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覚悟を持ち、自分の手で人生を変えよう:不幸脱出マニュアル⑩

前回は、自己肯定感を上げる方法を紹介しました。

つまり、まとめてしまえばこれだけ。
①悪玉の存在を見破る。
(自分のネガティブな側面から距離をとる)
②ネガティブな情報をやり取りしない。
(自分のネガティブな側面を育てない)
③意思をもって丁寧に暮らす。
(自分で自分の生活をデザインする)
④一番許せないことを許す。
(そのままの自分を受け入れる)

これらに上から順番に(順番は大事。この順番じゃないと頓挫しやすい)取り組むだけで本当に自己肯定感が上がり、幸福になる。

私は簡単なことを言っているとは思わない。
効果があるかどうか不安に思う人も多いだろう。私はなんの証拠も提示できないのだから。
あなたがこれを実行しないとしても全く自然なことだ。

だがあなたの周囲で、あるいは有名人でもいい。自己肯定感が高い感じの人がいたら、その人の行動をよくよく観察してみて欲しい。
その人は確実に、善玉に餌をやり、悪玉を弱らせる生活をしている。
つまり、自分の時間を意思を持って積極的に使い、ネガティブなことを口にせず、他人の陰口は言わない。というか多分他人にそこまで興味がない。
彼らは幸福だから、自己肯定感が高いからそんな生活ができるのだ、そんな考えでいられるのだと、多くの人はそう言う。それは半分正解で、半分間違っている。自己肯定感が高いことは原因であり、結果でもあるからだ。そこにはポジティブな循環がある。自己肯定感が高ければ、ポジティブな行動が簡単に行える。ポジティブな行動を行えば、一層自己肯定感が高まる。

そして自己肯定感が低い人は、この循環が逆側に回転している状態だ。
自己肯定感が低い故にネガティブな行動を起こしてしまい、そのことで一層自己肯定感を下げている。

自己肯定感を上げるということは、これまでなじんできた回転に抵抗し、逆に回すということである。

その時私たちはまず一度猛烈な力で回転を握りしめ、その動きを止めなくてはならない。その回転はあなたの手の中で摩擦を起こして激しい痛みを起こす。
それでも耐え、力を込めなければならない。
そして摩擦が止んだなら、「こちら側に側回す」という明確な意図を持って、自らの手で回転を作り出す。

 先延ばしにする理由はいくらでもあるし、誰にとってもそれは自由だ。あなたは好きなだけ、これまでの生き方で生きていくことができる。決してそれは悪いことではない。それはごく普通で、真っ当な生き方だ。

でも、どうしてもこんな生活から抜け出したいと思うのなら、絶対に自分は幸福にならねばおかしいという確信があるのなら、自分の手で変化を起こせるということを忘れないで欲しい。

「狂気とは即ち、同じことを繰り返し行いながら、違う結果を期待することである」

私はこの言葉が好きだ(アインシュタインの名言かと思ってたら、これ誰の発言か不明なくらい古い言葉らしいね)
あなたが今とは違う毎日を望むのなら、あなたが繰り返していることを変えなければならない。世の中の大半の人々がぼんやりと生きる中にいても、あなただけは悪玉に餌をやって暮らすのをやめ、善玉を育てなければならない。
みんなが「でも」「だって」を繰り返して悪玉と戯れている間に、あなたは道を選び、先に歩みを進めるのである。

長々と話してきたが、
言いたいことは一つ、自分の人生の操縦席に、しっかり座りなおそうということだ。

自分は損ばかりだとか、他の人が当然のように貰えているものを自分は与えてもらえなかったとか、こんなふうになったのは私のせいじゃないとか、自分はこんなつもりじゃなかったとか、あれこれのことのせいで全てがダメになったとか、あの人がこう言ったからとか、あなたはたくさん嘆きたいことがあるかもしれない。そして私は、それを否定しない。あなたが苦しんでいるとしても、それは絶対にあなたのせいではない。

でも、あなたが誰のせいで、あるいは何のせいでつまづいているとしても、その誰かや何かが償いをしてくれるまでその場で待っている必要はない。

あなたの好きなタイミングでいい。自分の意思で、幸せになることを決断して欲しい。

あなたに「立ち上がれ」と言う事を私に許して欲しい。
傷ついている人間にとって、それは残酷な仕打ちかもしれない。だけど「あなたは悪くないから、そこにいていいんだよ」などと言うことの方が何倍も残酷だと私は思う。だって私はあなたの代わりに歩くことも、あなたをおぶって歩くことも出来ないんだから。

立ち上がろう、どちらにしろやれることはそれだけなんだから。
何度つまづいてもただ立ち上がって、「歩むべき方向」じゃなく、意思を持って「歩きたい方向」に進むだけだ。

歩いて辿り着いた先に幸福があるんじゃない。
歩くことそのものに幸福があるということに、どうか気がついてください。


ここで本編はおしまい。読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
最初に書いた通りこれらは基本的に自分のために書いた文章ですが、
少なくない方に感謝や感想のメッセージをいただき、とても嬉しかったです。
私の中にあるこのこと、この幸せについてどれほど伝えられたか、、あまり自信はないのですが、そのかけらだけでも皆さんと共有できたことに、心から感謝します。

次回からはボチボチ気まぐれ更新で、本編の内容をベースに、補足やもっと実践的な話など色々お届けしていきまーす。うぇーい。

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