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頭の中を「言葉」にしてうまく伝える。

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

社会人としてのたしなみ?

本書は表現に関する本です。
実際問題として、私たちは社会に出たときに、自分の考えや心の内を表現せずには生活できません。
また、さらなるステップアップを考えると、言葉を巧みに操る必要があります。
なぜならば、人においての最も重要なコミュニケーション手段が、言葉だからです。

上司が部下を評価するのも、確かに振る舞いを見ればできるかもしれません。
実績を数字として評すれば言葉はいらないのかもしれません。
ただ、その背景にあるものを伝えるには、言葉は不可欠なわけです。
その重要性を、初めの書き出しで表現しています。

もう、『どう表現すればいいんだろう……』がなくなる
「なんて言えばいいんだろう……」「こんな雰囲気の事を伝えたいんだけどな……」話をしているときでも、文章を書いているときでも、こういった事はよくあります。社会人になると、「頭の中で考えている事を、言葉にして、うまく伝える」ことが非常に重要になります。なぜなら、どんな形であれ、コミュニケーションが成り立たなければ、ビジネスにおいても、プライベートにおいても、困ることが多いからです。会話、説明、プレゼン、交渉、文書作成、会議……だけではなく、あらゆることで自分の考えを上手く伝えることが必要になります。「あの人は、何を考えているのかわからない」「あの人は何も考えていない」「あの人は、何を言いたいのかよくわからない」と思われてしまえば、社会人としてのレベルを低く見積もられてしまいます。どんな考えも、言葉にして外に発信しなければ、考えていないことと同じで、何の意味も価値も生まないのです。

頭の中を「言葉」にしてうまく伝える。(山口 謠司)

本書の内容

意外だけれど文章の書き方ではない

本書の内容ですが、冒頭のはなしの通り言葉の使い方の本です。
とはいえ、話し方講座然としたものでもなければ、書き方講座でもないわけです。
もちろんちょっとしたTIPSはありますが、どうやらそれは主題ではないようです。

どちらかと言えば、表現としての言葉を生み出すための脳を作るというのでしょうか。
ボキャブラリーや表現力を増やすための学び方だったり、それを日頃の表現の中に使うコツのようなものを提示しています。
だから、書き方とか話し方のノウハウを知りたい人には物足りない内容かもしれません。

しかし、日ごろのコトバの鍛錬というか、コトバを強く意識しながら日々を過ごすことを習慣づける参考にはなりそうです。
表現力を高めたい人の日々の習慣としてありたい姿が表現されています。

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