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アラサー女子3人の、アホすぎる名古屋旅行記。

1月某日。
大学時代の女友だちと、3人で旅行をした。

わたしともうひとりは東京、あとひとりが三重に住んでいるので、中間地点の名古屋で集合した。

アラサー女、名古屋旅の始まりだ。


【1日目】

熱田神宮→大須商店街→三輪神社→喫茶店→矢場味仙→Airbnb→蘭州ラーメン

大須商店街で●万課金

(いきなり熱田神宮をすっ飛ばしたが、誰もおみくじも引かないし御守りも買わないドライっぷりを発揮したので割愛)

続いて向かった大須商店街では、ビンテージアクセサリーのショップにわたしが惹かれて入店。

店内を彩るヨーロッパのビンテージアクセサリーたち。

入店するやいなや、店員さんにガチっと横を固められ、決してひとりにはしてもらえない。

少しでも手に取ろうものなら、このアクセサリーがいつの時代のどの国のものなのか、丁寧に説明をしてくる。メンヘラ彼女くらいにはピッタリ横から離れてくれない。ずっと一緒///

これが名古屋スタイルか…
と半ば諦めの境地で、全て一点ものだというアクセサリーを見つめて説明を聞いていると、あら不思議!

もう買う気満々になっていました!!!

価格相場はだいたい5,000円〜25,000円くらいのものがメイン。

たけえ\( ˆoˆ )/

どこの馬の骨かもわからないアクセサリーだけど、まあこれも出会いだよね!

多分1時間くらい、狭い店内に所狭しと並ぶアクセサリーたちを隅から隅まで舐め回し、3人全員ご購入!

わたしは14,000円のイヤリングを。
友人⑴は26,000でピアスとバレッタを。
友人⑵は24,000円で指輪2つを。

一番時間をかけて迷って、散々友人たちを待たせたわたしが、最後の最後に冷静になり指輪を買わない判断をしたので、結局一番安い金額になって友人たちに叩かれた。

全員万超えの買い物。良客( ◠‿◠ )

店から出た瞬間に冷静になった我ら。
ガラクタに課金したね!!思い出の品ができたね!!!と無理矢理自分たちを納得させて店を後にした。

でもわたしたちは本当にどこへ旅行しても食べることしかしてこなかったので、初めて3人でショッピングというものをして、同じお店でガラクタ思い出の品を買えて、本当によかった。

矢場味仙でエイリアン

ここが最大の目的地。

台湾ラーメンを食すために名古屋に来たと言っても過言ではない。

見た目もタイプも好みも性格も、全部まったく違うわたしたちが唯一一致すること、それは「うまいものを食べることへの貪欲さ」

17時の開店と同時に店へと向かった。

すでに店内はほぼ満席。

席に着くと(脳内で)ゴングが鳴った。
次々と注文し、驚異のスピードで食べる。

酒が入ったわたしたちは無敵。

散々食べて飲んだ後に、ミニ台湾ラーメンをひとり1つ注文した。

わたしと友人は普通の台湾ラーメン。

台湾ラーメン

辛いものが大好きで、辛いものに関しては舌がバカな友人は、エイリアン(最辛)を注文。

台湾ラーメン(エイリアン)

舌は大丈夫でも、さすがに気管支に何かが来るらしく、大泣きしてむせながら完食していた。

台湾ラーメンですでに泣いているわたしは、その友人を「やべえやつだな」と思った。

次は絶対アメリカン(辛さ控えめ)にしようと思った。

Airbnbで最高にアホになる

みんなで部屋飲みをしたいので、宿はAirbnbを取っていた。

あんなに食べたのに、まだファミマで菓子やつまみを買い漁り、二次会スタート。

話のノリで友人がTinderを登録して、ふざけながら名古屋の男を漁った。

すぐに「近くにもう人がいません」と出てしまいカードが切れたので、つまらなくなってすぐやめた。

そう考えると一生男が出続けていた東京って改めて人が多いんだなあ、と思った。(Tinderは精神が荒れるのでもう絶対にふざけてでも自分は登録しないと決めている)

とりあえずテレビで点けていたNetflixが孤独のグルメだったのだが、松重さんが町中華でラーメンを食べる回だった。

それを観たわたしたちは、あろうことか、
「ラーメン食いたい!!!」
と3人全員のたうちまわり始めた。

味仙でも食べまくり、ファミマで買い漁ったお菓子やつまみやアイスもなくなり、まだ食べる気か。

でも時間は23時。外は寒い。
コンビニまでカップ麺を買いに行くのもめんどくさいよね〜〜という気持ちが自制心となった。

それも束の間。

次の話でもまたラーメンをすする松重さん。

Googleで検索すると、泊まっている部屋から徒歩4分のところにラーメン屋があるではないか。しかも営業中。

気づくとわたしたちは部屋着のままコートを着て外にいた。〜完全に狂っている〜

深夜0時のラーメン

席に座るやいなや、「ぜんっぜんお腹空いてないよね」と言いながらメニューを開く。

そして店員さんを呼び、おもむろに各々がラーメンを頼んだ。

お気づきだろうか。

ラーメンを食べたいがお腹が空いていない。
ならば、ラーメンを1つ頼んでみんなでシェアすればいい。

それなのに、完全にお酒で偏差値が5になっていたわたしたちは、あろうことか、ひとり一杯のラーメンを頼んでいた。〜完全に狂っている〜

しかもこのお店、注文が入ってから麺を手打ちするというこだわりの中華屋。

提供までにまあまあな時間が経過する。

その間に少し酔いも醒めてきたわたしたちはこう思った。

「我らはアホか」

「てか、さっきラーメン食ったよな???」

「眠い、お腹空いてない、帰りたい。」

ラーメンが運ばれてきたときにはテンションが平熱になっていたわたしたちは、ほぼ罰ゲームのようにお腹にラーメンを押し込んだ。

スープが美味しかったことが不幸中の幸いだった。

全員、完食した。

部屋に帰って、全員シャワーも浴びずに速攻で眠りに落ちた。

【2日目】

Airbnb→コンパル→解散

モーニングでまた食べる

翌朝。

わかっていた。
こうなることは、みんなわかっていた。

そう、気持ち悪い。

おはよう、と挨拶した顔は、3人全員がむっくむくで不細工だった。自業自得だ。

アラサーにもなって何をしているのか、自制心や理性というものはないのか。

食欲という本能のままに生きたわたしたちは、屍のように部屋を後にした。

そして向かった先は…

名古屋駅のコンパルでモーニング\( ˆoˆ )/

まだうまいものへの欲は捨てられなかった。

これはわたしたち3人の旅では毎回お決まりなのだが、1日目に全ての体力とテンションを使い果たすので、2日目はほとんど頭が働いていない。

そのため、ほぼ無言でモーニングのコーヒーとサンドを頬張り、そのまま早々に解散した。

〜完〜


1日目と2日目のテンションの落差が激しすぎるところも、食への貪欲さが異常なところも、みんな悩みを抱えながらもなんやかんや幸せに生きているところも、やっぱり変わってなくて安心した。

ど下ネタから社会問題まで、振り幅がありすぎる話題を語り明かすのは楽しい。

貴重でクレイジーな友人たちを、これからも大切にしたいと思った。最高、大好きだ!


(追伸)

台湾ラーメンが胃を動かしまくった結果、
朝起きて部屋で第一子を出産、帰りの新幹線で第二子を出産、自宅に着いて第三子と第四子を出産という多産を成し遂げた。

※子=💩

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