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他人の幸不幸に入れ込みすぎる人たち

実際に会ったことも見たこともない、他人の結婚や離婚、不倫を世の中に伝える報道。今は違うニュースで見ることは少なくなったが、かなりあったことは皆さんご存知だろう。私は、これが実につまらないと感じてしまう。興味ないなら見なきゃいいじゃんと思うが、どうしても目に入ってしまうのだ。


例えば彼らが結婚や離婚や不倫をしたとして、私にはなんの影響があるのか分からない。報じられたとて、私は落ち込むことも喜ぶこともない。ましてや、「あいつは不倫した汚い奴だ」と罵ることもない。
だって、その人たちが何をしたって私の人生は何一つ変わらない。例えばもしあの人が結婚したら、日本国民全員が結婚しなければならない法律ができたら話は別だが。

その人の人生はその人のものだ。その人の幸不幸は彼らのものではないか。なのにズカズカとプライベートに踏み込んで、その人が芸能人だからと言って、どう思うかも考えないで不特定多数の人に伝えて、何が楽しいのだろう。そっとしといたらいいじゃん、と思うのだ。



芸能人だって、私だって、同じ人間だ。影響力や財力に違いはあれど、同じ地球の空気を吸っていることに違いはない。けれど、芸能人は自分にとって秘密にしておきたいことも赤の他人に伝わっていく。それは違う気がするのだ。


「自分がされて嫌なことは、相手にもしてはいけない。」これは幼い頃から常に言い聞かされていることだ。もし私が、誰と付き合っているとか分かれたとかということが世界中の顔も見たこともない人に伝えられることを想像したら。私はぞっとする。



ゴシップでお金を稼ぐ人がいる。そしてそれが成り立つのは、ゴシップが好きな人たちがいるから。それは理解している。
しかしその裏では、いい思いをしない人はいるはずだ。これは少し想像すれば、容易に理解できることだろう。プライベートな事ほど、他人は首を突っ込むべき出ないと思うのだ。




誰かの幸せを願うのもいいけど、誰かを嫌な気持ちにさせちゃいけないよね。




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