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イラスト3か月上達法をためしてみた(その13)

来ていただいてありがとうございます!スタマック・ジャックです♪
さいとうなおき先生の3か月上達法、今回は6巡目の反省をもとに「こんな練習してきましたよ!」という記事ですね。
今回は今までの練習とくらべて、たいぶ毛色がちがうというか……普段とは一風かわったことをやってきました!

エフェクトの練習

今回の課題を設定するにあたって、人物に関してはいったんこのまま手に馴染んでくるのを待とうか、という判断をしてみました。
そうでなくても常にお手本は見ながら描いているわけですしね。
これ以外にということで、絵そのものに迫力や派手さや怪しさなどといった説得力をもたせるための装飾部分、エフェクトの描きかたを学んでみることにします。
お手本の絵師様の作品を見ていくと、かならず目に付くスタイリッシュなエフェクトの数々に毎回「こんなのもまだ自分には描けないなぁ」と思ったりしていたんですよ。
変な話、「自分で描くためにちゃんと観察しよう!」と決めて見てみないと「なんかすごい」で終わっていた部分ですね。
ただ、これができるようになるとパッと見の印象として、お手本の絵師様の絵面に近づける気がします。ぜひとも習得したいところ。

エフェクトもまずは模写

正直、人体の描きかたとかの時は一般的な正攻法があったので練習方法って考えやすかったんですよね。
今回のエフェクトの練習って、ただエフェクトの描きかたを知りたいだけならネットで調べれば解説記事が出てくると思うんです。
3か月上達法での練習はそのへんがちょっとちがいますよね。「お手本のエフェクトに極力似せる」が達成条件になります。
お手本の絵柄に合ったものを学びとるということですね。
こればかりは絵師様ご本人に教えてもらいでもしないかぎりわからないなぁ、と考えてはみたんですけど、
前回にもチラッと書きましたが、まずは「見たまま真似る」ですね。
顔や身体の練習の時と同じです。

というわけで、ひたすら画集を見ながら「こうかな」みたいな文字通りの見よう見まねで描いていくわけなんですけど。
毎度のことながら、その行程を画像で発表するわけにはいかんので……「描いてきました!」以上のことは何も言えない自分をおゆるしください……!
そこからの発展で、次ですね。

お手本を参考に似たようなエフェクトを描いてみる

はい。ここからは画像つきで説明できます!
目を皿のようにしてお手本を見ても描く行程までは読みとれないので「こうすれば結果的に似たものが描けそう」ということにはなるのですけども。
まず描いたのがコレです。

エフェクトの練習1-A

イメージ的にはなにかしらの能力的なヤツ(語彙力)をもったキャラがまとっている波動のようなエフェクトです。
これを描くためにまずどんなことから始めたのかというと。

エフェクトの練習1-B
  1. ざっくり描く
    こんなのを太めのペンでグリグリっと描いてみました。
    ぜんぜんラフでいい……というかむしろ勢いまかせにいったほうが最終的に面白いエフェクトになりそうな気すらしますけども。
    この段階で気をつけていたのが「流れ」です。
    実際にエフェクトを描く時というのは、普通エフェクトを入れたい絵が先にあって「このへんにこんなエフェクトがほしい!」というのがあるかと思います。
    そのイメージに合わせた流れを意識するのが重要と感じました。
    このパターンですと、さらにエフェクト自体に裏表をつけて「キャラがエフェクトをまとっている」感じをイメージしていたので色が変わっている部分はキャラの背後にくる想定で描いています。

  2. 細かく消していく
    ここから描きたいエフェクトの雰囲気に合わせて小さい消しゴムで削るように消していきました。
    衝撃波的なシャープさがほしかったので、まず末端がとがっていることを意識しています。
    そこからは流れに大きく逆らわないような程度のランダムさを意識して、隙間を作るように消していきます。
    意外とこれが少し慣れると「こんな感じかな?」みたいな適当さでそれっぽくなったりするので小気味の良い作業でしたねぇ。
    気をつけるポイントとしては「全体でみた時の粗密に違和感がないか」だと思いました。
    ある一箇所だけ変に描きこみが細かくなってしまったりというのを防ぐためです。もちろん意図的に粗密を作る場合もあるかと思いますが、ここでは意図せぬ違和感がないかのチェックですね。
    自分の場合は拡大して描いていると変なムラができてしまうことが多々あったんで、これは特に気をつけることにします。

  3. 色をつける
    最後は色です。
    とはいっても、ベースとなる色ははじめに決めてあるので、その上からぼかしの大きいブラシなどで明暗をつけるような感覚で塗ってみました。
    入りと抜き部分は色を変えてみたりとかも、それっぽくなりそうですよね。
    色合いの変化もついて、よりエフェクトらしくなる気がします。
    最後に輪郭のぼかしを入れて完成です。

なにやらTIPS記事みたくなってしまいましたね笑。
特にポップな絵柄に合うようなパキッとシンプルな方向性のエフェクトなんだと思います。
でも、このお手本の絵師様(風)エフェクトの描きかたがなかなかに汎用性が高くて。
少し変えるだけで炎のエフェクトも描けました。

エフェクトの練習2-A

先ほどの衝撃波的なものとの違いは色のほかには「丸い形を意識すること」でした。
ベースにした形がこれですね。

エフェクトの練習2-B

丸をいくつか組み合わせて、流れを考えながらおだんごをくっつけていくようなイメージでしょうか。
ここからは同じように小さい消しゴムで詳細を描きこむように消していって、色をつけて完成です。
炎なので、それらしいゆらぎを意識してみたり、
魔術的な炎のイメージですと、ところどころ鋭角にしてパシッと破裂している部分を作るのもおもしろいと思いました。

画集を見るかぎり、この手順で描くとうまくいくようなものが一番多かった印象なんですけども、ほかのパターンもあったので紹介しますね。

幾何学的模様のようなエフェクト

これはかなり絵の目立つ部分で大きくドーンみたいな使いかたをしていたものなんですけど……これも完成した画像を貼ってしまうと「模写だ」ということになるので画像は貼れないのが残念ですねぇ。
先ほどのエフェクトは流動的でランダムな形をしていたじゃないですか。
それとは逆パターンで規則的な形をベースに描きあげるエフェクトもありました。

エフェクトの練習3

まず図形を描くツールでガイドになる形を描きます。
それをベースに色をのせて、細かく消したり、ぼかしやグラデを入れていくものですね。
この上に大きな十字形の光をのせたりすると、ポップでかなりインパクトのある光のエフェクトになっていました。
お手本の絵師様の個性が強くでているものな感じがします。「こんなパターンもありましたよ!」ということですね。

自分で考えたエフェクトを描いてみる

さて。
ここからは満を持して、これまで模索した描きかたを元に自分で考えてエフェクトを描いてみたものです。

エフェクトの練習4

実は次の7巡目の絵は、最近暑くなってきたんで涼感のあるものを描きたいと思ってまして笑。
それに先がけて、水をモチーフにしたエフェクトを描いてみました。
基本的には一番はじめの衝撃波のようなエフェクトに近い描きかたです。
そこから水であることを表現するために、衝撃波ではとがったシャープさを意識して形を整えていったところを、
今回は水滴の感じを表現したかったので丸い粒状の形にしてみました。

そして7巡目へ。

さてさて。
こんな感じでエフェクトの練習をしてきました。
実はけっこう苦手意識をもっていたんですけども、観察しながら描いてみると「あああ!なんかソレっぽい!!」みたいな楽しさがありましたね〜♪
わりとアイデア勝負で絵に合わせたいろんなエフェクトを考えてみるのも面白そうですし、遊んだぶんだけ引き出しが増えるのも良いかもしれないですね!
次はいよいよラストになりますか。
今までの練習をふまえた7巡目の絵にとりかかろうと思います。
とにかく、最後ですからね。
これまでのことをおさらいしながら楽しく描ければいいかな、と思ってます。
では、よろしければまた♪
(このnoteはその後もつづくんじゃ)

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