IT関連、クリエイターなどが禅に興味を持つ理由
禅に興味を持つ理由、スティーブ・ジョブズ氏の影響
IT関連、クリエイターの人たちが禅に興味を持つ理由としては、ITクリエイターの人たちのなかでも人気の高かったスティーブ・ジョブズ氏が禅宗だったからという理由がひとつあります。ITクリエイターだけではなく経営者、ビジネスマンからも人気が高いですからね。いやいや、スティーブ・ジョブズ氏が禅だとか仏教徒だということが広く知られる前から、禅などに傾倒していたという人もたくさん居ると思います。私もちびっ子の頃から坐禅とかやらされていましたから。 でも、現代に禅を波及させたのはスティーブ・ジョブズ氏でしょうね。 それよりも前に禅を世界に広めたのは鈴木大拙先生ですが。
禅、仏教、日本文化なども見直されている
ただ、スティーブ・ジョブズ氏が禅を広めたからなのか、禅、仏教、日本文化なども見直されている。というよりも注目を浴びている。インバウンド観光が人気だというのも底上げを担っているかもしれない。そして、海外で日本文化の人気が高まってきているんだと思う。昔なんてデザインとかするのに日本文化がとか間とか余白を考えるなんてことは無かったからね。明らかに現代のデザインは、日本文化が海外で注目されて、外国の人たちに取り入れられて実用的になったと思う。そして、拠り良い日本文化として海外から日本に入ってきているように感じる。ときに日本文化が禅であり、禅が日本文化であると言われることもある。そしてシンプル、簡素、簡潔、余白、間などが活かされている。シンプルなデザイン、考え方もシンプル、そのシンプルさが日本文化であり、日本文化の良さ。
禅と心とクリエイティブな仕事の関係性
スティーブ・ジョブズ氏もシンプルな考えと集中を推進していた。 自室には、ほとんどモノが無いシンプルで簡素な部屋だったということもよく知られてます。禅は示単と書きます。 単に示す。 それは単純に示すこと? それはシンプルに示すこと? 示という漢字は神様や仏様の心が示されているという意味が含まれている。 禅画というものがあるけど、禅宗の教えや自分の内観に見えたものを表現するために描くと言われている。
絵画だから、描くことを自分の頭のなかでイメージしなければ描くことが出来ない。そこにクリエイティブなハートがあるんだと思う。それは何かを創造すること、そのための心と精神。それが禅であり日本文化なのかもしれないし、示すということなのかもしれない。つまり禅というのは何かをクリエイティブするというよりは、自分の心をクリエイティブするということ。
思考・精神・創造性
そして、思考を、精神を、世界を、全てを、シンプルにクリエイティブするということなんだと思う。そして、世界を良い方向へ導くために示そうとしているのかもしれない。現代ではデジタル・デバイス、ソフトウェアでクリエイティブなことができるようになった。そのクリエイティブさで何を表現するのか。心を表現するのか、それとも別のことを目指すのか。スティーブ・ジョブズ氏はスマートフォンというデバイスで明らかに世界を変えた。
世界を変えたということは、今までの世界とは別の方向へ進む世界を創造したとも言える。たしかにスマートフォンの出現により、生活が変わったと思う。便利になったし、いつでも情報を入手できるし、いつでも友人知人と連絡を取り合うことができるスティーブ・ジョブズ氏は禅の教えの通り、現代に良い世界を示しただけだったのかもしれない。 IT関連、クリエイターなどが禅に興味を持つ理由というのは、スティーブ・ジョブズ氏のように新しいアイデアで何かを生み出すことができると考えているからなんだと思う。
新しい世界は、新しい世代の人たちによって作られるんだろうな。禅 ZENという古来の哲学を現代、未来に活かして、新しいことができそうです。
プログラマーやクリエイターと禅(ZEN)と 呼吸
私たちが使っているスマートフォンをこの世に生み出した、スティーブ・ジョブズ氏が禅宗だったということから、禅 ZEN というものが浸透してきたように感じる。いやいや、それよりも以前から禅はあったし、座禅とかしている人もたくさん居たと言う人も居るかもしれない。もちろん、もっと昔から禅に傾倒していた人も居たと思う。海外で流行りだすと、やりたくなってしまうのが日本人。 昨今では、お寺で座禅をさせてくれたり、そういった坐禅会というかセミナーっぽいのも増えてきている。座禅をして集中力をアップさせようとか、自分の潜在能力を高めようとすることは素晴らしいことだと思う。だけど、私は座禅が嫌い。 大嫌いだ。 家柄なのかもしれないけど、上山研修に連れて行かれたりしていたこともあったし、子供のときは泣きながら座禅とかさせられていたし。ワンパク坊主だったから、何かしら問題を起こすと、婆様の寺に閉じ込められたりしていたから、もう勘弁という感じですね。それは、私が悪いんですけどね。わかってますよ。 昔は神仏習合というのがあって、神も仏もいっしょくたの時代があったようですから、なんか大変ですよ。
座禅は呼吸法
座禅はインドの・・・達磨の・・・とか小難しい話がありますが、平たく簡潔に言ってしまえば、座禅は呼吸法ですね。YOGA(ヨーガ)も似たようなところがあって、呼吸法を重要視していますね。つまり、深く息を吸って、大きく息を吐くという深呼吸は身体にとって、とても良い影響を及ぼすということです。
深呼吸のはミッドアルファ波を発生させる
たくさん酸素を取り入れれば、身体の隅々にまで血が巡るようになり細胞が活性化される。そして、深呼吸の最大の効力はミッドアルファ波を発生させるということ。アルファ波の中でも揺れ幅が少ないのがミッドアルファ波。ミッドアルファ波が脳内で発生されると瞑想状態に近い状態になる。意識脳と潜在脳がシンクロして、様々な情報を取り出したりすることが出来るようになる。
例えば円周率の桁数を言い続けられる人というのは、記憶しているのではなく、暗記をしているといこと。瞑想状態を作り出し、潜在脳から取り出している。アルファ波とかを知る前から、正しい姿勢で適切な呼吸をすることは身体に良いと気付いた古来の人は賢いですね。
将棋の羽生善治さんもミッドアルファ波を発生させることが出来るらしく、瞑想状態をつくりだして、今までの情報の中から経験したことのある局面を取り出してヒントを得ながら手を考えるということをしているようです。 瞑想状態を自ら作れるのなら作ってみたいですが、座禅を経験した私からすると凡人には無理ですね。
でも、航空会社のJALを立て直した著名な経営者の講演を聞いた時には、あの人は本当に禅が出来ているのかもしれないとは思いましたけど。 現代でいうところの禅 ZEN 、座禅というのは、様々なデバイスを使用することが多くなったし、多くの人達との折衝も増えてきたので、そういった疲れを癒やすためのリラクゼーションに近いのではないかと思います。
長時間に渡ってパソコンの画面を見続けて、スマートフォンの小さな画面を見て、色々と考えて仕事をしているのですから疲れるにきまっています。やることばっかり増えて、会社は定時で従業員を帰らそうとするし、限られた時間の中でなんとか多くの仕事をこなそうとしてしまいます。疲れるに決まってるよ。
日本の禅文化を海外に出したのは鈴木大拙
日本国内の企業やビジネスマンが禅の文化に興味を示したきっかけを作ったのは、明らかにスティーブ・ジョブズ氏の存在が大きいと思います。社内には座禅ルームがあったりとか、禅宗の教えを取り入れていました。 海外の企業が禅文化を取り入れているということを聞くと、日本人は真似したくなってしまうものです。
何故か、日本というのは海外で流行するカルチャーを真似しようとする傾向があります。これは、私自身もそういうったところがあります。
ただ、禅文化に関しては、昔から日本に根付いている教えであり、文化です。日本の禅文化を海外に広めたのは、まぎれもなく鈴木大拙先生です。日本の禅文化の著書を英語で出版しました。そして、海外に広めました。
これが、海外でいうところの日本の禅文化になっていることが多くあります。 スティーブ・ジョブズ氏が、禅に傾倒したのは、鈴木大拙先生の影響があったのだろうと憶測できます。
悲しいかな、日本人は鈴木大拙先生の禅文化の教え、著書にはあまり関心を持つことなく、海外で著名な経営者であるスティーブ・ジョブズ氏が禅を取り入れていたというところから、禅に興味を持ちます。ただ、日本という国に生まれて、日本という国で育った、日本人である私は日本の文化をどこか、カッコ悪い、古い文化であるという認識を持っています。
それは、歪んだ認識なのかもしれません。 自分が生まれ育った国の文化をもういちど見直して、良いところを抽出してみれば、諸外国では感じる事のない素晴らしさや美しがあるということに気付きます。
海を渡った遠い国の文化ではなく、自分の近くにいるおじいさん、おばあさん、父母の教えこそが素晴らしい哲学だということにも気づきます。 日本に昔から伝わる文化、哲学などを知ると、それが仕事に活かすこともできます。
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