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観光ガイドには載っていない、旅の「うきうき」

最近、いろんな場所に行っては会いたい人に会い、その土地をきょろきょろする、旅みたいなことをしている。

こんなことを何度かしているうちに、わたしには、特定の「うきうき(?)」するタイミングがあることに気づいた。

たぶん、そのタイミングの正体は、「馴染みのない場所で、小さい頃の記憶と重なる、あるいは近い、懐かしさに出会うとき」だと思う。たぶん。

福岡県の糸島にて、路線バスを降りたら、ある民家にヤクルトレディの車が止まっているのを見つけたとき。

山口県の長門湯本駅から宿に向かっていると、学校帰りの中学生が「こんにちは〜」と挨拶してくれたとき。

長門温泉街を歩いていて、カフェの前を通りかかったら、店主の奥さんと、「今から温泉行くのよ〜」とカラカラ笑う地元の方と立ち話をしたとき。

南伊豆で、川沿いの遊歩道を自転車で駆け抜けるとき。

こんな場面に遭遇すると、自分の目がきらきらして、気持ちがるんるんする自覚がある。

わたしは、心が動く時、なぜ心が動いたのか、何に心が動かされているのかを、うまく言葉にできないもどかしさを感じることがある。この記事を書いている今も、自分が使える言葉の乏しさに切なくなった。

だから、人と対話したり、誰かが書いた文章を読んだりして、自分が使える言葉を少しづつ増やしたい。そう考えると、わたしの旅は、自分の感性を育てる作業なのかもしれない。



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