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【ヨガ哲学】プラーナヤーマ 呼吸は命のめぐり。

呼吸ってなんで大切なの!?

呼吸は私たち人間が生まれて最初に行う行為であり、最後に行う行為でもあります。
呼吸・消化吸収・排泄・循環・逆流 
人間には五つの生命力(プラーナ)があります。
この中で自分の意志でコントロールできる唯一のものが呼吸。

呼吸は意識をしなくても身体が勝手に行いますが、意識をして行うこともできます。
呼吸は自律神経と体性神経の二重支配を受けています。
意識的に呼吸を整えることで、自分で調整することのできない自律神経へのアプローチを可能にします。

吸った息で酸素を取り込み
吐いた息で二酸化炭素を手放します
止めた息では細胞レベルでの循環を促し
これらを繰り返すことで
身体のあらゆる生命力(プラーナ)の流れや質をよくすることができると考えられています。

胸式呼吸と腹式呼吸

通常の呼吸はこの二つ。
胸式呼吸は外肋間筋をメインに動かし肋骨を前後左右に広げる呼吸。腹式呼吸はメインに横隔膜を動かし下に広げていく呼吸。

ヨガは腹式呼吸なの?

通常レッスンでは始まりや終わりに呼吸法が取り入れられますが、ポーズ中はどんな呼吸をすればいいのでしょうか?答えは一つではありません。
一呼吸一動作で動く太陽礼拝やヴィンヤサでは胸式呼吸やその一種であるウジャイ呼吸を推奨する場合があります。
夜のヨガやリラックス系のクラスでは腹式呼吸をたくさん意識してあげましょう!

ヨガの呼吸法にはこんなのがあるよ!

完全呼吸法

腹式・胸式・クンバ科を取り入れた呼吸法。最大限に吸い、最大限に吐き切ることで呼吸器周りの活動を最大限に引き出す

ナーディーショーダナ 片鼻呼吸法

 プラーナの通り道であるナーディを浄化し右と左のバランス、左脳と右脳のバランスを整える呼吸法

おわりに

何より大切なのは、ふとした瞬間に自分の呼吸に気づくこと!ポーズ中気づいたら呼吸が荒くなっていたことはありませんか?
リラックスを促したり、ついぼんやり外に向いていた集中力を内側に向けたり、アーサナ中は一つのツールとして呼吸を活用するといいですね!


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