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夏の絶景!硫黄岳に登ってきた / 長野県茅野市

先日、南八ヶ岳の硫黄岳へ登ってきました。

前日の夜に思い立って行こうとなり、翌朝4時過ぎに起きて早朝に桜平駐車場に着いたにも関わらず、なんじゃこの車の量は!めちゃくちゃ車がある〜!
とびっくりしたのだけど、連休だから宿泊組が帰っていなかっただけでした。
その日は3連休の最終日だったのです。詰めが甘いとはこのことよ……。

ちなみに駐車場は上中下と3ヶ所あって、当然のごとくいちばん高い位置にある上から埋まっていきます。
下はゲートまで3.5kmあるということで、できるだけ楽して登りたいわたしにとって、そこは何としても避けたい場所。
ヒヤヒヤしましたがギリギリなんとか中に停めることができ、登山をスタートさせました。

今回のルートは
往路:桜平駐車場→夏沢鉱泉→オーレン小屋→夏沢峠→硫黄岳山頂
復路:硫黄岳山頂→赤岩の頭→オーレン小屋→夏沢鉱泉→桜平駐車場
といった日帰り登山。

八ヶ岳ハイキングの序盤は苔の森。

夏の八ヶ岳歩きの魅力はここにありますね。
駐車場にはあんなに車があったけれど、前にも後ろにもあんまり人がいなくて景色を独占。

綺麗すぎて水がないように見える

ゲートから夏沢鉱泉までは30分程度。
次の目的地であるオーレン小屋まで約50分。着いたらおやつを食べると決めて一気に登ります。

オーレン小屋ではたくさんの人が休憩していました。
でっかいバックパックと汚れたトレッキングシューズ、日焼けした顔。
互いのバックパックの重さを確かめて笑い合っている人たち。
これから登る人と帰る人が混在する中で、わたしたちは持参したおやつを食べました。
ああ、休憩って最高や。一生やりたいこと、それは休憩。

まだ序盤やけど

15分くらい休んで、再び森歩き。
朝露に濡れてつやつやの葉っぱたちを見ながらさらに登っていきます。

20分くらい登ると、夏沢峠、ヒュッテ夏沢に到着。
ここは爆裂火口がばっちり見える最初のポイント。

今からここに向かって登るよ

夏沢峠から硫黄岳までは約60分。
さらに登りが続きます。森林限界までもう少し。

ちなみにこの日の写真はiPhoneとCanonのコンデジです。
一眼レフを下げて登るのが不安で、持っていくのはやめたんです。途中で捨てたくなると思ったので。
山用に小さめのミラーレスを買ってもいいよね〜と言いながら何年か過ぎてしまいました。

振り返ると天狗岳


爆裂火口

木々がなくなり、太陽の下で剥き出し。
がれ場を登ります。

わたしたちの前にゆっくりとした一定のペースで登り続ける年配の女性がいました。
今ですら軽々とわたしの体力を抜かしているであろう彼女の足取りを見ていたら、わたしも歳を取ってもこんなふうに山に登れるんだろうか、とふと。
何事もやり続けることが大事なんだなーって毎回山に来たら思うけど、なんせ好きな言葉が休憩のわたしだから……。前途多難すぎる。


さて、いよいよ硫黄岳に登頂です。
どーん!!見よ、この絶景!

横岳、赤岳、阿弥陀岳

登っているときはいつも、なんで登ってるんだろう、そもそもなんで登るって言ったんだろうって思うのですが、地上から決して見ることができない景色を目の当たりにしたとき、来てよかったー!!と思います。
そしてあの稜線を歩いて、次の山にも行ってみたいななんて調子に乗って思ってる自分がいるんですね。不思議なもんで。
でも鎖場とか梯子とかめちゃめちゃ怖いから多分幻想。
高いところも怖いし、しんどいことも嫌い(登山に向かない人)。

横岳に続く稜線
頂上で休憩する人々

ここでなかなかのロング休憩を取って硫黄岳を後にしました。
ザレ場とガレ場でずるっと行ってしまわないように下りは登りよりも慎重に。

下りでいっつも足の親指の腹が痛くなるんです。
靴が合ってない?それとも歩き方が変なのでしょうか。
歩き方は夫によくペンギンと言われますが。(それや)

ひたすら下って下って再び着いたオーレン小屋で長門牧場のアイスクリームを食べました。
食べなきゃやってられん。

ギョリンソウ

森で白いラッパみたいな植物を見つけました。
ギョリンソウと呼ばれる光合成をしない腐生植物だって。だからこんな真っ白なんですね。おもしろ〜!

硫黄岳登山はこんな感じでゆるりと終了しました。
木々がなくなってからは直接じりじりと太陽が照りつけるので暑く感じたけれど、終始爽やかな風が吹いていて気持ちよかったです。
この日下界はめちゃくちゃ暑かった。家に帰ったら家中がサウナでした。

さて次なる冒険は?

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