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インサイドヘッド2 心のしくみからみた、ややネタバレ感想

前作に引き続き、心のしくみのメタファーとしてとても興味深く見れました。

記憶が寄り集まって、ビリーフBelief(信念 と訳されていた。○○とは××である、というようなもの)が作られ、そのビリーフがより合わさってセルフイメージ(私は○○である)が作られる…という事が、とてもわかりやすく描かれてます。

これはNLP(神経言語プログラミング)でも言われている事。

全ての記憶がビリーフ形成の土台になるのではなく、いくつか選りすぐられて、都合の悪い記憶はどこか遠い奥底に投げ捨てられる(でもなくなるわけではない)ところなども、なんだかとてもリアル。

リアルでも無意識が記憶の選別してるのかな~。

のちにこの、都合の悪い、なかったことにされた記憶達が雪崩のように押し寄せてくるところも「あるでしょうね~。押し込められたら」という感じ(笑)

今作でも、記憶の選別をするのは「喜び」ジョイ(感情が擬人化されている)

前作で「悲しみ」のようなネガティブ感情を必要ないものにしようとした「喜び」は、「悲しみ」感情ともちゃんと仲良くやってるみたい。

慈悲という言葉もあるくらいなので、悲しみなどの感情を排除してしまったら、薄っぺらい人間になるでしょうし、心のバランスを崩すでしょう。

主人公が思春期になり、あらたな感情たちが登場してきて、主導権を握ろうとします。前作で出てきた大人たちにはその新しい感情はないの?と思ったら、エンドロールで実は存在してたけど表にはあんまり出てなかったような形で一応つじつまは合わせてるけど…。ちょっと後付け感は否めなかったです。

ストーリーそのものもハートフルだし
心の仕組みに目を向けるうえでも良い映画です。




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