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運がいいのは最高の資質


「運がいいですね」
「強運の持ち主」
「運を引き寄せている」

これらの言葉は、ここ最近わたしが周りの人から言われた言葉です。

あまりに短い期間に、何人もの人に次々似たようなことを言われたので、ちょっとびっくりするくらいです。

でもそういわれると、「確かに、わたしは運がいい」と思います。

まず、生まれたところから運がいいんです。
わたしの父は、第一子である私を母が妊娠中に会社員をやめて自分で事業を起こしました。
経済的に苦しい時代が長くあり、とくに起業すぐは仕事をとるために母も一緒に頑張ったそうです。
お米が買えなくて、小麦粉だけ変えたのでうどんを打って食べていた、とか、バス代も出せないので夏の炎天下に大きなお腹の母が歩いて営業して回ったと聞いています。

安定期ではありましたが妊娠中の母が、真夏に営業で歩き回っていたらある日大出血を起こしてしまい、病院でも、「これはもう無理だ。助からない」と言われたそうです。
でもどうしてもあきらめきれないで、ひたすら布団に横になっていたら奇跡的に助かり、生まれたのがわたしでした。

わたしの人生にはこれまで、大きな病気をしたり、起業した事業で大変な思いをしてうつ病になり、一時は障碍者手帳も持っていたり、大学受験も失敗したり、とマイナスな出来事はひと一倍ありました。

でも、思い返してみると
わたしが生まれる前の産婦人科のお医者様からも「この子は運がいい」と言われ、大病の治療が成功したときにも、塾にもいかず慶応大学に受かった時にも、起業して生活できていることにもあらゆることに、そのときどきいろんな人から「運がいい」と言われていたことに気が付きました。

今までは社交辞令くらいに思って気に留めなかったのですが、
ここのところ「もしかしてそうでないのかも」と思い始めています。

これからは、名前のついた職業を目指すのではなく、自分の仕事を作り上げていく時代だとわたしは思います。
わたしは、自分の子育ての困ったという一つの経験から今の会社を作ってスタートしていますが、これはわたしのたくさんの中の一つの側面です。

さらにほかの要素を加えたら、たとえばこんなことだってできるかもしれません。
・小児がんサバイバーのカウンセリング
・塾なしで希望大学に合格するためのセミナー
・専業主婦の起業アドバイザー
・一生服薬でコントロールしなければならないと言われた躁うつ病から回復したステップアップ講座

今思いついただけでもこんなにあります。
実際、わたしは最近30年以上続けている短歌を使ったビジネスパーソン向けの文章力講座、抽象思考力講座をオンラインで始めています。
さらにこれを掛け合わせたら、組み合わせはかなり増えます。

キャリア、というとこれまでどんな仕事で成果を上げてきたか、どんな学位や資格を持っているか、何点のスコアを持っているか、ということだと以前は思っていました。

でも、わたしの人生で起こったマイナスの経験は、どんな資格を取っても得られないわたしだけのオリジナルのキャリアだと思います。
自分の経験(キャリア)がこれくらいの需要があるかは、常に意識しながらさらに経験の組み合わせや、そこに何らかのスキル(資格など)が加わるとそれが変化していくのではと常に考えることは、キャリアを考えていくときに今後必須になっていきます。

最近気づいた、わたしの最大の強みは「運がいい」ことです。
すべてのキャリアにこの運の良さを加えたら、人の感情を動かせる、わたしのずっとしたいと考えている「人を元気にする」仕事につながるのではないか、そしてわたしのキャリアアップの鍵はそこにあるのでないかと思っています。

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