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ドイツの電車、切符買うの面倒くさいし、微妙にボッチに厳しい

 ドイツ一人旅行の感想、その1。
 

 ドイツの券売機の前では、選択することがいっぱいだ。
 日本では(直近で行った韓国や台湾でも)まず、行先の運賃を調べて、その金額のボタンを押すだけですね。券売機の前では数字さえ読めればいいので、迷うこともないし、時間もあまりかかりません。現地語、英語わからなくても問題なし。
 ドイツの券売機では、まず言語を選択します。ドイツ語含めて六か国が用意されていますが、残念ながら日本語はありません。なのでとりあえず英語を選択。
 次に行先を入力。三文字ぐらい入力すると、候補としていくつかの駅名が出てきます。 スペルミスしないよう目的駅を選ぶと、次に片道か往復か、一日券かグループ券かと種類を選びます。

 グループ券! 

 五人までOKのチケット。三人以上だと、グループ券のほうがだいたいお得。そして、とてもお得。でも、不便もあります。チケットは一枚なので、持っている人がトイレとか行っている間に車掌や監視員が切符確認に来ると面倒。そうそう、ドイツの駅には改札がなくて、ランダムに車掌や監視員が車内でチケットを確認しに回るんです。で、切符を持っていないとキセルで罰金60ユーロ。

 駅に駅員がいないから不便

 改札がないので、基本、駅員がいないんですよ。中央駅などの大きなハブ駅はインフォメーションデスクや、ツーリストデスクがあるのですが、一線だけの小さな駅は無人なんです。日本の田舎ののどかな無人駅ではなく、都会だけど無人。人の目がないので、暗かったり汚かったり、落書きなどがあってちょっと怖い雰囲気です。
 券売機の使い方がわからない時や、ホームがあっているのか不安な時、駅員に尋ねられなく不便でした。明らかに旅行者ではないと思われる人を見つけて尋ねましたが、皆さん、親切に教えてくれました。感謝!
 もしかして、尋ねられ慣れている? と、思うぐらい、ドイツ電車の切符を買うの面倒。旅行者に優しくない。でも、電車を利用するドイツ在住(と思われる)の人、優しい。
 日本だと金額がわからなくてもとりあえず最小金額の切符を買って、後払いってこともできる。でも改札のないドイツだと、とりあえず電車に乗って気に入った駅で降りる、なんて気ままなことができないんですよね。最初から行先を決めなければならない。とても不便。(一日券などを買えばできます)。
 改札、万歳! 改札、LOVE! 改札、すごい!

ドイツ国内を電車で移動するなら、このアプリ便利!

DB Navigator
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 ドイツ鉄道公式アプリ。日本語はありませんが、英語表記に変えることはできます。出発駅、到着駅を入力すると、検索できるだけでなく、そのまま切符を買うこともできるし(クレジットカードや電子マネー)、プラットホームの番号、経過駅までわかるので本当に便利。購入できるのはIC、ICEなどの長距離電車。日本の新幹線みたいなものです。在来線は検索はできますが、アプリからの購入はできません。
 長距離電車に乗る時には、本当に助かるんですよ。
 日本の新幹線だと、指定席、自由席が車両で分かれているじゃないですか。ドイツの電車は車両で分かれていないんです。席の上に、駅名が書いてあったら、その駅から誰かが予約を入れているってことです。
 東海道新幹線で東京から京都まで行くのを例にすると、名古屋と書いている席は、名古屋に着いたら誰かが来るので席を譲らなくてはならないのです。大阪と書いている席なら京都までずっと座っていけます。
 名古屋と大阪なら、大阪の席を選びたいですよね。
 このアプリがあれば、その席の予約駅が自分の目的地前か後か簡単に検索できるんです。もちろん席予約金払う方には関係ない話です。安く、コスパのいい旅をしたい方には必須のアプリです。

 長々と書いてきましたが、要約すると、つまり
 ドイツ鉄道、面倒くさい!
 だから、Suicaみたいな便利なカードも作れないんだろうなぁ。
 でも、ドイツ社会は便利さとか、求めていないんですよね、たぶん。ヨーロッパってそんな感じ。
 都会でも24時間のコンビニないし、ビールは基本瓶で重いし、五つ星ホテルでもマルチコンセントじゃないし、ウォッシュレットトイレないし。
 先進国だけど、いい意味でも悪い意味でも田舎っぽい。そこにホっとすることもあれば、イラっとすることもある。そんな非日常が、楽しいんだよね。これぞ、旅の醍醐味。ってことで(^_^)/~~~


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