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自然界の厳しい営みを 垣間見る事が出来ます。

一点一点思いを込め 時間を掛け 仕上げている
絵画教室の生徒さんの作品です。
たくさんの方々に紹介したい思いで講評し発表させて頂いています。
展覧会とは違い皆様からの感想等を頂き、今後の制作の大きな励みとなっていると思います。
これからも出来るだけたくさんの作品を紹介していきますので
今後共よろしくお願い申し上げます。          
                        絵画講師 若林 薫


母を待つ   F4号(33.3×24.5)㎝   アクリル画   SKさん


太陽の光が射し込む森の中で
母鳥の帰巣を待つフクロウが居ます。
産毛も抜けきらぬ 
産まれて間もない子供のようです。
足の爪の力も弱く 
枝をしっかりと掴めていない感じです。
ひとりぼっちで一晩中 木の上で母の帰りを待ち続け
さぞかし淋しかった事でしょう。
そして真ん丸く見開いた瞳には
帰って来る母の姿が映っているのだと思います。

夜行性の鳥にとっては夜が明けた
時間帯の行動は苦手なのです。
母鳥も思う様に餌が獲れずに
忙しく飛び廻っていたのでしょう。
それでも疲れた体で子供の待つ巣へ帰らなければなりません。
自然界の厳しい営みを垣間見る事が出来ます。
 
描画に当たって作者は森の緑を克明に描くのではなく
グリーンやイエローオーカーを使用し
モザイク技法で単純化しています。

一方フクロウが止まる枝の樹皮や鳥の羽根は
面相筆を使い丁寧に描いています。
更に産毛うぶげはスポンジ技法を使用する事で
柔らかなリアルな表現になっています。
この表現の対比が画面にリズムを産み
印象に残る作品に仕上がっていると思います。
 
                   絵画講師 若林 薫 評





アトリエ展のお知らせ

アトリエの生徒さん達の展覧会です。
日頃教室で描いている作品の中から展示発表いたします。
様々な技法を駆使し、自分の描きたいと思ったものを発表いたします。
今回は サムホール(22.7×15.8cm)~S20号(72.7×72.7cm)まで
70数点になります。所狭しといった感じになると思いますが、
楽しく笑顔になるような作品達が並びます。どうぞお出かけください。

会期:2023/1/24(火)~1/29(日)10:30am~5:30pm
   (初日 1:30pm~ 最終日 4:00pmまで)
会場:元麻布ギャラリー平塚(東横イン1F)




沢山のスキを頂きありがとうございました。


きしゃこく先生に取り上げて頂きました。ありがとうございました。





「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」


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