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マズローの自己実現15箇条

一言でいうと

欲求五段階説で有名なマズローが観察した自己実現を成し遂げた人に共通する15の特徴

活用シーン

成功哲学

内容

マズローが欲求五段階説の最高位にある「自己実現」を果たしたと、マズロー自身が見なした多くの歴史上の人物と、当時存命中だった人物の事例研究を通じて、自己実現を成し遂げた人に共通する15の特徴を以下の通りまとめている。

①現実をより有効に知覚し、それとより快適な関係を保つこと

未知なものやあいまいなものにおびえたりせず、むしろ好む
②受容(自己・他者・自然)
周囲のものを無条件に受け入れることができる
③自発性、単純さ、自然さ
行動が単純で自然。
④課題中心的
木を見て森を見失うことがない。
⑤超越性―プライバシーの欲求
孤独を好む
⑥自律性ー文化と環境からの独立・意思・能動的人間
外部の環境からの刺激に左右されない
⑦認識が絶えず新鮮であること
⑧神秘的経験ー至高体験

神秘的な体験を持っている。
⑨共同社会感情
個別の感情はあれど人類を助けようと心から願っている
⑩対人関係
少数の人たちと、特別に深い結びつきを持っている。
⑪民主的性格構造
⑫手段と目的の区別、善悪の区別
ハッキリとした道徳基準を持っている。手段より目的のほうに惹きつけられる。
⑬哲学的で悪意のないユーモアのセンス
⑭創造性

健康な子供の天真爛漫で普遍的な創造性と同じ創造性を持っている。
⑮文化に組み込まれることへの抵抗
社会の規制ではなく、自らの規制に従っている。

『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』
山口 周 (著)


今回もまた、ちょっと心理実験ではないのですが、興味深い話だな、と思ったので取り上げたいと思います。かなり端折っていますので、気になる方は本書を手にとっていただければ、と思います。

さて、たぶん、マズローの欲求五段階説というのはご存知かと思います。
人の欲求を低次から並べていくと
・生理的欲求
・安全欲求
・社会的欲求
・承認欲求
・自己実現欲求
となります。

この一番上の、自己実現欲求をある程度満たした、とマズローが考える人を観察すると、上記のような15の特徴がみられたと言います。
これを見ていると、現代推奨されている生き方というのが垣間見えます。

未知なものに関心を持ち、天真爛漫であり、一方で目的意識を重視する。逆に言うと、昭和時代の日本ではどちらかというと、眉をひそめられる生き方だったように思います。


全体をざっと抽象的に眺めてみると、他人と合わせよ、という話は一つも出てきません。周囲と調和することが目的となる行動は推奨されていない一方で、周囲の事を含めて良い方向へいざなっていこう、という感じが見受けられます。

あたりまえかもしれませんが、行動の根っこに世のため、人のためになったらいいな、という気持ちがベースにあるんじゃないかと思います。まあ、ここを目指そうと言っても、簡単な道ではないとは思うのですが、視野を広く取り、周囲の人や物事を赦すというところから始めて、人としての器を広げていく意識をしてみようか、と思ったりもしました。

今、個人的にはけっこうな変化の荒波の中にあるのですが、そのなかでそれを恐れることなく、受け入れるよう心を整えたいと思います(^^)/



ワタシ、こんな本書いてる人です(^^)/

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