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ごんすけ、まだ武藤の引退試合みてないってよ。

こんにちは。
ごんすけです。

武藤敬司さんの引退。
でもPPV高くね?
そんな話。
(/・ω・)/

先日、プロレスラー武藤敬司さんが引退しました。
武藤さんの試合は観たことがなくても、モノマネ芸人の神無月さんが武藤さんのモノマネをしている姿は知っている人も多いかもしれません。
平成を代表するプロレスラーです。
そんな武藤さんも、還暦となる60歳。
1984年にデビューしたので、40年近く現役を続けていたことになります。
そうなれば、当然…。
蓄積された、身体のダメージは相当なものです。
何度となく膝の手術を行い、現在は人工関節が膝に埋まっています。
人工関節を埋め込む前は、車いす生活だったとも言われていました。
それでも、スーパースター武藤敬司はリングに上がり続けました。
そんな武藤さんの引退試合が2月21日に東京ドームで行われ、AbemaTVではPPV(ペイパービュー)で生配信もされました。

残念ながら、ごんすけPPV買えませんでした。
理由は簡単…。
PPVが高かった!
通常価格は5,000円。
ABEMAプレミアム会員ならば20%オフで、4,000円。
いや、ちょっと高過ぎでは?
会場のチケット料金と比較すると。


【チケット料金】
・VIP席 500,000円(1列目)
 ※プラ柵内、引退記念特典付き、専用入場ゲートからのご入場
 ※左右のソーシャル設定はございません
・ロイヤルシート 100,000円(2列目:プラ柵外最前列)※取り扱いなし
・アリーナS席 50,000円 (3列目~)
・アリーナA席 30,000円(11列目~)
・アリーナB席 15,000円 (21列目~)
・スタンドS席 10,000円
・スタンドA席 5,000円


最安の種別であるスタンドA席と同じ。
だったら、後ろの方でも会場のがいいなぁ。
でも、翌日の事を考えると、ごんすけ的にムズイ…。
せめてスカパーのPPVみたいに録画が出来れば永久保存できるけど。
ネット配信なので、アーカイブ視聴期限は一週間後まで。
それで、5,000円。
ごんすけのランチ代の10日分。
いや、最近は物価が上がっているので10日は持ちません。
その分、余計に懐事情は切迫してしまっていて…。
たった一週間しか観られないPPVに、5,000円も出せません。

それに少し待てば、サブスクで観られるかもしれないし…。
今回の試合は、『プロレスリングNOAH』の主催です。
NOAHの試合は『WRESTLE UNIVERSE』と言う、配信サイトで閲覧可能です。
ごんすけ、『東京女子プロレス』と『DDTプロレスリング』を観るために『WRESTLE UNIVERSE』に入会しています。
過去にPPV配信された大会が、サブスク解禁になった例もあるので、それを期待しています。

それにしても、PPVの価格が爆上がりですね。
新しい生活様式になって、プロレスや格闘技イベントは入場制限しなければならなくなってしまい、PPVに頼らざるを得なかったからでしょうか。
かつて総合格闘技イベント『PRIDE』が全盛期だった時、PPVの料金は2,000円程度でした。
その後、地上波が打ち切られて3,000円台に上がってしまったものの、入場チケットと同額になる事はありませんでした。
そんなPRIDEの後継団体と言える『RIZIN』のPPVも、5,500円(税込み)くらいに設定されています。

PRIDEの全盛期がゼロ年代前半だったので、20年近く前。
あれから、PPVの価格相場は2.5倍になったと言えます。
あれから物価って、2.5倍に上がったっけ?
あれから賃金って、2.5倍に上がったっけ?
あれから格闘技の価値って、2.5倍に上がったっけ?
ただ単に、PPVの値段だけが2.5倍に跳ね上がっただけな気がします。

特に、近年は賃金格差の影響が酷い気がします。
プロレス会場の客層って、おじさん率が高くって…。
それこそ武藤さんと同世代。
いわゆる『逃げ切り世代』と言う人たちです。
黙っていれば、正社員になれて。
黙っていれば、年々給料が上がって。
入場チケットも、PPVチケットも、余裕で払えてしまう世代。

こうなると、業界の問題ではなくて、政治の問題のような気がします。
政治の問題で、格闘技やプロレスと言った文化が細っていくのは残念です。
もちろん格闘技界に明るいニュースがないわけではなくて。
昨年配信された、格闘技系PPVはどれも好調だったそうで。
PPV文化が日本にも根付いたと関係者は喜んでいたそうです。
…が、それって『那須川天心vs.武尊』があってでしょ。
あれは、地上波放送が急遽中止になったからであって。
そのあとの『フロイド・メイウェザーvs.朝倉未来』も話題の切り売りのような感じで。
今年はメイウェザーに変わって、マニー・パッキャオを担ぎ出そうとしています。
切り札を使い切る前に、新世代のスターを作り出さないと、格闘技界は再び暗黒時代に戻ってしまいます。
プロレスに至っては、新規ファンを増やせるような施策が全く見当たらない印象です。

いつまでも、逃げ切り世代の可処分所得に頼って商売をしていては未来が見えません。
武藤さんが、こんなにボロボロになるまで現役を続けていたのも、ほかに客を呼べるスターが不足していたからではないでしょうか。
かつて『W-1』と言う団体では、武藤さんが出場する大会と、そうでない大会で入場者数に大きな開きがありました。
武藤さんが最後に所属したNOAHでも、そんな特需があったような気がします。

プロレス業界トップの『新日本プロレス』も頭打ち状態が続いています。
現状は新規ファンの開拓よりも、既存ファンの維持で精いっぱいではないでしょうか。
新日本ファンも御多分に漏れず、おじさん率の高いです。
プ女子(プロレスファンの女性)が一時的にブームとなった当時でも、DDTやドラゴンゲートと比べると、新日に会場に足を運ぶ女性は少なかった印象だったし…。

結局、懐に余裕のあるおじさんにしか、プロレスを楽しめないのならば…。
昔の名前で出てくる、おじさんレスラーばかりが持て囃される現状は変わりません。
武藤さんが、人工関節を膝に埋めてまでして現役を続けたのも、若いファンが少ない事が遠因だったのかもしれません。

このままでは、プロレスも、格闘技も。
経済…いや、政治に潰されてしまうかもしれない。
庶民から搾取した富を、特権階級に注ぎ込む事で…。
プロレスすら、気軽に楽しめない社会になって…。
ごんすけ、そう思うんです。

奇しくも、そんな記事。

国民負担率は高いのに、高い福祉は得られない。
プロレス業界も、格闘技業界も。
それが、もう他人事じゃないんだよね。
(=゚ω゚)ノ

最後まで読んでくれてありがとうございます。
では、また。