女子のグループ①

最近素敵な漫画に出会って
自分が学生時代に属していたグループについて思いを馳せてみた

小学校はもう覚えてない。
覚えているのは中学生の頃から。
中学生の頃は所謂一軍グループなどではなく、ひっそりとクラスにいた。仲の良い友達と二人でいた。どこのグループと言われるとどこかはわからなくて、わりとどこのグループともおしゃべりが出来る二人組だった。その頃の話はまた今度。

高校の頃は1年生のときは目立つグループ。クラスの中でも中心人物の子が数人入っているグループになぜか入れた。名前順の関係で。

クラスが替わり2年生のときは、これまた特殊な、グループに。クラスの中心人物、頭のめちゃめちゃ良い子、ダンス部(それだけでもう華やか)など目立つ子が集まったけども、浮いていた。そりゃもうプカプカに浮いていた。そのグループ全体が浮いていた。
その話もまた今度。

今日書きたかったのは大学グループ。

今思ってもほんとに変なグループだった。 

私が通っていたのは服飾科のある女子大。
本当に色んな子がいた。
わりと真面目な高校にいた私はこんなにも多種多様な女の子がたくさんいることに驚いていた。

ファッションも本当に様々で、好きな格好をみんなしていた。全然服に興味が無さそうなファッションの子もいた。素材の勉強をしたかったり、家庭科の先生になりたい子たちも多かった。

読者モデルもいたし、ゴスロリ、パンクファッション、ギャル、森ガール(今はもういないのか)、和服、なんでもござれだった

そんな中、わたしが入学してすぐ属したのは不思議なグループだった

同じ高校から入学した子もいたけど、同じクラスではなく、まったく知らない子達とのスタート。(普通の大学だと無いかもしれないが、専門的な授業も多い大学性質上クラス分けがあった)

そこで席が近いなど、一緒にいることが多くなったのは、私を含めて4人グループ。

メンバーを紹介するぜ

私唐揚げ、目立たないタイプ。ファッションも奇抜ではなく、遠くから探しても見付けられないような服装、髪型。すごく真面目で課題も超がつくほど真面目に取り組んでいた


カレー子(食べ物の名前でいこう)
超パンキッシュガール。金髪、ベリショ。
ブルーのカラコン。バッチリアイライナー。
レザーライダースにレザーのスカート、黒網タイツにエイトホールのブーツ。
まさに、お手本のようなパンクガール。
プリクラを撮るときは中指立てて舌を出す。
そんなカレー子。入学式から目立つ存在だった。一度もすっぴんは見せてくれなかった。


カツ美
ガリガリのモデル体型女子。超がつくほど目立ちたがり。ファッションにさして興味はなさそうだった。大学のショーにモデルとして出たくて入学したと言っていた。授業はガン寝、遅刻魔、不真面目ガール。


寿司江
上京してきたサバサバガール。入学当初はヒッピースタイルでロングスカートにターバン。古着でまとめました。というようなファッションだった。メイク後とすっぴんが全然違うのが有名で、すっぴんで登校してきたときクラスが「誰?」とざわついた。


その4人がグループ。今書いていてもなにこれ?と思う。全員ファッションも違う、好きなものも違う、性格も全然合わなそうなのだ。

実際趣味などまったく合わないし、くだらない話しかしなかった。

グループ課題や、お昼休みなど一緒にいることも多かったが、
別で動くことも多かった。お昼休みは食べたいものが別であれば一人で学食やコンビニも行くし 
面倒なときは一人で行動する。そんな4人だった。
超個性的メンバーの中に、私みたいな普通タイプの人間はどう見えてたのか。
そのメンバーと一緒に行動してる、という時点で少し変わった子に見えていたのだろうか。

カツ美と寿司江は課題などサボりまくっていたし、いないことも多かった。

カレー子は真面目できちんと課題もやっていた。人は見かけによらないなと本当に思った。

ある日の夏、カツ美が超超ミニのスカートで登校した。ほぼ中見えてた。

さすがに服飾の学校でもどうした?!とクラス中がざわついた。

隣に座ったので、聞いてみることにした。
どうしたの?

「え?暑かったからさ。水着で来た」

水着だった。よく見ると上も水着だった。ブラタイプの水着に日避けのカーディガンのようなものを羽織っていた。
これからプールや海に行くわけでもないのに
カツ美は水着で来たのだ。電車に揺られて。

コイツ、すげぇな。

と思った。
痴漢などは大丈夫だったか聞くと、「大丈夫。誰も寄ってこなかった」
と。

なるほど。奇抜すぎるファッションには痴漢も一目置くのか。薄着でも。

その日学んだのは
全身水着で電車に乗っても意外と大丈夫ということ

ゼッタイにマネはしないでほしい。

衝撃的な夏の日だった。


寿司江のことも書きたいので次につづく……………







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