松雪泰子さんについて考える(49)『夕暮れに、手をつなぐ』

*このシリーズの記事一覧はこちら*

*松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」*

松雪さん出演シーンの充実度:5点(/10点)
作品の面白さ:?点(/10点)※早送りで視聴したため
制作年:2023年(TBS)
視聴方法:U-NEXT
 
※以下、多少のネタバレを含みますが、決定的な展開や結末には触れないようしております。
 
広瀬すずさん&永瀬廉さんが主演のラブストーリー。脚本は北川悦吏子さん。
 
『祈りのカルテ』に引き続き、これもあまり興味が湧かない内容だったので、早送りでとばしながら視聴。そのため、全体的な感想を述べることは控えます。
 
松雪さんは、広瀬すずさん演じる浅葱空豆の母親役。出演シーン数は多くないが、ドラマ終盤の回では大事なシーンがいくつかある重要な役どころ。有名トップデザイナーということで、金髪(アッシュピンク?ピンクゴールド?)のボブカットにド派手衣装。今までの役にはあまりない佇まい。
 
TBSのHPのインタビュー記事に、気になるコメントが。

「実際にデザイナーとして仕事をしている場面はほとんどないので、雰囲気や居方などの視覚的要素や声色だけで、世界で活躍するデザイナーらしさを表現するしかありません。」
引用元:https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=18070
 
ということで、この連載記事で何度も記してきたとおり、声にこだわりを持って演技に臨んでいる証が、ここにも。
 
ではどういう声かというと、派手な見た目とギャップのある、低めで重い声。低さだけで言うと、『脳男』(2013年)『5人のジュンコ』(2015年)に近い。喋り方が若干違うが。声と見た目とが相俟って大御所感が出ているのはたしか。
 
広瀬すずさんとの共演は『エアガール』(2021年)以来。ちなみに、『TAKE FIVE』(2013年)では、松雪さん演じた刑事の子どもの頃のシーンを広瀬すずさんが務めた。
 
エンディングのクレジット映像で、主演の2人を中心として出演者が主題歌の振付(?)を踊るのは、同じTBSとして『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)に倣った?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?