マガジンのカバー画像

スープ・レッスン season1 夏

21
cakesで連載されていた『スープ・レッスン』の再掲記事です。夏がおいしい旬の野菜を使ったスープ・レシピを約20本、掲載します。
※このマガジンは毎月課金ではなく、1回買えばずっとレシピを読むことができます。レシピ単体でも買えま…
¥800
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

とろとろナスと麦茶の冷製スープで夏を涼む

とろとろに柔らかいナスと麦茶の冷たいスープ 今回は夏が旬のナスと、あの麦茶を使ったスープです。やわらかいナスが冷たい鶏のスープをたっぷり含んだ、ひんやりおいしい一皿を作りましょう。 暑さでなるべく火を使いたくない時期、ナスをレンジで柔らかくすることで、火の前に立つ時間を減らし、簡単に調理できます。 だし代わりに使うのは、夏の代名詞、麦茶。かすかな麦の香りが食欲をそそり、鶏や野菜の臭みをすっきり消してくれる効果もあります。 冷やしている間にナスが鶏と麦茶のだしを含んでいい具

¥300

火を使わない、ひんやり癒やしの緑スープ。

この記事は2017年のcakes連載の再掲です。 きゅうりをおろして混ぜるだけ、ひんやり癒しのスープ。うだるような暑い最中、火を使わず、ササッと短時間でできるきゅうりとヨーグルトの冷製スープをご紹介します。 出盛りのきゅうりが持つ爽やかさが味わえる、中東風の冷製スープです。 すりおろしたきゅうりにヨーグルトと塩を混ぜるだけというシンプルさですが、ハーブやにんにくといった香りづけで複雑な味わいになるのがきっと人気の秘密なのでしょう。 トルコでは「ジャジュク」と呼ばれるスープ

¥300

野菜だけとは思えないスパイシーで力強いネバネバスープ

夏のスタミナ野菜・モロヘイヤを、スタミナたっぷりのとろとろスープに。エジプトでは古代から食べられていた栄養価抜群のモロヘイヤ。日本でも美容にいい夏野菜として注目されています。叩くとねばりが出るのが特長で、味自体はおだやかながら、うまみがしっかり出るので、肉なしでも十分なおいしさを引き出せます。 このモロヘイヤとトマトを使って、エジプト風のスープを作ります。 とろとろのモロヘイヤにトマトの酸味が絡みつき、にんにくやクミンがエキゾチックに香る力強い野菜スープで、暑い夏をパワフ

¥300

ごま油の焦がしネギで、即席トマトラーメン

真っ赤なトマトを、香り豊かなラーメンスープに。中華風のトマトスープは、ごま油と焦がしねぎの風味がポイント。トマトで作ったスープに中華麺を合わせて食べるというご提案です。 鶏や豚の骨、煮干しなどを本格的な出汁をとったラーメンスープを家で作るのは大変。でも、このトマト麺に限ってはごく簡単な手順で作れます。 今回のスープはトマトが主役ですが、調理では、脇役のネギがポイントです。器に顔を近づけると焦がしたネギ、ごま油、生姜の香りが一気に立ち上り、麺をすするたびに幸せな香りに包まれ

¥300

さっぱりと滋味ぶかいネバネバのスープ

梅干しのだしでじわりと煮込んだスープで、たまった夏の疲れを解消ようやく涼しくなってきましたが、暑かった夏に蓄積した疲れは一足遅れてやってくるもの。なんとなくダルくて力が湧かない……こんなときこそしっかり食べて、力を蓄えていきたいですよね。 スタミナというと焼き肉や揚げ物を思い浮かべますが、それは元気な方のスタミナ食。体が疲れているときはもう少し身体にやさしい、さっぱりしたものが欲しいところです。 そこで今日は、梅干しをだしがわりに煮だした、長芋とオクラのスープを紹介します

¥300

シンプルを極めた“丸かじり”のスープ

旬の甘いとうもろこしは、なるべく直球で食べたい。スープと聞いて、最初にコーンスープを思い浮かべる人は多いと思います。スープ界においてはとうもろこしは無二の存在。なめらかでクリーミー、とうもろこしの香りがただようコーンポタージュの魅力は、もう説明するまでもありませんね。 その一方で、ゆでたて、焼きたてのとうもろこしを両手でもって思い切りかじるという、ワイルドな食べ方も捨てがたい。素材をミキサーにかけるコーンポタージュでは、つぶつぶ感が失われてしまいます。また、ミルクや生クリー

¥300

レタスをもりもり食べる新感覚サラダ・スープ

“さっと熱が通ったシャキシャキレタス”を味わうとてもメジャーなのに、おいしさが今ひとつ伝わっていないような気がする野菜のひとつが、レタスです。レタスの魅力って何?と聞かれたら、やはりあのシャキシャキした食感とみずみずしさ。揚げ物の下敷きや定食のサービスサラダみたいに、脇役として扱われることが多いのはちょっぴり残念。 今日はちょっと斬新に、レタスに熱々のスープにかけてたっぷり食べるサラダ・スープを作ろうと思います。 見た目はまさにレタス・サラダ。でも、ドレッシングがわりの温

¥300

夏バテ予防に!ビールや焼酎とも合う大人のほろ苦スープ

夏の盛りに爽やかでクリアなスープを今回は、ゴーヤをシンプルに味わうための夏スープです。 具材は、ゴーヤと豚バラ肉だけ。調理時間も下ごしらえから正味15分もかかりません。でも、ゴーヤ本来の強烈な苦味をうまくひきたてた、クリアで味わい深いスープなんです。 ゴーヤの強烈な苦味が苦手な人もいるかもしれません。 でも、食べ慣れるとその苦味は爽やかさ、青臭さはフレッシュさとして魅力的に感じられるようになっていきます。そのうえゴーヤの苦味成分には、胃の粘膜保護や疲労回復といった効能もあ

¥300

暑苦しい夏の定番!“一晩寝かせる”だけの絶品冷や汁をどうぞ。

暑いのに台所……その理不尽を解消したい!暑い盛りの食事どき、「何を食べたい?」と妻から尋ねられ、「簡単なものにしたら? そうめんでいいよ」と夫がうっかり答えて大喧嘩になった、という話を聞きませんか? 狭くて暑く、クーラーの風も届きにくい。現代日本の夏の台所は、私のような料理好きでも心萎える場所。その中で束の間とはいえ、大鍋に湯を沸かし、火の前につきっきりで麺を茹でるのです。 ひと夏台所で料理をしてみたことのある人なら「そうめんでいいよ」はいろんな意味でちょっとないかな、とい

¥300

【スープ・レッスンseason1.夏】もくじ

この記事は有料設定されていますが、最後まで無料で読めます。 cakesの連載を移した「スープ・レッスン season1.夏マガジン」を作りました。今回は、はちきれそうにおいしい夏野菜がたっぷり食べられる、20タイトルのレシピです。内容のご紹介はこちら。2022年7月から2022年8月までの間に、20タイトルすべてが順次マガジンに入る予定です。(リンクのついているものは、すでにnoteで公開したレシピです) ①トマトのシンプルスープ(2016/7/25)※日付はcakes掲

¥100

おいしいトマトはミネストローネにしないでください、というお話。

宴会と、サシ飲み。あの人とじっくり話すならみなさんは、誰かとお酒でも飲みながらじっくり話をするなら、どんな状況がよいですか? ワイワイと宴会? それともサシ飲み? きっと静かなお店を選び、ふたりで飲む方を選ぶのではないでしょうか。 実はそれは、野菜スープの場合にも、同じことがいえるのです。 今回は、とびきりおいしいトマトが手に入ったら、野菜があれこれ入ったミネストローネにするのはもったいない!というお話です。 あらためまして、こんにちは。有賀薫です。 4年前の冬、私のス

¥300