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少年とモアイの冒険、もっと読みたくないですか?(『準備室のモアイ』)

私にとって、ニツカさんは児童書の権威だし、目利きとして信頼している。

 実はここで一つけっこうショックを受けていることがあります。
 
「こんな学校あったらいいな」に応募した「じゅんびしつのモアイ」という作品は、初めて書いた児童文学だったのですが、自分ではけっこう気に入っているんですよ。なかなかいいものが書けた、と思っているんです。ところがこれぜんぜん伸びないんですね。
https://note.com/rain_suzusame/n/nff9fd100bb13

私もショックである。

ニツカさんが勧めてくれるだけのことはあり、涼雨さんの児童文学いいなと思っているから。

 モアイはぼくのお父さんよりもずっと低い声でそう言うと、少しかがんでカッチとぼくのほうへ顔を近づけた。おでこの影のなかにおくまっていた目がはっきり見えた。
https://note.com/rain_suzusame/n/n45e74afead06

例えば、モアイと遭遇したシーン。声の低さ、掘りの深さと瞳の描写、私は好きです。対象年齢を意識して、漢字も習っている水準で統一してありますね。

児童文学は大人と本より難しい点が2つあります。退屈だと読んでくれません。大人は読み通してくれるから、作家の自由度が高い。もう一つ、そして一番大切なこと。説教しない! 涼雨さんは、きちんと守ってると、私は思う。

弱点を挙げるとすれば、物語のプロローグで終わった点かもしれない。

なぜ教頭先生なのか、ジョークなのか事実なのか、事実ならニュースになるだろうに子ども達は噂話(学校の怪談みたいな感じ)しか知らないのは何故か。そもそも、全校朝会で校長も教頭も顔を出すから、モアイ目立つので、知ってるはずですよね。

南の島へ飛んで、どんな冒険をするのか。

準備室の出会いは楽しいので、もっと彼らの冒険に触れたい気持ちはあります。きちんと、小学生が読んで楽しめるように書かれているから。

Why? って思うけど、涼雨さんは原因の分析されてるし、ご自身の行きたい道も明確だから、たぶん続きは読めない。

でも、アホほどPVやスキが集まれば、続き読めるかも。みなさん、お願いします。作品の応援を。読んで感想をどしどし送りつけてあげて下さい。

大丈夫、ぶっ飛んだ作品書くし、生き方がテロと仰る方だけど、知的な紳士なのでお手紙noteとか喜んでくれると思いますよ。怖くないので。

👆複数のサービスに作品置かれてます。私は、角川とはてなが組んで作ったカクヨムが、スマホブラウザで読むなら一番好みのUIなので、カクヨム版をご紹介。

👆涼雨さんの作品は読むのにコツがいります。すぐ慣れるので、数作品読むことをお勧めしたい。どれから読もうか迷ったら、感想あるので、もしよければ目安にどうぞ。

👆ヘッダーは安心の猫野サラさん。

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