バイト始める

 実家から帰り、しばらくは朝早く起きる生活を続けていたが、また夜遅く寝て昼に起きる生活が始まった。

近くに飲食店ができる予定でスタッフ募集のポスターが大きく張り出されていた。

娘に話すと、何だかんだと言ってはいたが数日後、面接の日が決まったと報告された。

娘が外にでることが嬉しかった。また、社会に混ざることが嬉しかった。
高校の時も飲食店でアルバイトしていたし、しっかり接客も出きることは知っていた。

面接が終わり、無事採用。夜は終わるのが遅かったけど、良く働いていた。
時々、愚痴もはいた。クレーム対応が大変だったとか、他のバイトがサボってるとか。
体調が思わしくないとき、パートの仲間がラムネをくれたら回復したとか。

細くて色白だから貧血あるかもと、鉄分のサプリメントを買ってあげた。

何ヵ月か過ぎたら、あんなに頑張っていたのに、
行きたくないなぁ、、、が増えてきた。
頑張れと後押ししながら家をださせた。
そして、春過ぎに行けなくなった。
もう辞めると決めた半月前。
理由はハッキリしたものはなかったけど、また、夜になんで頑張らなきゃならないのかと泣き出した。
夜中に帰り昼に起きるバイト生活娘のこころのバランスを崩したのかもと思った。