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進路・就職に悩む高校~大学生へ!夢見るチカラを鍛える3つの方法

ドリーム・ハラスメントやドリーム・キラーなんて言葉もあるくらい、高校生や大学生たちには夢を見ることが大きな負担になっているようです。

どうも夢を見ることを大人たちから強要されてしまうようで、周りの大人たちの在り方にも問題はあるかもしれません。

しかし、環境を変えるのには大きなエネルギーを要します。周りを取り囲む親や友人を変えるなんて、できっこないですもんね。

夢を見ることが難しいなんて当たり前のことなんです。夢は見るものではなく、

見えるものだからです。

見えていないものを見ようとするのは、なかなかに骨が折れそうですね・・・

では、見えないものは一生見えないのかというと、決してそんなことはありません。夢が見えるようになるには、ちょっとした訓練が必要です。

私が高校生や大学生と接する舞台裏を、少しお見せできればと思います。5000文字と今回はちょっと長いですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。


◆ 夢が見えるようになるには○○さえ持てばOK!


霊感がなければ、幽霊は見えませんよね。夢も同じで、夢を感じるチカラがないと、健全に夢を見ることはできません。

こいつを仮に夢感と呼びましょう。w
夢感さえきちんと備われば、次第に夢が見えてきます。


夢感が鈍る原因の1つに、
「誰かの夢を自分の夢と思い込む」ことが挙げられます。

ご両親から刷り込まれたり、
誰かの見ている夢を真似てしまったり・・・

ぼくはじいちゃんに「医者か弁護士かピアニストになれ!」と言われて育ちました。いつも「絶対イヤや!」と答えていたので、今思えばじじ不孝でしょうか・・・w

誰か・何かに憧れることは悪いことではないとは思いますが、それをそのまま自分の夢に置き換えてしまうのは乱暴すぎるかなと思います。

憧れのもつバイアスは結構凄まじいものがあって、憧れている側は、華やかな部分にしか目がいきません。暗い部分や大変な部分を見てしまったときに、熱が冷めてしまうことが多々あります。

周りの大人たちは、うっかり夢を見せてしまわないように注意しないといけませんね。



◆ 夢感を持つためには


とはいえ、こんな得体の知れないモノ、どないして手に入れればええんでっしゃろか。

実はそんなに大変なことではありません。

「ええなあ」と思えるモノやコトを集めましょう。

ぼくがいつも生徒たちに勧めているのは、写真でも文字でも良いのでコルクボードに好きなものを貼り付けていき、それを日ごろから眺めることです。要は自分の良しとするものを目に見える形でストックしていくのです。

そうすればそこから自分の価値観の公約数をピックアップできる。自分の良しとするものなんて、なかなか言葉や映像にできないものですからね。


スマホの待受やアプリで作っても良いですが、あまりお勧めしません。なぜならスマホは何か用事や目的があって開くものなので、待受は基本、見えていないようなものです。

コルクボードならいつも目につくところに掲示しておけば、何の気なしに視線をやった先にあるものですから、結構能動的に見てしまうものです。

一度目にしてしまえば、そこからは無意識のムーちゃんが色々と考えてくれます。w
(ムーちゃんについては、こちらをどうぞ)

※お急ぎの方のために、以下引用しておきますね!

◆ 「準備」に備えるエンジン①いったん全てに手をつける

準備に備えるって言うたら、なんか「頭痛が痛い」みたいな感じですねw

人間の脳はマルチタスクに向きません。だから結局、積み重なるやるべきことや業務を1つ1つ片づけるほかないのですが、それは「意識下において」ということになります。でも、「無意識」を別動隊として働かせられたら最高ですよね。

そのためにはいったん全てに手を付けましょう。
でも無意識は意識とは異なり、超多忙な奴です。
無意識を仮にムーちゃんと呼びましょう。w
(略)
この生命維持装置とも呼べるムーちゃんに、意識下における仕事を押し付けられたら、めちゃめちゃはかどりそうやないですか?

それを可能にするのが「恋」です。
厳密にいえば、恋の土台部分とでも言いましょうか。世の科学者は当たり前のように、この仕組みを活用しています。

アイザック・ニュートンという科学者がいました。リンゴが落ちるのを見て万有引力のヒントを得た人ですね。彼は何も、リンゴが落ちるところを見たから万有引力を思いついたわけではありません。物が落ちるところは普段から散々目にしているでしょうし。

彼は寝ても覚めても重力のことについて考えていました。でもさすがに普段の仕事をしているときは、そちらに意識を奪われているはずです。でも恐らくニュートンは、その間も引力について考えを巡らせていたはずです。リンゴが落ちることで思いつけたのは、普段からムーちゃんをも引力についての熟考へ動員していたからでしょう。

準備を始める際、いろいろとやるべきことはあると思います。だからそれらを一番最初に少しずつ全てをつまみ食いしておくことが大切です。

そうすれば
「この仕事は結構、量があるな」
「これは人に聞いてみんとわからんな」

といったように、タスクの性質もわかってくる。

そしてつまみ食いをしておけば、いつも頭の片隅で、ムーちゃんが各タスクについて考えを巡らせてくれます。

経験上、ひらめきは意識下で熟考しているうちよりも、ある日突然、ムーちゃんが持ってきてくれることの方が多いように思います。

ムーちゃんに任せておけば、夢を感じるチカラは自然と伸びていきます。ありがとう、ムーちゃん!!



◆ 夢見るチカラを鍛える3つの方法


さて、夢が見えるようになるためのOSは準備できました。次は健全に夢を見られるよう、トレーニングを積んでいきましょう!


方法①:「○○大好き芸人」になろう!

夢が見えるということは、その分野にある程度明るいということになります。夢の見え方はいろいろありますが、まずは「好き」を掘り下げることから始めましょう!

その魅力を、誰かにプレゼンできるようになるまで磨いていきます。すると常人には見えない世界が見えてくる。

ぼくは野宿大好き芸人です。(いや、職業芸人ではないですよ!w)
人力(ロードバイク)で移動し、太陽光で電力確保、地図は見ずに時計と太陽の位置で大体の目的地方向を判断し、現地で食料を調達(海釣り)し、テントを張って調理して星空を眺めて眠る。最高。

すると、生きていくのに必要なものが見えてきます。

道具で言えば、
焚き火台やダッチオーブンは必須ではありません。

気構えで言えば、
愛嬌とお世話焼かれ力が必要になってきますね。

そして野宿の魅力は、「不便を楽しむこと」にあります。
あと3分、時間をもらえたら、あなたを野宿のとりこにできるでしょう。w

こうして何かの専門家になれば、あなたにしか見えないモノが見えてくるはずです。


方法②:「対極マスター」になろう!

別の視点を持つということを意識的に行うのは難しいものですが、
対極を考えるのはそう難しいことではありません。

キャンプの例で考えてみましょう。キャンプは外で行うものですよね。山あいのキャンプ場まで出かけていって遊びとして行うものですが、この対極を考えるとなると、2つの対極が考えられると思います。

山あいでキャンプ⇔自宅でキャンプ
⇒ ベランピング(ベランダでキャンプ)

遊びながらキャンプ⇔仕事をしながらキャンプ
⇒ ワーケーション(旅先で仕事)


対極を考えることはアイデアを練ったり、自分の夢を模索する中で丁度よい訓練になると思います。


方法③:「かけ算マスター」になれ!

かけ算というのは、コラボということ。
何と何を掛け合わせるか、その新しい組み合わせを考えるということですね。

かけられる数×かける数=答え
というのがかけ算ですが、今回の場合に置き換えるなら

新しい価値を生みたいコト×コラボさせるコト
=新たな可能性

といったところでしょうか。

新しい価値を生みたいコトについては、誰しも簡単に持つことができます。問題はコラボ先ですね。

コラボ先については、常に情報収集を行う必要があります。周縁業界でのコラボは出尽くしていると思うので、全く関係のない分野での収集が望ましいですね。

そもそもコラボ先の選択肢が少なければかけ算するまでに至りませんもんね。


新しいことを考えるのが、どうして夢見るチカラに繋がるのか?それは、およそ簡単に思いつく夢というのは、既に他の誰かが追いかけ始めているからです。もっと言えば、既に叶えてしまっているかも。それを競合と呼びますね。

例えばぼくがYouTuberになりたいという夢を持ったとします。そこに自分の趣味の自転車を掛け合わせたとしましょう。

でも自転車を題材に扱うYouTuberはたくさんいますし、自転車屋さんに参入されてしまったらコテンパンにやられてしまうでしょう。
10年前ならまだしも、今となっては群雄割拠の時代、それで飯を食っていくというのはいささか難しい。先行者とライバルが多すぎるのです。

とはいえ、そんな簡単にあきらめきれないのはわかっています。
だからかけ算するのです。


ぼくであれば、そうですね…

自転車×野宿×サバイバル×キャンプグッズ×観光情報(歴史・遺跡)
というかけ算でYouTuberデビューしますかね。さっき述べたような趣味があるので、それがそのまま商材になりそうですw
(コラボ先は少ない方が省エネですから、1~2つに収まるに越したことはありませんが…)

上手くかけ算できれば、自分だけの夢の出来上がりです。


◆ 夢の育て方


ここまで実践できれば、夢の種はしっかり用意できたも同然です。でもまだ種なので、発芽すらしていません。

コイツを育てたいなら、

出会いに膨大なコストをかけてください。


人は出会いによって成長を加速させます。夢の種は、あなたの成長に伴い、成長していくものです。

そして人を大きく変えるのも、
出会いしかないと、ぼくは考えています。


人間一人の人生なんて、たかが80年ぽっちです。一人で到達できるところなんて、たかが知れています。

でも、もし他人の人生を生きられたら?
他人の持つ時間を拝借できたらどうでしょう?

100人の人たちから10年ずつ拝借できたら、
1080年生きたことになります。
…そこまできたらもう妖怪ですねw

もしある人が10年かけて培った技術やノウハウや哲学や知識を、話を聞くだけである程度受け取れたら、どんどん自分が成長していきますよね。

それが出会いです。

これまた前回記事に、楽しい出会いがあったので引用しておきます。

この間、農林水産省の方のお話を聞く機会がありました。目下、日本は自給率が低い国ではありますが、その人の話を聞いているとこう思ったのです。

「自給率って、別に農家に依存せんでも上げられそうやけどな」

方法さえ学べば、家庭菜園でそこそこの収穫は得られそうですよね。マンションやと厳しいと思いますけど。
ぼくの家なんて建築条件めっちゃ厳しかったので、庭の面積は家が建っている面積の1.5倍もあるんですよね。w


もっと成長を加速させたい人は、肥料が必要かもしれません。その夢が

誰のためになるのか何を解決することになるのか

を考えましょう。それがはっきりわかれば使命感も芽生え、夢はぐんぐん成長していくことでしょう。


これだけ大げさなことを申し上げてきましたが、夢に大小は関係ありません。人に迷惑をかけるようなものでなければ、どんな邪な夢でもいいと思うのです。「めちゃめちゃモテたい!」でも全く問題ありません!

それを実現するためのステップを考えて、トライ&エラーを繰り返しながら一段一段上っていくプロセスが、とても大切だと思います。何より、

夢はまた夢を生むのです。

自分の夢を叶えた先で、新しい夢に繋がったり、他の誰かを感化して、その人の中に新しい夢の種を残したり…

夢が見えるようになるコツが多くの人たちと共有できたら、きっと二次関数的に世の中は進化していくと思うのです。

うんと進んだ未来で、子どもたちが大活躍する姿を、時には野次馬になって、時には好々爺として、見守りながら人生を終えたいな、と願っています。


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