恨み妬み嫉みに飲み込まれそうな時に差し出された『私』

星野源の曲には幾度となく救われた。特に私は"死生観"において。

どうして努力をしても報われないのか
高い目標を持たずに生きているのに
身の丈に合った過ごし方をしているのに
無理しないようにしているのに
簡単に人を傷つけるあの人がどうして楽しく過ごしているのか

私はこの世にに居ることに向いていないのか

簡単にやめてしまいそうになる。
リセットなんてとんでもない、もう一度なんてごめんだ。

そんなことを考える度に、星野源の曲に引きとめられる。
今日もまた救われた。

『私』

配信で発表された新曲たちの最後の曲だ。
いつもシングルを出して、最後は弾き語りだ。
家で弾きがっているかのような音が、寄り添ってくれる。

「あの人を殺すより 面白いことをしよう 悲しみと棒アイスを食う」

あぁ、それで良かったんだ。いつも、恨み妬み嫉みからどうやって抜け出せば良いかわからなかった私に光明が差した。

「希望どもが飽きれたまま 死ぬのだけじゃ あんまりじゃないか」

"もったいない"とか"大事に"とか痛いほどわかり切っている言葉を使わずに「あんまりじゃないか」という言葉が、やるせなさで胸がいっぱいになる。
そうだね、何か落ち込んで変なこと言ってごめんね、という気持ちになる。

すぐには無理だけど、きっとそのうち"次の僕が這い上がるぜ"。


CD代、ライブ代からのレポ費用にします。今のところ。