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あの人の物語、聞いてみよう。 Vol.1 原田さちこさん

🌝月曜日のしょうこ🌝インタビュー
「あの人の物語、聞いてみよう。」

記念すべき第一回目のゲストは、ロンドンでの私の友人で、ファイナンシャル・プランナーの原田さちこさんです。

さちこさんは現在、ファイナンシャル・プランナー(以下、FP)としての知識を活かしたWEBコラムを執筆したり、在英日本人向け(親子・保護者・こども向け)にマネー講座を実施されたりしています。
FPになろうと思った経緯や、マネー教育に取り組む想いなどについて、お話をお聞きしました。

現代の子は、お金の感覚を身につける機会がない


ーーさちこさん、今日はインタビューを受けに来てくださってありがとうございます。
実は今、手元に細かい硬貨がいっぱいあって、ちょうどコーヒー代分持っていたので、久しぶりに現金で支払いました。
久しぶりに硬貨を使いましたけれど、相変わらずどのコインが何ペンスなのかよくわからなくて、何度も何度も見て数えました。
私自身もそうですけれど、最近のこどもは、こうして硬貨をひとつひとつ確認して支払いをする機会が、本当に少ないですよね。
現金払いができるお店自体が減っていますから。

さちこ:
そうですよね。実体験としてお金を使う機会が少ないから、金銭感覚が身につかない。
だから、たまに現金払いをしたときに、おつりをもらうことを忘れてしまう子がいるそうです。
「おつり」という概念がそもそもない、ということです。
キャッシュレス支払いだと、ピッと機械に触れて終わりですから。


ーー確かに、「おつり」は現金でのやりとりだからこそ、生まれるものですもんね。
おつりの概念がない、ということが私には信じられないですが(笑)。
自分がこどもの頃、おつりを間違えて親に怒られるとか、そういう失敗があったりはしましたけれど、今のこどもたちは、それ以前に問題が起きているんですね。

さちこ:
そうなんです。お金に限らずですが、こどもは何事も失敗を繰り返しながら成長していくのに、そもそも失敗する機会がない。
大人になっていくほど、失敗したときの金額が大きくなっていくので、こどもの頃から小さな失敗を積み重ねておくことって、金銭感覚を養う上でとても大事なことだと思うんです。
また、実体験と合わせた家庭でのマネー教育も、大切なんです。
とか言いながら、私もいまだに(お金で)失敗してますからね。

初めての一人暮らし、電気代、牛肉の値段に驚く

ーー以前お話しした際に、若い頃にお金のことで「結構やらかした」とおっしゃっていたので、今日はその辺のこともお聞きしたいなと。

さちこ:
いろいろやらかしましたよ。
大学で一人暮らしをするようになって、電気代やガス代がかかることに、改めて気がつきました。
使ったら使っただけ電気代がかかることを理解していなかったから、1年目の夏は、電気もエアコンをつけっぱなしにすることもあって、そうしたら、一人暮らしなのに、すごく電気代が高くなって驚きました。
食材の買い物でも、最初のうちは、値段も見ずに牛肉を買ったりしていましたし。
目に見えてお金を払う買い物だけでなく、(電気代など)間接的にかかるお金があることを知って衝撃を受けたというのは、私にとって非常に大きな経験でした。
生活費は両親からもらっていましたが、限られたお金を自分で管理してやりくりしなければいけないことを、一人暮らしをする中で初めて意識しました。

ーーやっぱり学生時代や若いうちに一人暮らしを経験するのって、すごく大事なことですよね。
恥ずかしながら、私は一度も一人暮らしをしたことがないので…

小さな目標のための貯金は、幼少期から


ーー学生時代、貯金はしていましたか?

さちこ:
欲しい服があれば、その服を買うためにアルバイト代を貯める、ということはありましたが、将来のための貯金とか、何かあったときのための貯えとか、そういうものはあまり意識していませんでした。

こどもの頃から、短期的な小さな目標に向かってコツコツ貯めるのは、好きだったんだと思います。お小遣いを貯めて、好きなアーティストのCDを買う、とかはよくやっていたので。
あとは、毎年のお年玉は、農協に持って行って貯金していました。
当時、貯金箱とかをもらえるのが嬉しくて。

ーー“ちょきんぎょ”ってキャラクター、ありましたよね。年末になると農協のCMで「ちょきんぎょグッズもらえます」というのがあって、私も密かに欲しいと思っていました。

さちこ:
そうそう、あれです。ああいうのが好きでしたね。
あとは、機械(ATM)を使って入金することも、ちょっと大人になった気分になれるので好きでした。それをやりたいがために、農協にお年玉を貯金しに行っていましたが、お小遣いを貯金したことはありませんでした。
お小遣いは、貯めずに好きなように使っていました。
だから「お小遣いでお金を使う楽しみ方」と「お年玉を貯める楽しみ方」は、こどもの頃に経験して覚えていたんです。
でも、それしか知らなかったから、学生で一人暮らしを始めたときに、楽しくお金を使うためには節約が必要だ、という環境に初めて遭遇して戸惑いました。
そして、知識がないものだから、「節約するなら食費しかない」という発想になり、健康を害する方に行ってしまいました。

ーー若い時はそうですよね。
楽しみが他にたくさんあるからこそ、食事や栄養面への関心が薄くなりがちというか。

若い頃のクレジットカードでの失敗


ーー銀行口座やクレジットカードは、いつ頃から使いはじめましたか?


さちこ:
20代前半で、ある銀行に口座を開設しました。
キャッシュカードとクレジットカードが一体になっているもので、クレジットカードがどんなものかをよく理解せずに契約しました。
収入も少ない頃だったからか、最初からリボ払い設定になっていたと思います。
でも、当時、分割払いやリボ払いの金利手数料に関する知識はありませんでした。
ある時、2万円くらいの商品を買うためにクレジットカードを利用して、後日カード会社からきた明細を見たら、支払い金額が5,000円だった。
それでも、「あと3回の支払いか」くらいの軽い感じで考えていました。
リボ払いをしなくても、一括で払える預金残高はあるのに、毎月、余計な手数料を支払っていたんですよね。

当時の私のように、仕組みもよくわからないままクレジットカードの契約ができる年齢になってしまうと、失敗してしまうんですよね。
だから、そういうことを、できれば高校生までに知っておく必要があるな、と後々になって感じました。

お金に対するブロック


ーー今でこそ“マネーリテラシー”なんて言葉が認知されていますけれど、当時はそんなの聞いたこともなかったですもんね。
若い頃のさちこさんにとって、お金に対するイメージはどういうものでしたか?

さちこ:
「お金を稼ぐ、儲ける」という言葉に対するブロックはあったと思います。
お金を得ることが悪だ、とまでは思っていないけれど、どこか卑しいことである、というネガティブなイメージを持っていました。
社会人になってからも、しばらくは「お金のために働いている」という感覚を持てずにいました。
実際には「働く、仕事をする = お金を稼ぐ」なんだけれど、そこに対するブロックを、働きはじめてもまだ持っていました。

こどもの頃から意識していた環境問題


ーーFPになる前は、どんなお仕事をされていたんでしたっけ?

さちこ:
環境コンサル系の社団法人に勤めていました。
学生の頃、「環境政策」を専攻していたので、そのままの流れで。
私が環境に興味を持つようになったのは、小さい頃から環境問題が身近にあったからなんです。
田舎で山に囲まれて暮らしていたのに、空気が悪かった。
地場産業を支えるトラックが頻繁に行き来するため、道路沿いにある自分の家の壁がとても汚くなるし、バケツに溜めた水に土砂が貯まっているのを見て、「うちの周りは山なのに、なんでこんなに環境が悪いんだろう?」みたいなことを、こどもながらにずっと探求していました。
小学校や中学校の夏休みの自由研究でも、身近な環境問題ばかり取り扱っていました。

ーー小学生の頃から環境問題を考えていたなんて、えらいですね。

さちこ:
当時、環境問題という言葉をよく聞くようになっていました。
それで、中学生か高校生の初めの頃に、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』を読んで衝撃を受けました。
今、はっきりとは覚えていないですけれど、農薬のことなんかも書いてあって、私の家の周りでもよく農薬散布してたんですね。
それに、家庭用水も近くの川に流れ出てくるのを見て、汚いなと思って見ていました。

だから、大学で「持続可能な開発とは何か」を考えたくて「環境政策」を専攻しました。
当時の私は、「環境と経済」は両立するものではなく、経済発展のため、お金儲けのために、環境を悪化させているんだと思っていました。
今でこそ、SDGsやESG投資の考え方がありますけれど、20年前の私は「経済と環境は相反するもの」だと思っていました。
「経済」からの視点を持つことができていなかったのです。
そこには、「お金は卑しいもの」という幼少期からのブロックがあったことも、影響していたと思います。
ちゃんと勉強していれば、そういう風に思わなかったかもしれないけれど、「環境と経済の両立」を、自分では語れませんでした。

あとは、数年先を見据えて環境政策を考える、ということをやっていて、こどもたちが大きくなった時に、環境について考える視点を持ってほしいという思いから、中高生向けの環境教育にも力を入れていました。

FPとしての活動のきっかけは、お金に対する不安から


ーー「中高生向けの環境教育に力を入れていた」というところに、現在のマネー教育に繋がるものを感じますね。
最終的にFP資格を取ったのはいつでしたか?

さちこ:
結婚を機に退職して、専業主婦になってからですね。こどもが生まれる前。
日々、生活していく上で、車の維持費もかかるし、将来は家を買いたくなるかもしれないし、こどもも欲しいし、といろいろ考えた時に、今のままじゃやっぱりやばいかなと思って、とりあえずお金の勉強してみよう、FP資格を取ってみようと考えました。
とにかく、お金の不安から脱却したかったんです。

勉強してみたら、考え方も結構変わりました。
それまで何となく怖くて避けていた投資を始めて、資産形成の大切さも実感しました。

せっかくFP資格を取ったんだから、いろいろ経験したい、知識も活かしたい、と思って、会計事務所のパートに行きはじめました。
簿記のスキルもアップし、当時、話題になり始めた終活についても、会計事務所での仕事を通して学ばせていただきました。
その中で、介護や相続を考える年齢に至るまでに、どうお金を楽しく使うか、先の不安をなくすためにはどうしたらいいか、みたいなことを考えていました。

でも、こどもができたことをきっかけに、働き方とかも含めて、改めていろんなことを考えはじめました。
心の中のサチコ 2 号が「なんかやばいぞ」ってずっとささやいていました(笑)。
でも、子育てがあるから、がっつり仕事に足を突っ込めませんでした。

だから、FPとして自分の持っている知識を伝えようと、子育ての傍ら、コラム執筆などをさせてもらったり、自分の得意分野でもある調査や資料作成のお手伝いをしたりしていました。

その頃から、FPがお客様のお金のライフプランを提案するだけでなく、お客様自身が自分ごととして計画を実行していくためには、マネーリテラシーを向上させることが必要だよね、という流れが来ていました。


幸せに生きていくために必要な金融リテラシー


ーーそれは、さちこさんが個人として感じたのではなく、時代の流れとして金融教育が必要とされ始めたということですか?

さちこ:
そうですね。それまでは、「貯蓄をしておけば安心」と思われていたのが、「将来に備えて、投資(資産形成)をしましょう」、と国が資産形成を後押しする時代が来ました。

また、技術の進歩により、現金からキャッシュレスに移ってきています。
それに伴って、お金や投資に関する情報もどんどん増えてきて、個人がちゃんと情報の取捨選択をしなければいけないようになった。
マネーリテラシーを高めておかないと、詐欺などの金銭トラブルに巻き込まれたり、金銭的な不安を抱えてしまいますので。

ここ数年、日本でも、みんなが幸せに生きていくために金融リテラシーを高めましょう、という気運がようやく高まってきました。
でも、大人になってからじゃ遅いよね、こどもの頃からやるべきだよね、と私自身が感じ始めたのは、それが自分ごとになったから(こどもができたから)だと思います。
それで、なにかこどもにやれないかなと思って、マネー教育についての勉強をし始めて、今に至っています。
わが子に実験台になってもらって、0 歳ぐらいからいろいろ試してやっています。

こども向けのマネー教育について勉強する中で、自分の持っているリソースをシェアする、それに感謝されてお金をいただくというのは、「ありがとうとの交換」なんだということに、ようやく気づけたというか、腑に落ちるようになりました。

ビジネスでお金が発生することは、(商品やサービスを)購入する側が自分ではできないことを、売る側が代わりにやって、「ありがとう」の気持ちとしてお金を受け取ること、という視点に気づけたことで、やっとお金を稼ぐことへのブロックが少し外れました。


こどもにも「社会の一員として、自分の選択に意味があることを意識してほしい」


ーーなるほど。時代の流れと、さちこさん個人の問題意識が合致したんですね。
さちこさんが執筆されたコラムの中に、「社会の一員として、自分の選択に意味があることを意識してほしい」と書かれてあったのを読みました。
その一文に、マネー教育に対する、さちこさんの熱い想いを感じました。
 

さちこ:
そこに気がついてもらえて、とても嬉しいです。
そうなんです。自分だけがお金持ちになるためのマネー教育ではなくて、「社会の一員として、道具としてのお金をどう使うのか?」ということを、若い世代の人にも考えてほしい。
そのためのマネー教育を普及させたいと思っています。
子どもに身近な話題って、いっぱいあるんですよ。
例えばお菓子の値段が上がっている理由とか、フェアトレード商品や環境にやさしい商品は何か、とか。

「買い物は投票だ」ということを、こどもの頃から意識する習慣を身につけてほしいと思います。
自分ごとにならないと、真剣に考えませんからね。

中学生向けマネー講座の様子

『論語とそろばん』に学ぶ


ーー「買い物は投票だ」というのは、環境問題を考える際にも、よく使われますよね。
さちこさんが小さい頃から意識してきた環境問題と、お子さんが生まれてから意識し始めたマネー教育が、図らずも繋がった、という感じでしょうか。

さちこ:
若い頃には、「環境と経済は両立できない、解決できない」と思っていました。
でも、時代の流れも含めて、今はそれを両側面から考えていかないといけないし、私自身、考えていけるんじゃないか、と感じられるようになってきました。

新一万円札の顔になった渋沢栄一の『論語とそろばん』という本を読んだことが、ひとつのきっかけになっています。
読んだことありますか?


ーーないです。どんな本なんですか?

さちこ:
「近代日本経済の父」と言われた渋沢栄一は、500近い企業の設立に関わったんですが、一方で、約600の社会公共事業の設立にも関わっていました。
金儲けのためだけに会社を作るのではなく、その利益を社会に還元していく、「金儲けと人助けは一緒にできる」と考えていた人だったんです。
渋沢栄一は、道徳だけを追求して金儲けは良しとしない、ではなくて、人助け、道徳(論語)的視点と、ビジネス(そろばん)の両方の視点を持てる人だった。
相反するようにみえるものも両立できるんだ、ということを、論語の言葉を引用しながら書いてある本です。

自分の選択(お金の使い方)が、将来、社会や環境にどう影響するのかを、こどもの頃から考えられるようにするためのマネー教育が、必要なんです。
そのことに改めて気付かせてくれたのが、『論語とそろばん』でした。
ぜひ読んでみてください。

ーーさちこさんのお話を聞いていて、読んでみたくなりました。読んでみます!

学生時代の経験が、現在の活動の原点に


さちこ:
そういえば、今、思い出したんですけれど、学生時代、国際開発系のNGOサークルに入っていました。
そのNGOは、日本で使われなくなった大工道具を集めて、メンテナンスをして、それを当時の支援先のスリランカに届けるだけでなく、道具の使い方を教えたり、専門家を派遣して生活の質を良くするための技術を一緒に伝える、という活動をしていました。
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」というやり方でした。
私も、学生メンバーとして専門家集団と一緒にスリランカに同行し、現地調査等のサポートをしました。

ただ道具を与えるだけでは、問題(貧困)は解決できない。
仕事につなげたり、生活をより良くするための「道具」を、ちゃんと自分で使えるようにすることが大切だ、ということを、その時の活動を通して学びました。

マネー教育も同じで、「道具」であるお金を、いかに、何のために使うか、ということが一番大事なことなんです。

あと、その時に出会ったスリランカのこどもたちの目の輝きがすごかった。今でも忘れられません。
その輝きを、将来もずっと持っていてくれたらいいな、持たせてあげられるようなことが自分にできたらいいな、とも感じていました。
そういう経験も、後になって、こどもへのマネー教育を考え始めたことに、繋がっていたのかもしれません。


ー学生時代の経験って、本当に大切というか、小さい頃の原体験ももちろんだけれど、社会の一員としての自覚が芽生えつつある頃に経験するできごとというのは、やはり、その後の自分の思考や選択に影響を及ぼしますよね。


「自分で選んで、行動できる人」に


ーー最後に、さちこさんのマネー教育における目標をお聞きしてもいいですか?
壮大な目標でなくても、例えば、娘さんには将来どんな人になってほしい、という思いでいらっしゃるのかをお聞きしたいです。

さちこ:
娘にも、私の講座に来てくれるこどもたちにも、「自分で情報を選んで、行動できる人」になってほしいと思っています。
正しいお金の知識を身に着けることで、お金に振り回されて不安を抱くことがないように、とも思います。
若い頃の私と同じわだちを踏ませないように、と(笑)。

あとは、自分のことだけでなく、その先の未来を生きる人のことまで考えて行動できる人になってほしい。
そういう人を育てるためのマネー教育をしていきたいですね。
そのために、今の自分にできることを、しっかりとやっていきたいです。


ーー素晴らしい目標ですね。
私もさちこさんを見習って、今の自分にできることを考えて、こどもたちに伝えていこうと思います。
まずは、こどもと一緒に『論語とそろばん』を読んでみようかな。
今日は本当に、ありがとうございました。



原田さちこさんのことをもっと知りたい方はこちらから。

インスタグラムアカウント
@yourlifefp_sachiko


編集後記

インタビューを通して、さちこさんの人生には「環境」と「お金(経済)」というテーマが一貫してあったんだな、と感じました。
環境に対する問題意識を持ち、お金を自由に使い、貯める喜びを感じていた幼少期。
「環境政策」を学び、プランニングや、次世代に向けた教育の必要性を感じると同時に、今まで自由に使えていたはずのお金に苦労した学生時代。
自身の生き方や考え方を見直し、ファイナンシャル・プランナーとしての活動を始めた専業主婦時代。
それらすべてが、現在のマネー教育活動に繋がっているということが、必然の流れのように感じられました。

そして、「過去には無理だと感じていた『環境と経済の両立』を、今なら実現できる気がする」、とおっしゃっていたさちこさんの言葉と表情が、とても自信に満ちていて素敵でした。

さちこさんが目標とされている「自分で情報を選んで、行動できる人」を育てる、というのは、マネー教育に限らず、あらゆる分野に通じることだと思います。
私も、自分の選択や行動について、ひとつひとつに意味があり、社会に影響を及ぼすことなのだということを、改めて意識していかなければ、と襟を正される思いがしました。