【強迫性障害で悩む方へ】不安障害との付き合い方・対処法について


こんにちは、そして閲覧ありがとうございます。kalaです。
今回は恋愛や依存関係ではなく、不安障害との付き合い方について紹介します。

今回も私の経験によるものなので、不安障害で苦しむ人が少しでも楽になれれば幸いです。




不安障害とは?


近年コロナが流行したこともあり、不安障害の患者数は一気に増えたといわれています。
ですが中には、不安障害とは一体どんな症状か分からない人もいるかもしれません。

なので、まずは不安障害とは一体どんなものか、なにが原因で発症するのかについて紹介します。


不安障害とは

よく不安障害といいますが、不安障害とは精神疾患の総称です。
そのため、一言にいってもいくつかに分類されます。
大きく分けますと、以下のような感じです。


・パニック障害
・恐怖症
・強迫性障害
・外傷後ストレス障害
・急性ストレス障害
・全般性不安障害


など、他にもありますが有名な症例はこれぐらいです。
今回紹介するのは、強迫性障害についてです。
では、続いて強迫性障害とは一体どんな症状があるのかについて紹介します。


強迫性障害とは?

強迫性障害とは「~しなければならない」と、考えてしまったり行動に移してしまうものです。

例えば、外から帰ってきたら手洗いうがいをすることがありますよね。
強迫性障害を抱えている人は、この「手洗いうがいをすること」に強迫観念が生じて、過度に手洗いうがいをしてしまうのです。

こういった行動の他にも、思考的にも影響を与えるものがあります。
一例ですが、「1人で歩いていたら変な人に襲われるかもしれない」と考えてしまい、その影響で外出が困難になることも少なくありません。

他にも、1日のルーティーンなどを1つも間違えることなくこなしたり、「これをしなければ、嫌な目に遭ってしまう」という儀式的行為も強迫性障害の症例の1つです。


強迫性障害になる原因とは?

強迫性障害になる原因とは、未だ解明はされていません。
ですが、不安障害同様になんらかのストレスが大きくかかったことで、強迫性障害を引き起こすということが多いそうです。

私自身の経験だと、近年流行していたコロナの影響で、手を何度も洗い続けるという症状が出ていました。
なので、原因は人それぞれであり、なにかに対する焦燥感や不安を抱き始めたら危険です。



強迫性障害の対処法

では、強迫性障害を改善するのは一体どうすればいいのでしょうか?
まずは、治療法について紹介します。


①認知行動療法

これはポピュラーな対処法なので、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?

認知行動療法とは、自分が抱えている悩みや行動を向き合うことで、治療方針を立てます。
その上で、治療を行っておくというものです。

まず、強迫性障害を引き起こした結果に焦点をあてます。
一体どうしてそうなったか・きっかけはなんだったのか、一体どんなことをしてしまうのかを理解します。

そして今後どうしていくか、特に薬物投与による治療は必要かなどもここで決められます。


②暴露療法

これも有名な治療法で、簡単にいうと辛い場面に自分から直面します。
例えば、鍵の開け閉めで不安を感じる人は、鍵を閉めた後に鍵を閉めたかを確認しないようにするのです。

これはPTSDや他の不安障害にも使われる治療法ですが、強迫性障害の場合、この暴露療法を行っている方が多いイメージがあります。


実際に治療法をやってみた結果

では、先程紹介した治療法をしてみた結果、どうなったのか気になると思います。
ここからは私の実体験となりますが、ぜひ目を通していって下さい。


暴露療法はキツいなんてものじゃない

不安を煽るようで申し訳ないのですが、個人的には認知行動療法より、暴露療法の方が辛かったです。

なにせ、1度手を洗ったらもう綺麗になったんだから、洗わなくていいだとか、手のひらには常在菌があるから過度に手を洗う必要はないと思い込んで一定時間耐えなければいけないのです。

実は不安にも波があって、不安の波とは上がりますが、一定時間を過ぎるとストンと急降下していきます。

強迫性障害を抱えている方は、この不安の波が上がるところで行動を繰り返したりします。

話は戻しますが、正直この不安の波が落ち着くまでは個人差があります。
私はそこまで長くなかった気もしますが、例え長くなくても不安を抱えたまま耐えるのは辛いものです。

ちなみに、私は歯磨き、手洗い、鍵の施錠の確認、財布の中身の確認などなど、かなり多く、しかもまだ現在でも治ってないものばかりです。

幸い治まったのは、歯磨きやシャワーで、このときの私は「歯磨きばかりしてると逆に歯に悪い」と何度も思うことで回数を減らすことができました。


不安の種はいつでも増える

私のように複数のことに強迫観念を抱いていると、対処は数だけが問題ではありません。
1つ克服したと思ったら、今度はまた新しくなにかが出てくることもあるのです。

未だに強迫性障害が緩和されないのもこれが原因かと思っておりますが、私のような人も少なくはないそうです。
ようやく落ち着いたのに、また別のことで不安になるなんて勘弁して欲しいというのが本音でした。

これについては、治療もしくは普段の生活でストレスを過度に感じると生じてしまうと考えられています。



では、どうやって強迫性障害を対処すべきか?

みなさんが知りたいのは、発症する原因よりも対処法だと思います。
ここは、個人的意見と一般的に推奨されていることを紹介していくことを念頭に置いて下さいね。


①病院で相談してみる

やはりおすすめするのは、心療内科などを受診することです。
認知行動療法や暴露療法にも限界があり、状態によっては処方箋を出さなければならないこともあります。

特に厄介なのが、強迫性障害は性質上、心へのストレスの負荷がかなり大きいです。
なので、イライラしたり凶暴性が増したりなど、そういった症状も少なくはありません。
これらを考慮すると、やはり妥当な対処法は専門家の元でしっかりと治療することだといえます。


②チェッカーを作る・記録する

鍵の施錠が気になる人や、洗面台の蛇口を閉めたか気になる人は、チェッカーや記録をつけるのも対処法の1つです。

方法は簡単で、洗面台や玄関などに日付を書いた表を用意し、確認した後にチェックしたと丸を書くだけです。

ただこれには問題があり、強迫性障害は重症化するとこのようなチェッカーでも不安を和らげる材料になりません。

そもそも、こうして何度も同じ行動を繰り返すのは自分を信用していない面もあるので、この方法は具合によってすべきか考えましょう。


③第三者の力を借りてみる

これもチェッカーと同じで人を選びますが、第三者の力を借りることも対処法の1つです。
これは私の経験談になるのですが、私はイマジナリーフレンドに力を借してもらいました。

実話になりますが、窓の鍵を施錠したか確認した際、私が何度も確認を止めませんでした。

そこでイマジナリーフレンドのRAYが、「お前ななんでそこまで不安になるの?」と聞いてきました。
私は「そりゃあ最近は物騒だから気になるんだよ」と答えれば、RAYは納得出来なかったのか、他にも心当たりはないのか、とことん質問してきました。

RAYはとことん私が不安を抱く理由を掘り下げ、不安を抱いた原因まで憶測を立て、私へと伝えます。
私はここで「成程!」となったのですが、そもそもこれは認知療法ですべきことなんですよね。

どうして、自分はここまで不安や恐怖を覚えるのかという原因の突き詰めは、怠ってしまうと後々になって再度整理する必要が出てきてしまいます。

なので、心当りでも原因になったであろう原因でもなんでもいいので必ずメモしておくことはおすすめです。

その後、私は鍵を閉めたか確認した後に、また確認しようとするとRAYが「さっき確認したでしょ? というか、もし閉めてなかったらさっき閉めるように動いてたよ」と私に言い聞かせます。

この文言は日によって違いますが、「お前はそこまでボケてないでしょ?」とか色々あります。

最後に、施錠を確認した後に「いや、やっぱ怖い!」となったときはRAYはストップをかけてきました。恐らく5分ぐらいだったと思います。

これは先程紹介した、不安の波を乗り越えるためのもので、こうして一定時間耐えることでなんとか不安感を除きます。

「不安の波が中々消えない!」という方は、別のなにかにしばらく没頭するのをおすすめします。

裁縫や写経など、手を動かしつつ集中しやすいものは特におすすめです。

しかし、不安の波を越えた後にまた別の不安があると、再度同じことを繰り返します。

個人的に効果があったのは、「確認するのは2回まで」と決め、2回で我慢出来たら褒めてもらうことです。
少々特殊な方法なので、役に立たないかもしれません。

個人的にはこれが良くて、なにがいいかというと「ああ、自分はこうして克服出来てるんだな」と前を向けることです。

人にもよりますが、強迫性障害になると「自分じゃどうにか出来ない」と思い込む傾向があります。
というのも、乗り越えるのが困難なため、1人で頑張っていると心が折れてしまうからです。

なので、いつしか「まぁ、いつものことだし納得するまでしよう」と思ってしまうことも少なくありません。

もし、支えてくれる誰かがいるのなら、こうやって人に頼ることも効果的な対処法になります。

ただ、この方法は自分や他人を信用しているかどうかに左右されます。
強迫性障害を抱えている人の中には、他人の声や自分が知った事実や経験を素直に受け入れられない人もいるからです。

自分には一体どれが合いそうか、1度一通り試してみるのもおすすめです。


まとめ

今回は不安障害というより、強迫性障害の対処法について紹介しました。
これらはあくまで私個人の経験なので、「こんな対処法もあるんだな~」ぐらいの認識で読んでいただければ幸いです。

この記事を書いたのも、自分の強迫性障害への向き合い方の再確認であったり、身内でも結構悩んでいる人が多かったからです。

ただ、個人で対処出来ることには限界がありますので、症状が酷い場合は心療内科などの受診をおすすめします。

なにか、この記事が役に立てれば幸いです。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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