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2021年12月25日 ドイツ デュッセルドルフ

クリスマスについて考えました。

アメリカ人の友人が「クリスマスの匂いってなに?」と聞いてきました。匂?ケーキ?なんだろうと思ったら、「もみの木の匂い」だそうです。本物の木を家の中に置くと、家じゅうにモミのアロマがひろがる。でも葉が落ちて大変だから、お母さんがモミのアロマスプレーを買ってきてフェイクにした。というおはなし。

モミは松の仲間だそうです。松は万病に効くとか、食べられるとか、いろいろ今話題の植物ですが、「城に松が植えてあるのは食べる為」という言葉が衝撃でした。納得。

北海道には松は少なく、モミの仲間がたくさんありますが、それもたどると松の仲間だそうです。モミと松。北欧やドイツなどで長く寒い冬を超えるために集まってあかりをつけて楽しみを作って祝う。クリスマスと冬至はきっと同じで、長く暗い冬が陽に転じることを祝う。一番深い闇を祝って災いを幸いに変える。春を思って希望を抱く。そういう意味だと思います。

そしてモミ(松)の木をまるごと家に持ち込むことで、清浄と健康を守るのかなと思いました。自然と生きる知恵、という意味で、クリスマスはとても日本的なのだと思います。

クリスマスに異例のデモだそうです。


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