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『黒猫同盟』ChatGPTと共作してみた【フリー台本】

🐈 AIが紡ぎだす物語に、あなたは心動かされるか?
今回の作品は、ChatGPTでアイディア出しをしたのちに、手編集しています。

Stand.fmの「シアトル発 薫のつらつら語り」にて、朗読してますので、ご興味のあるお方は、そちらもよろしくお願いいたします。読んでみたい方も募集中!

2023年10月27日National Black Cats Day(黒猫の日)に『黒猫同盟』を朗読しよう!企画で、皆さまが読んでくださった作品一覧は、こちらのNoteをご参照ください
https://note.com/kaoruokumura/n/n48563a9e5e34

『黒猫同盟』

作:ChatGPT & 奥村薫

東京も梅雨に入ったある日、一通の手紙が作家・黒川の元に届いた。白い封筒から滑り出した便箋には、流ちょうな筆跡で「黒猫同盟」と記(しる)されていた。黒川は初め、その不思議な言葉に軽く笑い、手紙を片付けようとしたが、ふと思い直した。その手紙には何か引きつける力があったのだ。

疑問を抱きつつも、数日後の夕刻、約束の時間に黒川は一軒のカフェへと向かった。足を踏み入れると、扉は静かに閉ざされ、外界の雑音が途絶えた。そこは、街の喧騒から隔絶された空間であった。壁には古風な絵画が掛けられ、レトロな照明が穏やかな光で店内を満たす。カウンターではちょうどコーヒーを入れているのであろう、豊かな香りが漂ってきた。

そしてカフェの奥に座る一人の女性が、黒川を待っていた。黒いドレスをまとうその人が、自分を呼んだのだと、彼は直観的に理解した。彼女の神秘的なオーラと、かすかな微笑みが、黒川の心を捉えた。

「さあ、約束通り、ここに来ましたよ。あなたなのでしょう?」
彼が問いかけると、彼女は微笑みながら「まさか、来てくださるなんて。期待していなかったわ。」と答えた。少し首を傾げたそのようすも、なにとなく謎めいている。

「で、僕を呼び出した、そのわけは?」
「手紙にも書きましたように、黒猫同盟として、あなたとお話がしたかったのです」
「黒猫同盟?初めて聞く名前ですね。」黒川は困惑した表情を浮かべた。
「それは当然のこと。黒猫同盟は、秘密結社のようなものですから…。公(おおやけ)になることはありません」

黒川は周囲を見渡し、薄暗い壁に飾られた古びた猫の絵に気づいた。その猫の眼差しに導かれるように、再び口を開いた。
「では、そんな…危なっかしい人たちが、なぜ僕を?」
謎めいた微笑みと沈黙の後、彼女は切り出した。「我々は、あなたに、次の作品で、黒猫を主役にしていただきたいのです。」

黒川は思わず言葉を失った。そんな要望が来るとは思ってもみなかった。彼女は黒川の目をじっと見つめて言った。
「あなたの小説をずっと読んできました。あなたの筆から生まれるものには他の誰とも違う。神秘と、勇敢さ、知恵と美しさの共存、そういうことを書いたら、あなたにかなうものはいない。それなのに、あなたは、猫を、黒猫を今まで書いていない。それこそが、あなたの作風に最も合うものなのに…!」

彼女の黒い瞳は窓の光を映して揺れ、なめらかな手のしぐさも催眠術のように黒川の心を奪った。
「私たち黒猫同盟のメンバーは、あなたこそが、黒猫——神秘と魅力の象徴、闇を恐れず、知恵と勇敢さを持つ黒猫を描き出せる作家だと考えています」

「(溜息)面白い提案ですね。しかし、この黒猫同盟、いったいどれほどの、そしてどのような人々が参加しているのですか?」

その質問に女はにっこり微笑んだ。
「では、同盟のメンバーに直接会っていただきましょう」

彼女の言葉が終わると同時に、窓の外から猫の鳴き声が聞こえてきた。視線を向けると、窓辺には黒猫が一列に並んでいた。そして、奥のドアが、ちりんと鳴ったかと思うと、店の奥からさまざまな黒猫が歩み出てきた。好き勝手に歩き回るもの、純真な瞳を向けてくるもの…。カフェの木の床は、またたくまに黒猫に占領された。

「さあ、あなたの新しい物語を、私たち黒猫同盟一同、楽しみにしておりますわ」

『黒猫同盟』朗読

『黒猫同盟』バリエーション朗読

あなたのお国訛りで読む「黒猫同盟」。あるいは他のバリエーションでも…

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