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失敗を受け入れ成長するか、受け入れず留まるか。

一言でいうと

失敗を受け入れると人は成長する
一方、失敗を受け入れられない人もいる

活用シーン

学習

内容

ダウナーによる2011年の研究

①架空の場面を設定し、その場面で医師がどんな薬を処方するかを調査。
②医師たちは正しい判断を下したか、即座にフィードバック(簡単に言えば答え合わせ)を受ける。
③医師たちには、受けたフィードバックを活かして再挑戦する機会が与えられた。

このステップの間、医師の脳活動を観察した。
けっか、2度目の判断を下す際、一部の脳反応は問題解決の活動を示し、集中力を高めていたことを発見した。そのような反応を示した医師は、次の課題では行動を改善しようとする傾向がありました。彼らは失敗から学んだのです。

ところが、違うパターンの脳活動を示した医師もいます。彼らの脳は活動を増やさず、問題解決の活動を示しませんでした。それはまるで、否定的なフィードバックを受け入れまいとしているかのようでした。
興味深いことに、そのように拒絶反応を示す脳の持ち主は、肯定的なフィードバックには、一層注意をむけます。

心理学的に正しいプレゼン
スーザン・ワインチェンク (著)

他人のアドバイスを受け入れられない人がいます。
何を言っても
「俺の場合はこうだから」
「自分ならこうする」
「私には私のやり方があるから」
なんていう風に、完全拒否。

で、こういう人たちは、自分に自信を持っているんだなぁ、と思いがち。
しかし、私の見立てではそうではないと思います。
意固地に自分の主張を貫かなければ、自分のアイデンテティが崩れていくような不安を持っている人ほど、こういった状況に陥っている可能性が高い、と私は思っています。

本当に自分に自信を持っているなら、意にそぐわないアドバイスには全く反応しないはずです。「へー」とかいって、関心を示しません。その会話はそこで終了。逆に「自分はこうだ!」と強く拒否する人ほど、それを受け入れるほどのゆとりがないのです。(本人は気づかないけど)


もちろん私だって、完全否定している自分を見つけることもしばしば(苦笑)どちらかというと、コンプレックスにまみれてるほうです。(心理学に関心を持つ人はそういう素性がある人が多い、と私は考えてます)

それでも、少しでも成長したいと思うので、一旦は反射的にアドバイスを拒否りますが、少し冷静になった時、受け入れるとか、かみ砕いてみるとか、自分なりに内省する機会をとるよう心掛けています。

けどそもそも、反射的に拒否している自分に気付くのもそれなりのトレーニングが必要なので、ここまで来るのにも結構な道のりがあったように思います。

それでも、まだもう少し、このちょっと厄介な自分と付き合っていくことになりそうですから、もっと自分を理解し、成長させたいな、と思っています。どんな場面においても、前者の医師のように、フィードバックを素直に受け入れ、成長の糧にできるよう意識していきたいな、と思う今日この頃です。


私はこんな本書いてる人です(^^)/


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