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能力を褒めると成長は止まる!?

一言でいうと

能力を認めるか、努力を認めるかで違う成長をする

活用シーン

子育て、組織、教育

内容

試験でまったく同じ成績だった子どもたちを二組に分けた。
A:「すごい。10問中8問正解。頭が良いんだね!」というような言葉で、知能の高さを褒めた。
B:「すごい。10問中8問正解。きっと、一生懸命やったんだね」というような言葉で、取り組みぶりを褒めた。

Aグループの子供たち(固定思考)は、じつは新たにもっとレベルの高い試験を受けるのを嫌がり、他の人に成績を教えるように頼まれた時には、得点を偽りさえした。

それとは全く対照的に、Bグループの子たち(成長思考)は、進んでもっと上のレベルに挑戦したがり、成績も他人に正直に伝えた。

さあ、脳を進化させよう
ポール・マッケンナ (著)

「〇〇ちゃん、かしこいね」と親に子どもが褒められたとします。
子どもは、「かしこい自分が愛されている」と感じることがあるようです。
逆に言うと、自分は賢くなければ価値はない、と受け取ってしまうことがあるようです。

その結果が、上記の実験のAグループの子供たち。
「すごい」自分の、すごさを色褪せさせないために、レベルの高い試験をうけて「すごくない」ことを露呈したくない。さらに、点数を人に言う時には、「すごい」ことが重要なので、それを偽る。

この結果は、子育てや部下の育成においては、非常に気を付けたいポイントですね。たぶん、言う側はあんまり深く意識はしていないと思うのですが、受け取る側はたいてい立場が下であるという事もあって、わりと切実。

例えばこれが親子関係で、親の愛が十分子どもに伝わっているとそんなに強迫観念のようにはならないのかもしれませんが、親の愛情表現が子どもにうまく伝わっていないと、こういった部分がすごく大きく影響すると思います。

人を褒めて育てる、と言いますが、褒めるという行為はこんなにも奥深い。
というのに私たちはこういった、対人スキルを義務教育では学ばないし、たとえば教師や管理職といった人たちもきっとしっかり学んでいるケースは少ないと思います。ある意味人の生涯を左右するかもしれない言葉について、私達はもっと学ぶべきなのかもしれません。


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