思い込みだけでやせた女性

一言でいうと

いつもと同じ生活でも、マインドセットを変えればやせられる

活用シーン

自己啓発、ダイエット、思い込み、能力開発

内容

心理学教授のアリア・クラムの実験。

ホテルで清掃業務に従事する84人の女性が被験者。
これを二つのグループに分けた。
Aグループ:運動の大切さを説明した。
Bグループ:運動の大切さを説明したうえて、彼女たちの仕事で一日の運動量を満たしていることを伝えた。

4週間後、Bグループの女性たちはAグループに比べ、血圧は下がり、体重も減り、体脂肪率とウェスト対ヒップの比率も改善した。
仕事の内容や生活環境は双方まったく変わっていないのに。

『EA ハーバード流こころのマネジメント――予測不能の人生を思い通りに生きる方法』スーザン・デイビッド

もともとホテルの清掃って結構重労働なんですよね。
部屋の中のごみをかたずけ、掃除機をかけ、水回りをふいてアメニティを補充する。立ったり座ったり、かがんだり持ち上げたり、けっこう大変な全身運動なんです。

しかし一方で、こういった仕事に従事する人の肥満率はけっこう高いそうです(アメリカの場合)。英かなんかで見ていると、なんとなく丸々と太った女性という印象があります。

身体を動かしているのになぜ太るのか。そこに疑問を持って、「あなたたちの仕事は重労働で、1人の大人が必要な運動を十分満たしてますよ」と伝えたらみるみる身体が引き締まってきたという話。

ああ、そういえば、筋トレとかでも「動かしてる筋肉を意識して」なんて始動されるみたいですけど、それも同じ効果があるのかもしれません。


ちなみに、イメトレだけで人は物事がけっこう上達するという実験もありました。つまり、運動自体もあるべきではあると思いますが、それ以上に「それが何のためなのか」という目的意識って結構大事なんじゃないかと思います。

また、「太る」と思いながらご飯を食べると太るという実験もあったような気がします。

人って結局、思い込みの生き物なのかもしれせん。



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