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緊張しないようにするための、2つの方法

ぼくはあんまり緊張しません。適度な緊張で保てている、といった感じでしょうか。昔から空手という個人競技の中で常に、自分より強い相手と戦ってきたおかげもあるかもしれません。

なぜ緊張しないのか、あるいは
なぜ緊張するのか、ということに触れながら、緊張しない方法についてお話できればと思います。



◆ 相手に集中する


ぼくが緊張しない理由は明白です。

相手のことばかり考えるからです。

もしかしたら緊張しているのかもしれませんが、自分のことなんて構っていられないのです。だって目の前には自分を殴り負かそうとしている巨漢が立っているのですから。w

相手選手の戦績、得意技、身長や体重のデータ、今日の体調など、相手のデータ収集に必死なので緊張している余裕がないのです。

個人競技といっても、音楽や体操といったような、練習してきたものをそのまま披露するようなものである場合は、やはり意識は自分に向いてしまうかもしれません。格闘技はそのあたり、かなり特殊ですね。


さて、これを人前での発表などの日常生活に置き換えるのであれば、やはり

相手のことを考えることが効果てきめんと言えそうです。

相手のことを考えるということは、相手から情報を得る努力をするということでもあります。相手から情報を得るための手立てとして、以下の手が挙げられます。


① 相手に質問をする。

相手との掛け合いができる場合に限られますが、簡単に緊張を解消できる手だと思います。質問をすれば、相手は答えを探すために2~3秒要するでしょう。その瞬間、会場の注目は相手に逸れますので、緊張は和らぐはずです。


② 売り込む相手を一人選んでしまう。

プレゼンなど掛け合いが難しい場合は、売り込む相手を一人に絞ったつもりでやってみましょう。会場の99人が買ってくれなくても、その1人に買ってもらえるように振舞うようにすれば、1対1で話しているような感覚になれます。



◆ 誰のため?何のため?


推薦入試や就活で面接するとき、何かを売り込むためのプレゼンを行うとき、自分のための行動という範疇にとどまってしまうと、その場を良い場にすることはできません。

特に面接の場合は自分を売り込むことが目的、自分の利益のために行なっているものと思うかもしれませんが、それでは上手くいかないでしょう。

100mを走る短距離走者は、スタートラインから110mをゴールと見据えて走ります。その方が良いタイムを出せるそう。

面接やプレゼンも同じで、採用してもらうことをゴールとしてしまうと途端に陳腐に映ってしまいます。

採用の先でどんな有益なことが、展望が、可能性が、未来があるのかを語り、そこへの到達をゴールとせねばなりません。


自分がその大学へ入った先での生活、
入社した先でのお仕事や他社員との協働、
自社製品採用の先にある取引先との新しい関わり、

緊張の場面、まさにその時というのは、眩しい未来への入り口に立っているにすぎないのです。それが準備段階からきちんと想像できていれば、緊張よりもワクワクが勝ってしまいませんか?

緊張に心を預けている場合ではないのです。ワクワクの方へ、心を取り戻しましょう。


自分が何のために面接の場にいるのか、
誰のためにプレゼンを行うのか、

そこにじっくりフォーカスできれば、
緊張知らずの炎の心臓が手に入ることでしょう。


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