理解したうえで、自分の感情にも目を向けられるようになってきます。
今までは、自分の感情よりも先に、彼の感情が気になっていませんでしたか？
自分の感情をより意識することにより、思考よりも感覚的になってきますので、女性性も上がってきます。
「好き、嫌い、美味しい、美味しくない、嬉しい、楽しい、疲れた、苦しい、悲しい、寂しい」 色々な感情を意識してみるようにしましょう。
自分軸がしっかりしてくると、「彼は彼」「私は私」 しっかりと境界線を引くことが出来るようになってきます。
すると、相手を意識しすぎないので、競争から降りることが出来、自立的な男性とのパートナーシップが楽になると思いますよ。
別に負けてあげなくてもいいし、上から言われたら悔しい顔をしてもいいんです。
そして、そんな自分を受容しましょう。
人は自分を受容出来た分だけ、相手ことも受容できます。
そして、最後に大事なことですが、元彼がかっこつけたいのはしほさんに良く思われたかったからです。
そのくらい、しほさんのことを素敵だと思っているんですよ。自分の魅力を受け取りましょうね！
女性が受け取って喜んだ分だけ、男性に安心感や自信を与えることが出来ますから☆
相性って、男性性と女性性のバランスが大きいと思うんですよね。自分が定まれば、心地よい相手も見つかりやすくなるものです。
まだまだご質問がある場合には私のカウンセリングへお越しください(^-^)
お待ちしております！
渡辺サヤ
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