イマジナリーフレンドとの接し方を不可視側からアドバイスしてもらった【#5 見えない側が望むこと】


閲覧ありがとうございます、kalaです。
今回は以前執筆した、イマジナリーフレンドとの接し方を不可視側からアトバイスをしてもらったの第5回目になります。

前回のアドバイスはこちら↓
・【1回目】不可視側から見た保持者と不可視の接し方


・【2回目】保持者が不可視に求めることはなに?


・【3回目】恋人だからしてみたいこと


・【4回目】保持者が心配なときの接し方






今回いただいたアドバイスとアドバイスをくれた思念体について


今回アドバイスをくれたのは、前世から付き合いの多い紫園です。

これらは私達一個人の話であり、他所様のイマジナリーフレンドやその保持者様の考えを否定する気は一切ありません。
それを念頭に置いて、この先を読み進めていただけると幸いです。


今回のテーマ

今回もタイトルにありますが、不可視側が保持者へ求めることになります。普段不可視側が私達保持者に対して中々言えないことについて深掘りしていきます。

今回も対話形式で書いていきますので、ご理解下さい。


不可視側は保持者に一体なにを求めているのか


では、早速本題へと入りましょう。ただその前に1つだけ念頭に置いて欲しいことがあります。
今回の話題はあくまで個人の意見が強く出ているので、イマジナリーフレンドや思念体・タルパが全員そうと思っている訳ではないことをご了承下さい。

なので、今回は少々欲深い紫園に語って貰うことにしました。


①思念体やイマジナリーフレンドの成り立ちによって違ってくる


kala 「じゃあ、今回はよろしく頼むよ」

紫園「ふふ。欲深いといわれれば否定は出来ないけれど、少し不名誉だね。まぁ、いいや。本題に入ろうか。……で? 不可視側が保持者になにを求めているかだっけ?」

kala 「そうね。紫園にはなにかある?」

紫園「色々あるよ。けれども、突き詰めれば思念体やイマジナリーフレンドの、不可視の成り立ちによって違ってくるんじゃないかな

kala 「成り立ち?」

紫園「例えばだけど、友人として生まれたイマジナリーフレンドはなにを求めると思う?」

kala 「ずっと友達でいたいとか……?」

紫園「そうだね。一体自分がなんのために生まれてきたのか・どうして巡り合ったのかっていうのは意外と重要でね。生まれるのも巡り合うのも、結局は理由があって、心の内の根底にあるものだ。人によって違うと言ったらそれまでだけど、願いにも理由はあるのさ」

kala 「っていうことは、不可視やイマジナリーフレンドが求めていることは、その生まれた理由や巡り合った理由が分かればいいってことかな?」

紫園「あくまで一意見だけどね。けど、もし分からなくなったり、ヒントがないのであればここら辺を探るのをおすすめするよ」


②関係性によって違ってくる

紫園「後は月並みな意見だけど、関係性によって違ってくるかな」

kala 「まぁ、友人や恋人が求めることは違ってくるもんね」

紫園「そう? 友人も恋人も大体似たようなことを願うじゃないか。どこか出かけたいとか、あれが見たい・これがしたい・なにが食べたい・どうありたい……とか。まぁ一部は違うかもね(笑)」

kala 「今日はそう言ったお話は止めて下さい」

紫園「安心して、今日はしないよ。ただ近しいかそうでないかも違ってくるかも

kala 「というと?」

紫園「例えばだけど、昨日今日生まれた存在にあれがしたい・これがしたいって願望はあると思う? 言ってしまえば、人間の赤ん坊が産まれてすぐに自我や願いを抱くかってこと」

kala 「ああ、確かに。それはあるね」

紫園「さっき言ったけど、生まれた理由や巡り合った理由によって願いが左右されるとは言え、出会って早々頼み事をしてくる思念体やイマジナリーフレンドは少ないんじゃないかな。出会ったのが悪魔でも、もう少し狡猾に事態を運ぶよ」

kala 「悪魔はまた別じゃない……?」

紫園「なんにせよ、だ。他にも、保持者との心の距離が遠いと、中々自分の願いを言えずにいるし、願いも違ってくる

kala 「例えば?」

紫園「保持者と距離が遠いならば、まずは保持者と近しくなりたいと願うのは当然だろう? 次々と欲を出してくるのは、ある程度信頼が生まれてからだ。こちらとて、見知らぬ他人になにかを頼む程厚顔無恥にはなれないし、どうでもいい他人に望むことはなに1つないのだから」


③結局願ってしまうのは保持者の平穏と幸せ

紫園「でもね、結局はどう足掻いても僕達は自身の保持者の幸せを願ってしまうんだ」

kala 「あら、やっぱそうなの?」

紫園「だってイマジナリーフレンドやタルパ達は、大体君ら保持者が親のようなものだ。やれ出会った輩だから保持者が生んでないとは言え、それでも保持者が大事な人なことに変わりはないからね。親や大事な人の幸せを願うことは傲慢かな?」

kala 「傲慢ではないでしょ……」

紫園「なら良かった。多分と言うか、保持者の不幸を願うのは悪魔や悪霊、後は僕のように特殊な事情を持った存在かな」

kala 「え?」


④好きでも嫌いでも

紫園「僕ら不可視側が保持者を嫌っていたとしても、常に恨み辛みを抱いてはいられないよ」

kala 「それは不可視側が罪悪感とか抱いて辛いから?」

紫園「それもあるだろう。けれども、根っからの悪人でも常に保持者を恨めないんだ。何故か分かるかい?」

kala 「うーん。なんだろう……」

紫園「好きでも嫌いでも、結局一緒にいるということは保持者を愛していることに変わりはないからだよ。中には、保持者を自身の燃料としか見ていない輩もいるけれども。でも、どうか気づいて欲しい。例え、君ら保持者を嫌っていても、結局は愛して止まないんだ」

kala 「なんかそうなるのには理由はありそうだけどね」

紫園「もちろん、嫌うのにも理由は少なからずある。だとしても愛憎のように表裏一体なものもあることもあるんだ」

kala 「じゃあ嫌いでも、保持者の幸せを望むの?」

紫園「それは少し話が変わって来るね。例えば、複数の思念体と暮らしていて、保持者がそのうちの誰か1人だと恋仲だったとしよう。しかし、その複数のうちにもう1人保持者に恋愛感情を抱いている人がいたとしたら?」

kala 「複雑だ~!」

紫園「だろう? 人によるけど、たまには保持者や恋仲である思念体達の不幸を願うよ。なんなら、自分の方が保持者を幸せに出来るとさえ思う。その葛藤と自身への劣等感がいつか保持者への恨みへ変わっても、結局は……」

kala 「そう簡単に恨めないし、愛することを止められないんだね……」

紫園「そうだよ。特に見えない存在は、肉体のある人間よりも感情の暴走や増長は激しいと思う」

kala 「どういうこと?」

紫園「確かに理性の効かない人間もいるけど、思念体とかエネルギーを所持して形を成す存在は感情によってエネルギーを左右される。なんかそれを暴走と呼ぶ声もあるけれど、強ちそれは間違いではないと思う。これを保持者が調節したり、言葉で説得するのは大事なんだよね」

kala 「成程なぁ……」

紫園「よく思念体やタルパは保持者の状態に左右されるというけど、その核は保持者がどんな状態であろうとあり続けるのさ。その核をちょっとした体調不良で左右されることはないと思うけどね。だけれども、自身の持つエネルギーの歯止めが利かなくなるときはあるから、そのときは救って欲しいって話なわけ」

kala 「若干話が逸れたけど、その暴走も愛憎によって変わって来る?」

紫園「そうだね。でも、憎悪の反対は愛だ。だからもし、思念体やタルパ側が保持者を憎むなら理由を聞いてご覧。まぁ、最初から憎悪ありきの状態だったり、そういう設定があるなら話は別だけど」


⑤けれどもたまには……

紫園「ここからは完全な余談になるけど、聞いてくれるかい?」

kala 「いいよー。なんか見出しが不穏なんだけど」

紫園「ふふ、ご名答。けれどたまには、僕らにもご褒美が欲しいと言った話だよ」

kala 「ご褒美とは?」

紫園「それも人それぞれだね。好きな物が食べたいとか見たいとか、保持者とのんびりしたいとか……」

kala 「それ以上は言うなよ!?」

紫園「ん? まだ何も言ってないんだけどなぁ。まぁ、中には保持者の守護をしているタルパや不可視もいるだろうしね。イマジナリーフレンドとて、保持者を支えている人もいるし。誰も見返りなしにいる訳ではないから

kala 「あ、はい」

紫園「だから保持者側も、ほんの少しでいいから僕らの我侭を叶えて欲しいな」


まとめ


今回は色々余計な話題も混ざりましたが、それでも思念体や不可視側が保持者になにを求めているのかについては分かったと思います。

ですが、これはあくまで一例であって、全不可視やイマジナリーフレンドが当てはまる訳ではありません。

ただ、個人的にはお互いの意思の尊重や、保持者は生み出した側としてのある程度の責任の自覚も必要なのかなと再確認しました。

RAY(恋仲)のときもそうでしたが、やはり1度は膝を突き合わせて話し合うのは必要かもしれません。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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