2054年の人々へ、平凡な我々が今すぐ出来ること

「第二の人生を考えなさい」

当時の主治医から告知され
コールセンター業界での
選手生命を失いました。

キャリアが壊れました。

どうしてこうなっちゃったのかな。

すでに過労で心臓手術を受けていたのに、
なぜ心まで壊したのかな。

予防できなかったのかな。

自分を責めました。

前を向かなきゃいけないのに、
なかなか前を向けない日々が続きました。

真面目で頑張りすぎる
個性があるのでしょう。

限界を超えて頑張るから、
成長は早い。
反面、燃え尽きる確率も上がります。

きちんとしたいから、
難しい仕事を中断しにくくて
残業することも多かった。
反省してます。

限界を超えてはいけないと
分からなかったのでしょう。

でも、限界があることを
知らなかったわけじゃない。
知っていても、見えなかったのです。

そうせざるを得ないぐらい、
頑張るしかない状況にいました。

心を壊してみて
良かったこともあります。

自分の家族が重い精神疾患で
苦しんでいたから、
何がどう苦しいのか理解できるから。

自分が当事者になれば、
説明無しで理解できることは増えます。
これは、とても良かった。

ただ、失うものが多すぎる。
避けられるなら壊したくない。

未来を考えると、
競争は今より激化し、
ストレスは増え、
情報も増大し、
世界が加速していく。

生成AIを使いこなす人や組織が
どんどん増えるわけだから、
世の中のイノベーションの質は高くなり、
サイクルも速くなっていく。
こう予想できます。

だから、ネットのギスギスを減らしたい。

また、限界を超えちゃいけないとか、
ストレスを減らす方法とか、
コミュニケーションのことなど、
自分が代償を払って獲得したことは
文章にして共有することを努力しています。

何でそうしたいか。

未来のことをすごく考えると、
これからの世代、
今中学生とか、小学生など、
これから大人になってくれる世代が
未来の終わりではないですよね？

彼らがいずれ先生や親や上司になる。

彼らが社会の中枢になっていく。

そうすると未来から見たら、
今の子どもたちは未来の
前提や環境になるわけです。

なら、今の子たちが
当たり前に思うところに
安心や安全があれば、
それは未来にとって
何よりの贈り物になる。

ギスギスを減らすことで
生産性が上がってストレスが減って
悲しい思いをする人が減らせるのであれば、
それはとても豊かなこと。

優しさを遠くへ、出来ることを今ここで。
社会もネットも、我々の言葉で出来ている。