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家族と一緒にリハビリテーション

お読みいただいている皆さんありがとうございます。
足がもう少しで痛みがなくなりそうな、理学療法士の唐沢彰太です。

私が回復期の病院で勤務していた頃、担当のリハビリを実施する時にご家族が見学されることが度々ありました。
当時の私は、ご家族がみている中でリハビリをするのがあまり得意ではなく、緊張してしまっていました。
また患者さんとの会話に関しても、どう思われるのかなどいろいろと考えてしまう状態でした。
回復期でいく家屋評価に関しても、ご家族とコミュニケーションを取るプロセスが苦手でした。

ですが、実際に回復期から退院したあと、自宅で一緒に過ごすのは家族なので、入院中の様子や、出来ることと出来ないこと、退院した後の生活の予想や準備して欲しいことなど、ご家族にお伝えする情報はやまほどあります。
このことに気付いてから、私はご家族が見学にいらしたときは、積極的に多くの情報をお伝えするようにしました。
またリハビリの見学に来られない方に関しては、看護師に伝言をお願いするなど情報の伝達方法も工夫していました。

このような状態で、今の生活期のリハビリに転職した私は、すでに家や施設で生活している方が対象になりました。
この状況の変化は、情報を伝える立場から、情報を収集する立場へとご家族との関係性が変化していきました。
また当然、自宅での過ごし方や自主トレーニングの方法などご家族へ伝える内容も多くあり、回復期での経験が大いにいかされています。

さらに、失語症や注意障害など、高次脳機能障害のある方においては、ご家族のサポートが特に重要になります。
家でもリハビリをしようと積極的なご家族には、リラックスできる時間や環境を作ることの大切さを伝える、接し方に一工夫必要などを伝えています。

このように、ご家族をリハビリに巻き込めば巻き込むほど、患者さんの生活の変化を著しく出すことが出来ます。
この経験は、回復期では出来ない経験だったと思っています。
反対に、この経験は回復期でいかしていけば、退院後の生活をよりイメージすることが出来るのでは?とも思っています。

皆さんはご家族とのコミュニケーションはどうしてますか?
是非皆さんの体験談聞かせてください!!

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