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夫のふるさと、イギリスでやりたいこと

わたしにはどうしても行きたい、というか行かねば、いや、行くべき場所があります。
それは夫が生まれ育った国、イギリスです。

もちろん今の現状でもイギリスに行くことは可能です。
ただ日本に帰国してからが大変。長い隔離生活をしなくてもよくて、海外に行ってきたことへの後ろめたさを感じなくていい時代が来ないと、お互いの仕事のこともあって海外には行けません。休みが何日あっても足りない。


夫の家族はわたしたちの結婚式の際に来日してくれたので、そこで対面できました。
夫の両親だけでなく、夫のきょうだいとその家族(甥と姪も)がみんな来てくれたので、次はわたしたちが行く番だな、と漠然と思っていたら、コロナが世界中を蔓延し早3年目突入。
すっかり元の生活に戻っているイギリスの家族から「今年は帰ってくる?」と尋ねられても、わたしたちは未だ曖昧な返事しか返すことができなくて非常にもどかしい思いをしています。

イギリス人の夫と結婚しておきながら、いまだにイギリスに行ったことがないのは完全にこのパンデミックのせいです。


夫と結婚するずっと前から、イギリスはいつか行きたいと思いつづけていた国のひとつでした。
夫と結婚し、イギリスに行く真っ当な理由ができたにも関わらず、まだ行けない。一体いつになったら行けるのか、イギリスよ。
しかしここで今の状況を悔やんでも仕方がないので、イギリスに行ったら、どこに行って何をしたいのか挙げてみることにします。


夫の実家を満喫する

まずはここ。夫の実家。
夫の実家は築100年くらいの古いおうちです。子供の独立などで家族構成が変わるタイミングなどで、義父が少しずつリフォームしたり、塗り直したりしながら今の形になっていったそう。
スカイプや送ってもらった写真から察するに、広い庭には、春は水仙や藤の花が可憐に咲き、鮮やかな緑が美しい芝生の上には孫が遊ぶためのブランコや、紅茶を飲むためのテーブル&チェアがあります。

クリスマスにはいろんな人から送られてくるクリスマスカードが家中を彩り、窓のクリスマスのデコレーションは外から見てもときめく仕掛け。リビングには大きなクリスマスツリーがどっしり構え、その下にはクリスマスの朝にみんなで一斉に開封するクリスマスプレゼントが重なります。

クリスマスシーズンとグリーンシーズン、どっちがいいか決められないから両方行くしかないです。


コッツウォルズを歩く

コッツウォルズと言えば、大学時代にアルバイトをしていた塾の受付のお姉さんを思い出します。
彼女は結婚して家庭を持ったあとでコッツウォルズに1年間語学留学をした経歴の持ち主で、コッツウォルズがいかに美しい場所かをたくさん聞かせてくれた人。
バイトをしていた2年間のあいだで、同じ大学生のバイト仲間でなくてそのお姉さんといちばん仲良くなったわたしは、まんまとコッツウォルズに想いを馳せるようになりました。

そんな折、義兄がコッツウォルズに引っ越したと夫から聞き、これはもう運命だと思いました。はちみつ色の家々と、イングランドの原風景を満喫したい!
義兄とその奥さんから送られてくる写真にの中には、羊とたわむれる姪、という嘘みたいな構図があって見るたびにクラクラします。


アフタヌーンティーを楽しむ

そこまで甘いものが得意じゃないのに、昨年読んだ古内一絵さんの「最高のアフタヌーンティーの作り方」という小説に影響されて、いつか本場のアフタヌーンティーを楽しみたいと思うようになっています。
まずはこの本のモデルと言われている目白の椿山荘に行くのもありですが、やはりアフタヌーンティーと言えばイギリスでしょう。全部食べられる自信がまるでないけど。

そう思っていた矢先、先日夫の両親からアフタヌーンティーを楽しんでいる冗談みたいな写真が送られてきてひっくり返りました。


いろんなイングリッシュガーデンを訪れる

わたしたちの家から車で30分くらいのところにイングリッシュガーデンの施設があります。わたし的には、行くまでもなく結果は見えていましたが、夫が行きたい行きたいとしつこく言うので渋々行ったのが昨年のこと。
高い入園料に見合わない園内に「イングリッシュガーデンはこんなんじゃない!」と怒る夫。

「イギリスに行ってちゃんとしたイングリッシュガーデンを見よう!」と夫が言うので、ならば連れてっておくれ、という話になっています。
大きなガーデンもいいけれど、個人が手入れしている家庭の庭も見てみたいなあ。


世界一有名な横断歩道アビー・ロードを闊歩する

ロンドンに住んでいた夫に「アビー・ロード行ったことある?」と尋ねたら「うーん。2、3回通ったかな。どうだったかな」という曖昧な答えが返ってきました。
根っからのミーハーのわたしと、そうではない夫とのあいだには埋められない溝があります。ビートルズ曲当てクイズをしたら絶対に夫には勝てないけど、アビーロード行きたい度合いではわたしが絶対勝ってる。

Here Comes The Sunを口づさみながら、ここで写真を撮りたいです。そしてそれをプロフィール写真にするんだ。


ロンドンで友人と待ち合わせする

最近友人の一人が家族でロンドンに引っ越しました。旦那さんの仕事の都合で、向こう3年間はロンドン暮らしだそう。
彼女から「ロンドンで会いたいね」とLINEが来て、さすがに3年のあいだにはこんな窮屈な暮らしは終わっているだろうと踏んで「会おう!」と返事をしました。

高校3年生のときに、アメリカ留学を目指していた彼女と、岡山までTOIECを一緒に受けに行った記憶があります。岡山まで受験しに行ったのはどうしてだったのか、全く思い出せないけれど、帰りにココイチでカレーを食べたことは鮮明に覚えています。

その後有言実行でアメリカの大学に進学した彼女とは、大人になって帰国してからも数えるくらいしか会えていません。もしロンドンで再会できたらそんなうれしいことはないです。


夫の親戚や友人が住むヨーロッパを旅する

イギリスに行ったこともないのにもはやイギリスから出る計画を立てているのですが、イギリスに行ったらイギリスだけじゃもったいないからヨーロッパを旅しようと夫は常々言います。
目的地は、夫の叔母夫婦が住むスペインの海辺の町と、夫がベストマンをつとめた親友が住むスイスです。
どうしよう、休みって何日あればいいの?


今はまだ妄想を膨らますだけ

イギリスでやりたいことは数えきれないくらいたくさんあります。
大英博物館にも行きたいし、パディントンと写真も撮りたい。そりゃバッキンガム宮殿もビッグベンも見たいでしょう。ベイカーストリート駅にも行きたいしハロッズに行った日にゃ興味なくてもテディベアを買っている気がします。

いつか行くその日になったら勢い勇んで飛行機に乗り込めるように、今はただ指折り数えて待つだけ、なのです。


※ 今日のヘッダーの画像は、夫が学生時代にテルフォードで撮影した夜のハイウェイです。

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