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読書感想文[実はあなたもやっている!?ウザい話し方 五百田達成 PHP文庫]

平日会う人達に、引っかかる言い方をする人が数人居るので、疲れている。

1.[~したらいいのに]
頻発されるとそれだけで嫌なんだけど、毎回、不便の解消に相手が楽になる提案ではなく、相手の金銭や時間に負担になることばかりなのでイライラしてしまう。言われた人の気持ちを考えてしまう。
[~さんの小遣いで買ったらいいのに]
それは、会社の経費で買う内容でしょう。

その世界のプロが講義していても、思いついたら、即言ってしまい、時間オーバーを招きとても失礼。近くに居ると胃に来る。



2.[嫌、~]会話の冒頭に必ず言うし、言い換えたり否定するような内容で無くても使う。
自分は特別であなたとは違うと言っているようにも聞こえる。
否定しない別の言葉に変えて欲しい。
この本では[それで言うと]に置き換える提案をしていた。


3.食べている物が軽食すぎて健康上心配になる人に対して
[もっとこういうの食べたら?]
と提案する人がいる。だが、本人は、
[朝か夜に食べているから大丈夫]
と答えている。
本人がそう言っているのだから、その話題はおしまいにして欲しい。
しかし、別の日にもその話をする。何度もしつこい、、。
言っている人がかなり肥満では、説得力も無い。


4.仕事上の話を教わっていたら、何かのきっかけで別の人が加わり、猫の話題になった。
教えてくれていた人の間に入って、猫の写真を見せて延々と説明しだして、会話が中断し、私は離れてしまった。
エネルギーが切れていると、
[今話している所だから、こちらの話が終わるまで待って下さい]
って喉まで出かかっても言えないことがある。今度は言おう。


と言うコミュニケーションのストレスを頭でもやもや考えてしまうので、頭が休日でも休まらないのが問題だ。


この本には、これらの事例が全て載っていたので安心した。こう感じるのは他の人も同じなんだ。ああ良かった。

言う方と言われる方の気持ちや、切り返すか、スルーするかの対処法もあった。

ここから引用
[あなたのためを思って]が相手をうんざりさせるのは、そこにウソがあるからです。
人を注意する動機というのは、えてして利己的なものです。(中略)[そういうコミュニケーションでは、社会人になってから困るよ]などと言ってしまいそうになることがあります。
(中略)こういうときは気をとり直し、意識してまっすぐプレーンに文句を言うようにしています。
[そういうことをされるのは、僕が嫌だからやめてくれ]と。
引用終わり

コンパクトなサイズの本に沢山事例が詰まっていて、自分が無意識にやっていないか点検するのにも使える。
悪い事をしていなくても、嫌われる言い方はある。
注意する人が、
[言い方が悪い]
[ネガティブな言い方は自分が損する]
って言うことがある。
[注意する相手を傷つけたくないフィルター]
がかかっていて何がまずかったか伝わらない。

具体的な台詞ややりとりで説明されるのがいちばん分かりやすい。
小学生からの成長過程で学びたかった事がそこにはあった。
知っていれば、友達が急に離れたり職場で浮くこともかなり防げたと思う。


実用的な良い本であった。




















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