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権力は、個人の判断より重い!?

一言でいうと

権力の力は論理的思考より偉大!?

活用シーン

組織マネジメント・リスクマネジメント・リーダーシップ

内容

IBMの前会長ジョン・ワトソン・ジュニア(第二次世界大戦中に将校が死傷した航空機事故の原因調査委員会の委員を経験)のほう億。

著名な空軍大将ウザル・エントが操縦かんを握る飛行機の副操縦士は、伝説的な対象とともに飛行できることを名誉に思っていた。エントは、ご機嫌であごを上下に動かした(たぶんリズムをとっていた?)。それを副操縦士は、車輪を引っ込めよ、という合図と解釈。飛行速度に達していないにもかかわらず、車輪を引っ込めたため、機体の腹が滑走路に激突。

折れたプロペラの一部がエントの背中に突き刺さり、脊髄損傷で下半身損傷するという悲惨な結果に。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
ロバート・B・チャルディーニ (著),

部下が「危険であることはわかっているのに、上司(権威者・権力者)の指示に盲目的に従ってしまう」という実験はこの話に限りません。私のnoteのなかでも、たとえば、致死量の処方を電話で指示された看護師が、見知らぬ医師の指示で患者に投与しようとした、というショッキングな実験をご紹介しました。

また、この有名なミルグラム実験も、同じ匂いのする内容です。

この話の驚くべき点は、「自分ではおかしいと判断できるにもかかわらず、権威に従ってしまう」という人間のサガ。

企業などにおいて、「ピラミッド型」と呼ばれる組織体系がの問題が、昭和から平成、令和にしたがって、だんだんミスマッチを起こしている気配を感じている人は多いと思います。ピラミッド型組織というのは、たとえば社長→役員→部長→課長→一般社員という命令系統がだんだん上に行くほど人数が少ない組織体系。重要な決定程少人数の偉い人が決める、という感じの組織です。

これは「少人数の偉い人」が誤った判断をすると、その部下、そのまた部下、さらにその下の部下、という風に多くの人が間違った行動を起こし始めます。本来は、組織を構成するのは人間なのですが、その人間が一人一人の思考能力を発揮できない組織形態と言えるかもしれません。これが過去の数々の企業不祥事を起こしてきた原因の一つと考えることはできそうです。こういったヒエラルキーの中で人は、自分の判断力ではなく命令をなにより尊重します。だから、常識的に考えておかしなことが起こってしまうことがあるのだと思います。

そうやって命令を尊重することで、自分は責任を逃れられる、という無意識レベルの反応なのかもしれませんが、法的にはなかなかそれは難しいでしょう。特に今の時代は、組織の和も大事ですが、自分の判断力をもっと信頼すべきなのかもしれません。



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