女性の社会進出について

女性の社会進出について

昨今、女性の社会進出が言われているが、進出しても社会の仕組み自体は変わっていないと思う。どこか既存の家父長制の仕組みの上に乗っかって、男性が女性を差別していた図が逆になって、逆差別する仕組みになっている。

そう思うのは沖縄にいたからだろうか?
昔、踊りのサークルに女性が多くいたためか、男を踊りで下に見てた。こちらから差別した記憶はない。踊りのスキルやズレで軽蔑されている所や、「しっかりしろ」と全体的に言われたりしてた。こちら側の関心の持てなさもあったが。

 沖縄の社会を見ても、女は男を下に見ているところがある。男は働かないのが多いからだ。働かないのに権威を男が持っているために、女性から下に見られている、軽蔑されている。その一方で女性がよく働いている。ボランティアでお世話になった年上の女性も、旦那は働かないから離婚したと言っている人がいた。子供が一人いて育てていた。昔の話だ。

 話を戻す。サークルにいた女性たちは、男に批判的でも、彼女たち自身にはビジョンは乏しかった。踊りについて、文句は言うが、主体的な意味でのビジョンが乏しく、「これをしたい」ということを聞いたことがない。自分たちの立場が不安、不満になると、軽蔑していた男に依存しだしていて、主体性のもろさを感じた。

 女性は男を下に見たり、軽蔑するのは構わないが、主体的なビジョンを持ってほしいものだ。あるのなら。ないと思うためか、沖縄の女性はだらしがない男にひかれていく結果になる。すべてとは言わないが、軽蔑している男にはまってしまい,デキ婚して、離婚し、シングルマザー化する傾向が高くなる。悪循環化する。男が一方的に口説く例もあるだろうが。

 女性の社会進出とは言うが、聞こえはいいが、それまであった家父長の仕組みを自覚しないと、男女差別の仕組みが逆差別化するだけになってしまう。家父長制に母系社会を組み合わせた双分制の仕組みに変えていかないと真の意味での男女平等にならないと思う。差別の仕組みになっているのは儒学が軸をなしていると思う。




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