「ワンピース」から学ぶ『家族愛の大切さ』②
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◯◯から学ぶ●●
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『◯◯から学ぶ●●』と題して、毎週水曜日の夜に更新しています。
僕が、好きなマンガや映画などから学んだことを綴っていくような感じです!
今回取り上げるのは、大人気漫画ワンピースの【ビッグマム編】
ビッグマムの家族観から学べる『家族愛』について、僕なりの感想をつらつらと書いていきます!
※物語の内容は深く説明しませんので、あしからず。
■自分中心の先にある平和
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ビッグマムの夢。
それは、
世界中のあらゆる人種が「家族」となり、同じ目線で食卓を囲むこと。
・・・世界中が家族になることで平和な世界を創ることがビッグマムの夢。
一見すると素敵な夢だけれど、ここには落とし穴がある。
ビッグマムは巨体だ。
他の人よりも圧倒的に目線が高い。
そこでビッグマムは、同じ目線で食卓を囲むために、「周りの奴らがみんな大きくなればいい」という手段を選ぶ。
そしてビッグマムのテリトリーであるホールケーキアイランドには、自分よりも大きな巨人族がいない。
夢は世界中のあらゆる人種と謳っているが、その中心には常に「自分」がいる。
自分中心の家族観をもっていて、その目的のためには家族に政略結婚を強制させ、気に入らない奴は排除するのがビッグマム。
■自分を演じる虚しさ
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これだけ自分勝手なビッグマムだが、その子たちが中心となって構成されていてるビッグマム海賊団の結束が堅いのが印象的。
裏切りは許さないし、特に兄弟が傷つけられた時の愛憎が凄まじい。
家族という「ウチ」は大切にするけれど、家族ではない「ソト」の存在は徹底的に排除していく。
そこで何が生まれるかと言うと、家族だからこそ得られる安心感ではなく、家族の「ウチ」であろうとすることで得られる安心感だよね。
カタクリは「地面に背をつけたことのない完璧な兄」を演じていたし、口が裂けていることも隠していた。
プリンは「誰にでも笑顔で接する優しい女性」を演じていたし、額の第3の目も隠していた。
・・・これを演じないと、家族の「ソト」に出されてしまうかもしれないからね。
ビッグマムは可愛いものが大好きで、珍しいものは好きだけど、気味の悪いものは排除するという気難しさ。
その中で生まれ育った子どもたちは、自分の役を演じるようになる。
どんな親であれ、母からの愛を求めてしまうからね。
ビッグマム海賊団の結束は堅いけれど、それは自分の役を演じている間だけ。
プリンの政略結婚の相手サンジにプリンの本性を見抜かれてしまったことで、その結束は一気に崩れていった。
自分の役を演じきれなくなってしまったから。
・・・その先に、同じ目線で食卓を囲むことなんてありえないよね。
■【さいごに】立場に囚われないという自己中心さ
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ここまでビッグマムに対して批判的に書いてきたけれど、ビッグマムも愛情に飢えている人間なんよね。
実の親には捨てられて、唯一信頼できると思ったマザーカルメルは突然消えてしまった。
ただ、そのマザーカルメルの目的は「ビッグマムの強さ」だけ。
子どもの頃のビッグマムが何をやっても笑顔で受け入れたのは、彼女を売りさばくため。
そんな条件付きの愛しか貰えず、周りは怖がって「やったらダメなこと」を何も教えてもらえなかったビッグマム。
力があるからこそ、周りが自分の言う通りに従えば、それが相手の幸せになると思っている。
平和が訪れると思っている。
その結果、ビッグマムに従わずに逃げた子どももいるし、自分に嘘をつき続けなければいけない子どもばかりになっている。
・・・ということで、結論。
マザーカルメルがしたように「わがままを放任する」と、子どもは周りを従わせようとしだす。
かといってビッグマムがしているように「わがままを押さえつける」と、子どもは役割を演じるようになる。
しっかりしているお兄ちゃんお姉ちゃんらしさ、従順な弟や妹らしさみたいにね。
・・・ここで大切なことは、自分の好き嫌いをどれだけ横に置いておけるかということ。
「我が子のココが好き」
この感情をベースに子どもの行動の良し悪しを判断していると、子どもは親に好かれようとする。
キャラを演じようとする。
「我が子のココが嫌い」
この感情をベースに子どもの行動を制限すると、子どもは親に自分を隠しだす。
やりたいことをするのにも許可を求めて、主体性がなくなっていく。
・・・今日はこんな感じの結論で終わり(^^)
ビッグマムを見ていると、こんなワガママなことは絶対にしないよと思うけれど、視点を子どもたちに変えるとまた違う。
兄弟仲や家庭内の立場に囚われてしまうことって、多いと思うっす。
だからこそ、立場や、〜らしさを超えて自分を受け入れてくれる存在は大切なんだろうなぁ〜と感じます♪
・・・読んで頂きありがとうございました(*^^*)
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⇓サンジの家族についても深堀しています!
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