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水槽の伊勢海老ぜんぶ買ってみた話

こんにちは。代官山「割烹TAJIMA」の田島和彦です。
前回の記事ではコロナ禍でたくさんの鮮魚や青果を買ったことで見つけた「買い付けの秘訣」について書きましたが、今回はその爆買いの中で、我ながら最もクレイジーだと思った『伊勢海老100尾買い』について書いていこうと思います。

なんか面白い買い物ないかな、と市場を歩いていた

これは毛蟹を買い占めたとき

この頃、毎日たくさんの買い物をしていた僕でしたが、1度に大量の買い物をするということはまだしていなかったし、市場の人出も日々減っていくこともあって何かドーンと、大量のおもしろいものを買いたいなと思っていました。

WEBショップ(パスワードが必要です)もあるので、その日の発送に必要なものを買いながらブラブラ考えながら歩いていて、いつもの活けもの屋さんにたどり着きます。「田島さん、今日はどうする?!」と勢いよく聞かれ、ふと目線を落とすとそこには大量の伊勢海老が。

「あ、これだ」そう思いました。
そして気付いたときには僕の口から「これ全部買ったらいくらですか?」と言葉が勝手に出ていたのです。

でも一応会社のみんなに相談

でも一瞬我に返って、「これほんとに買っていいんだっけ?」と自分に問いかけます。なので、会社の役員たちに一応聞いてみました。

「やば笑笑」しか言われなかったので、OKということにしました。

水槽を空っぽにした先に待っていたもの

役員のOKも出たので、本当に水槽の伊勢海老ぜんぶ買うことにしました。
満タンだった水槽は、こうなりました。

これが

こうして

こう

買ったお店の人たちは苦笑いしながらもとても喜んでくれ、周りのお店の人たちはもはやドン引きでしたが、もしかしたら今こんなに買ってどうするんだと心配してくれていたのかもしれません。

それもそのはず。全部で100尾ほどの伊勢海老をお店に持ち帰ったら捌くのはとても大変でした。その時の動画もよかったらご覧ください。
捌いた僕ともう1人のスタッフの手が伊勢海老の角によってズタズタになりました。

辛すぎて目閉じちゃってます

この伊勢海老たちは、このあと美味しいスープやパスタソースになって全てお客様の手に渡りました。ご購入いただいた皆様ありがとうございます。

伊勢海老を捌くのは大変だったけど、
社史に残る出来事になった

100匹の伊勢海老を使った濃厚スープ。おいしかった

今年はコロナだけでもかなりインパクトのある年なのに、おまけに100尾も伊勢海老を買ったもんで、設立元年の弊社の社史に確実に残る出来事になりました。

市場でも、「あれはすごかったよね」と今でも話題にしてもらえます。
いやー買ってよかった。次は「2か月間でウニ〇〇箱買った話」を書きたいと思います。

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(パスワードが必要です。ラインナップをご覧になりたい場合はこちらまでご連絡くださいませ⇒kazu@kappo-tajima.com)

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