松下 かおる / 保育園KIDS SMILE LABO

企業主導型保育園KIDS SMILE LABOの園長であり、お母さん。 保育や育児のことなどわたしの想いを綴っていきたいとおもいます。 YouTubeチャンネルはこちらから https://youtube.com/channel/UCM_xAuJvI70D2rSfWQeKkMw

松下 かおる / 保育園KIDS SMILE LABO

企業主導型保育園KIDS SMILE LABOの園長であり、お母さん。 保育や育児のことなどわたしの想いを綴っていきたいとおもいます。 YouTubeチャンネルはこちらから https://youtube.com/channel/UCM_xAuJvI70D2rSfWQeKkMw

最近の記事

meguru

想いがmeguruように 昨年度から入り口入ってすぐの棚にmeguruというコーナーを設けています。 最初は職員が保護者の方や子どもに読んでもらいたい図書を持ち寄り、貸し出し図書のmeguru文庫としてはじめました。 好きな絵本を何度もmeguru文庫から借りていく子や、毎月保育園で出しているjournalの特集で参考資料として使用した本を借りて読んでくださる保護者の方など、多くの方がこのmeguru文庫を利用してくださり、貸し出しに使用している紙が名前いっぱいに埋まると

    • 1人ひとりの育ちを支える

      菅野先生との出会い 5月18日に言語聴覚士の菅野先生をお迎えして、勉強会&セミナーを開催しました。 菅野先生との出会いなのですが、園で言語聴覚士さんの支援が必要なお子さんがいたのですが、住んでいる地域で紹介された言語聴覚士さんのカラーと合わなかった。(かなりざっくりとお伝えします) カラーと合わない中で、療育の支援を進めて行くことは、家族にも本人にも大きな負担になります。 この合わないことがキッカケになり、私の友人である鎌倉のパシフィックデンタルの伊藤医院長に菅野先生をつな

      • 新年度のはじまり

        4月がはじまり、早くも1週間が経ちました。 0歳児クラスにはかわいい仲間が2人増え、涙しながらも全身でこの環境や大人を受け入れようとしてくれています。 それぞれのクラスは一つ大きな学年になり、過ごす大人や環境が変わり緊張感と共に、胸の高鳴りが伝わってくるような姿があちらこちらに見られます。 関わる大人も子どもたちの姿を捉えながら、気を張りつめて、でのその緊張感が伝わらないよう安心感のある言葉で受け止めながら過ごしています。 何故かわからないけれど、足が筋肉痛なんです(笑

        • 嬉しさと寂しさが入り交じる3月

          今年度も嬉しいことに卒園児を送り出すことができました。 2021年の開園前は乳児クラスの入園はあっても、幼児クラスの子どもたちの入園は難しいのではないか…などと予測をしていたことを、この時期になると毎年思い出します。 本当に有り難いことに保護者の方が保育にご理解、ご協力くださること、また職員の熱い想いの保育のおかげで、毎日たくさんの経験を重ねながら過ごし、年長さんの逞しい成長を見届けられ、次の場所へと送り出すことができています。 今回の卒園式のテーマは『多様性』 卒園児3人が

          言葉の世界

          小西貴士さんのお話し会&対談を振り返って、私が感じたことをお伝えしたいと思います。 前回のnoteにも書いたのですが、小西さんを知るきっかけになった本は『子どもは子どもを生きています』という写真と言葉が綴られている本でした。 当日、小西さんへの質問内容でも多かったのは、『写真』のことでした。 どんな時に写真のシャッターをきっているのか。 その時にどんな気持ちで言葉をそえているのか。 小西さんからのお話しは 自分が心(胸に手をあてて)を動かしているかな、ということが大切

          子どもは子どもを生きています

          子どもは子どもを生きていますという写真&言葉が綴ってある本の著者、小西貴士さんを迎えてお話し会&対談を行います。 小西さんの数々の著書がある中で、この本は私が大好きな本です。 この本からは、登場する子どもたちの笑い声や、楽しげな雰囲気が伝わってきて、子ども時代をどう過ごすのが大切かを写真と言葉からヒシヒシと感じとることができます。 わたしたちもInstagramの投稿やアート展へ展示する際には、この本のように、少しでも写真と言葉から情景や保育者のまなざしが伝わってほしいと思

          子どもは子どもを生きています

          ARTからみえる子どもの姿

          今年度もLIFE  is ART展を(1月20日から27日)控え、園内はART展の準備がはじまり、どんな展示ができるかというドキドキとソワソワが入り混じった空気感になってきました。 秋から新たに、ARTの講師として来てくださっている木村真理子先生(LABOではきこちゃんという呼び名になりました)を迎え、幼児クラス、2歳児クラスと午前中どっぷりとARTに浸る時間を持つことができています。 保育者が企画し実践するARTの時間もたくさん持ってきていますが、不思議なことに講師の方

          祖母の残した言葉

          今月はじめ大好きだった祖母が、次の世界へと旅立ちました。 94歳という年齢でしたが、数ヶ月前まで病気知らずで本当に元気でした、しかし8月くらいから体調を崩し、それからあっという間に旅立ってしまいました。 体調を崩してからは、出来る限り毎週足を運んで顔を見に行っていました。 会うたび、「幸せだ〜」とか「優しい〜」、「かわいいね〜」と言ってくれる祖母。 そんな優しい祖母が残した言葉を記しておきたいと思います。 祖母の生い立ち 少し祖母の生い立ちをご紹介させてください。 祖母

          9月に想うこと

          お久しぶりのnoteになってしまいました。 暑い8月が駆け抜けるように過ぎ去っていきましたが、今年の8月は開園してから初めて1か月開園していたという、記録と記憶に残る8月でもありました。 というのも、開園してから新型コロナウィルスが2年連続広まってしまい、休園せざる負えない状況になってしまったからなのです。 わたしたちの保育園は、園庭のないビル型の保育園です。 毎日記録的な暑さが続いた気温と熱風の中では、戸外へも出ることができなかったので、7月8月は室内での活動を職員全員で

          外部研修生受け入れ開始

          先週1週間、奈良県の山添村という場所からKIDS SMILE LABOの保育を体験したいと園長先生が研修に来てくださいました。 山添村との繋がりについて この奈良県山添村にはもともと3つの保育園があるのですが、それが1つの園に集約され、更に地域交流のスペースとしても機能するということ。 そこに設計のアドバイザーとして日比野設計が関わっており、設計の部分から子ども達が主体的に生活ような造りになっているという、一大プロジェクトが現在進行形で行われています。 設計の部分では子

          学ぶ年の始まり

          かなりお久しぶりのnoteになってしまいました。 年度末の3月には、KIDS SMILE LABOの最初で最後になる卒園児ひとりための『夢を叶える卒園式』がありました。 その様子はjournalに載っているのでぜひご覧ください。 さて、新年度が始まったと思ったら早くも1カ月が経ってしまいました。 3年目を迎えたKIDS SMILE LABOは新メンバーと新入園児を迎え、新体制になり大人たちも子どもたちも少しドキドキソワソワしながらこの4月を過ごしていたように思います。 学

          くやしい気持ちはどうしてる?

          みなも(3歳児)おおぞら(4歳児)だいち(5歳児)の子どもたちが室内の活動でフルーツバスケットをしていました。 室内で過ごすことはあっても、室内でルールのあるゲームをするのは、はじめてでした。 初日、担任のちなちゃんが子どもたちにルールを説明していました。 子どもたちは、はじめてのフルーツバスケットに興味津々。 その一方で、ちょっとドキドキしたのかな?あまり気持ちが乗らなかった子は見学することも選択できます。 みんなそれぞれ思ったことを伝えながら、初日のフルーツバスケッ

          くやしい気持ちはどうしてる?

          時間

          乳児クラスに入っていると、年末年始のお休み期間の子どもたちの成長が著しく、年末には一語文だった子も、お喋りが上手になっていて色の名前や職員の名前を言えるようになっていたり、ハイハイの移動がメインだった子は、歩くことの方が得意になっていたり、たった1週間のお休み期間なのですが、年明けの子どもたちはお休み中にしっかりと充電されてグンと成長をした姿を見せてくれました。 私が娘を保育園に通わせている時に、ベテランの職員によく言われた言葉があります。 「子どもの成長は早いから、一緒に

          子どもひとりひとりを見つめる保育

          連日のようにニュースになっている保育士の虐待。 芋ずる式で様々な保育園でのケースが上がってくるごとに心が痛み、憤りを感じてます。 今年は今回の事件に加え、幼稚園バスに園児置き去りなど、保育業界の事故や事件が多かったように感じています。 企業主導型保育園の施設長は、毎年施設長研修というのが必須であり、その中の研修動画でも「子どもの人権」という内容が取り上げられています。施設長の研修でも基本的な部分を毎年学習することの大切さを感じていましたが、今回のようなニュースを見ていると、研

          子どもひとりひとりを見つめる保育

          LIFE is ART展〜子ども一人ひとりがアーティスト〜

          秋がやってきたと思っていたら、初冬のような涼しさの10月がもう半ばまでやってきました。 保育園や幼稚園では秋は行事が目白押しだと思いますが、KIDS SMILE LABOでも、10月は子どもたちが染め物をしたり、プラネタリウムに行ったり、自然豊かな七沢公園へと行ったり、親子遠足があったりと楽しいイベントが立て続けにやってきます。 ひとつひとつの体験を終えた子どもたちの目は更に輝き、次に向けての意欲が溢れていることを間近で感じています。

          LIFE is ART展〜子ども一人ひとりがアーティスト〜

          学びの時間②

          前回も研修の内容を書きましたが、今回は外部の講師をお招きして研修を行いました。 午前中は救命救急について学びます。 何もない事が1番の願いではありますが、何かあった時にも冷静に対応できるように、資料を読むところからスタート。 この写真は0歳児の子どもたちを想定して、心肺蘇生をしているところです。 指2本で圧迫するには力がいる為、片手は地面に固定して一定のリズム(世界に一つだけの花や、もしもし亀よが丁度良いそうです)を保ちながら行います。 幼児の場合は片手で行うとのことで