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パルコール嬬恋から冬の四阿山へ / 群馬県嬬恋村

まっしろの雪。
それは雪なし県民の永遠の憧れ(わたしは香川県出身です)。
どうせ寒いのを我慢するなら、見たことがない景色を見てみたい。
最近はもっぱら雪のある場所ばかりを選んで、夫に連れて行ってもらっています。

そんなわけで2月初旬の大雪、町にもたっぷりの雪が降ったあと。
これだけ降ったなら山にも雪が増えていることだろうと思ってひさしぶりに冬の四阿山へ行ってきました。

前回の記録はこちら▼

今回も前回同様、頂上を目指すわけではなくて。
目的はとにかく白と青の世界をお腹いっぱいになるまで堪能したい、ただそれだけ。
うさぎになったつもりで野を駆け回り、ふわふわの雪に足を沈めながら歩く。そんな非日常を体験するための旅です。


出発地はパルコール嬬恋リゾート。群馬県嬬恋村のスキーリゾートです。
まず往復のゴンドラチケット(2700円)を購入し、ゴンドラへ。
揺られること約10分、銀世界が広がります。

浅間山の姿も

この日は晴天で空が近い!青い!
めちゃくちゃ眩しいので裸眼で景色を見るのは至難の業だけど、どうにか裸眼でもそのコントラストを見てみたい。
とはいえ危ないのでちょびっとだけ。

雪がくっついている


スノーシューを装着し、ゲレンデから外れて森の中に入っていきます。

Walking in a winter wonderland♪のはじまり
うさぎの運動会

人間の足跡はひとつもなくて、あるのはうさぎの足跡だけっていう不思議の国のアリスを地で行くこの状況。
なんなの、ファンタジーなの?
しかもめちゃくちゃ大きい足。
どんなサイズの野うさぎなのか興味があるけれど、その姿を捉えることは容易ではなく……。
こんな可愛い雪原に足を踏み入れるのはもったいない気もしなくもない。(でも進みます)

カリフラワーみたいな木がたくさん!

影になる北側は雪がもりもりついていて、とってもきれいです。
そうそう、わたしはこれが見たかった……!

背の高い木々の間を進む

人間がいると周りの木の高さがよくわかります。
夏は熊笹や木々が生い茂り、足を踏み入れられない場所でも、雪が降れば歩くことができる。
よく考えてみれば、雪が降るからこそ行けない場所が増えるのだと思っていたけど、決してそうではないってことを長野に来てから知りました。
なんせ香川に住んでいた頃は、自分がこんな雪山に行くことになろうとは微塵も考えていなかったので。
夫と結婚していなければ、一生来ることがなかったであろう場所、それが山。


冬に咲く花のよう

空を見上げると青。溶けはじめてはいるけれど、枝にくっついた雪がお花みたいに見えます。
白と青ってなんでこんなにきれいなんだろう。

大きな木に囲まれて
スノーモンスター?

しばらく歩いたところでランチを取ることにしました。
足跡のない雪原をちょっと削って座る場所を作り、マットを敷いて軽食を取ります。

誰もいない

わたしたちが山に行く時によく持っていくおやつ、立正堂の純米せんべいをいただきます。
塩味しかしないシンプルなおせんべいなんだけどこれがクセになるウマさ!(みんな知ってる?)

おお心の友よ、純米せんべい

そしてセブンイレブンのメープル&マーガリンパケーキをもぐもぐ。
山だから許される(かどうかは知らない)ジャンクな甘さは背徳感たっぷり。

どら焼きのように見えますがパンケーキです


自然が生み出す造形美を眺めることも山の醍醐味ですよね。
雪と風、太陽がつくる自然のオブジェ。
ひとつとして同じ形はないし、永遠にもつづかない。今だけの芸術作品たちです。

風が強い場所
もりもり
カリフラワーいっぱい


見上げることもわすれない



今年は小雪の冬でなかなか雪遊びができずにいましたが、2月に入りようやく本格的な雪遊びをしたような……。
久しぶりの四阿山はやっぱりとても美しくて、感嘆のため息ばかり。
どこを切り取っても絵になるのでしこたま写真を撮りました。

というわけで帰ります


帰りに温泉に寄って冷えた体を温め、ごはんを食べ、ジェラートで再度お腹を冷やし、何をやっているかよくわからなくなりながら帰宅しました。
また来年、この景色と再会できますように!



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