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モンゴルへ一人旅・・・

生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを話し合う時間を
設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。           若林 薫



モンゴルの親子  SM(22.7×15.8)㎝  アクリル画  MKさん


モンゴルの大草原に、夕暮れのひとときが訪れ
一日の仕事を終えた父親が我が子へ
乗馬の仕方を教えている姿をとらえた
なんとも微笑ましい瞬間です。
 
作者は昨年少し長目の休暇を取ってモンゴルへ一人旅をしました。
飛行機でウランバートルへ飛び
陸路を乗り物を乗り継ぎ目的地に到着しました。
 
そこで遊牧民と生活を共にし
楽しく伸び伸びと暮らす子供達や家族間の強い絆を見聞きし
その土地の慣習や歴史を体験してきました。
 
帰国してからの作者に少し変化が見られ
心のゆとりを感じ取る事が出来ました。
これも大陸の持つ力なのかも知れません。
 
今回の作品はそうした経験の中で誕生しました。
 
親子の居る緑の大地に点在するパオや山際のかすかな夕焼け雲
そして裸馬に乗る子供の様子がサムホール(15.8×22.7)㎝の
小さな画面に見事に描かれています。
実際に現地を訪れその場の空気を感じて描く絵は
画面の大小にかかわらずリアリティーのある絵になると思います。
  
                   絵画講師 若林薫 評






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