このドレスは「白」?「青」?論争
一言でいうと
人の知覚は絶対ではない
活用シーン
自己啓発
内容
2015年2月に画像投稿SNSで投稿されたある写真が世界の論争の的となった。その理由は、1人は「白地に金色のストライプ」といい、別の一人は「青地に黒いストライプ」と言ったから。写真は以下のリンクで見ることができます。
これに乗じて1401人を対象にした実験が行われた。
青と黒に見えた人は全体の57%で、白と金に見えた人は高齢者と女性がおおかった。
『脳は「ものの見方」で進化する』ボー・ロット
さて、みなさんはこのドレス、白に見えましたか?黒に見えましたか?
この違いに関して、ボー・ロットは「人は現実をコンテクスト(文脈)で理解する」といいます。そしてそれは、白に見える人も、黒に見える人も、自分にとっては見ているものが正しい。現実というのはそれぐらいうつろいやすいものである、と示唆しているようにも思えます。
これは視覚の問題ですが、様々な物事において事実は一つでも、解釈は人によって違うのは周知のとおりです。白を見ている人に「これは黒だ!」と言ってもなかなか理解できるものではありません。
実際の人とのコミュニケーションの際、きっとこんなことが起こっているんじゃないかと思います。「どちらが正しいか?」という論争には、こういったコンテクストの問題が潜んでいるのかもしれませんね。
こんな心理実験集めたマガジンです。
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