太陽に負けじと自分の体を燃やし 夏の終わりを世界中に告げています。
太陽が西の空を
茜色に染めながら沈んで行きます。
今日いちにちの終わりに
精一杯の贈り物を届けてくれます。
その茜色に呼応するかの様に
鶏頭の燃える赤色の道が重なり
太陽と対話している様にも見えます。
鶏頭はひと夏を惜しむ様に
太陽に負けじと自分の体を燃やし
夏の終わりを世界中に告げています。
鶏頭が真夏に咲く頃は
茎も葉も花も 勢い良く天を突く様に伸びて
真赤な花を咲かせていましたが
夏の終わりが近づくと花のあざやかさは
色褪せていきます。
しかし花の付け根には
すでに黒い小さな粒がぎっしりと実り
次の命の素を携えて
生きているのがわかります。
作者も又 残りの人生を意識される年令になって
来たのかもしれません。
職業柄たくさんの若人を育成し
社会へと送り出した実績は
次の世代がりっぱに花を咲かせる素を
創り上げて来たのだと思います。
太陽も鶏頭もそして作者も
一生懸命に生きている姿に感動します。
絵画講師 若林 薫 評
若林 薫 アクリル画作品展のご案内
大人の絵本の為の原画展
2023/3/8 (水)~ 3/13(月)
11:00am~18:00pm(初日1:00pm~最終日5:00pm)
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